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2016.05.26

スマホゲームの金字塔「パズドラ」「モンスト」のプレイされる時間帯が微妙に異なる理由

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スマホゲームの金字塔「パズドラ」「モンスト」のプレイされる時間帯が微妙に異なる理由

スマートフォンの普及と共に爆発的に裾野を広げたスマホゲームはいまや10代のスマホ所持者の8割もの人が利用するコンテンツに成長し、開発側からしてみれば、ヒットすれば莫大な収益をもたらす大海原となった。そんなスマホゲームにおいて知らない人はいないというほどの知名度を持つのが「パズドラ」こと「パズル&ドラゴンズ」、そして「モンスト」こと「モンスターストライク」の2つのタイトルだ。

実際にこの2つのタイトルはゲームカテゴリ売上トップランキングの常連で、「Fate/Grand Order」や「グランブルーファンタジー」といった後発タイトルにもその牙城は崩されておらず人気はまだまだ健在だと分かる。

そんなスマホゲームの代名詞とも言える両者だが、ユーザー層にはどのような傾向があるのか、App Ape Analyticsのデータを元に調査してみよう。

よく比較される両者、パズドラとモンストの違い

「パズドラ」も「モンスト」には共通点が多い。

どちらもストーリーや主人公を持たずモンスターを育成して戦闘しクエストに挑むというスタイル、極めれば奥深くはあるがシンプルで分かりやすいルール、世界各国の歴史や神話をモチーフとしたキャラクターが多く登場するところ、またそれらが愛らしくデフォルメされ特有の属性やアビリティを持つこと。そして人気ランキング上位を競い合っているということ。

共通点の多いこの2作だが、それによって巷でもしばしば比較されることが多いようだ。

では「パズドラ」と「モンスト」の違いとはなんだろうか。

人気ゲームゆえ両方プレイしたことがある人にはその違いは明白かもしれないが、簡単に両者の説明をしようと思う。

「パズル&ドラゴンズ」は2012年2月にリリースされたガンホー・オンライン・エンターテイメントを開発元とするアプリで、2016年1月に国内4000万ダウンロードを突破した。カテゴリは「パズルRPG」となっており、画面上に表示される「パズルドロップ」を組み替えて連鎖することで敵を倒してダンジョンクリアを目指す。

「モンスターストライク」は2013年9月にミクシィからリリースされた「アクションRPG」ゲーム。パズドラとはカテゴリが異なり、自機である「モンスターボール」を引っぱりビリヤードの要領で反射させ敵やマルチプレイの味方にぶつけることで攻撃や支援などを行い、敵を倒してクエストクリアを目指す。

簡単にまとめると、じっくり考えるのが「パズドラ」、サッと直感的に操るのが「モンスト」ともいえる。またパズドラはソロプレイが基本なのに対し、モンストは4人までのリアルタイム協力プレイが可能というのは大きな違いだろう。

こうしてみるとカテゴリの違いからしてゲームシステムは大きく異なるが、それらはユーザ層にどのような影響を与えているのだろうか。

ゲームの性質がユーザー層の違いに表れる

demo

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

上がパズドラ、下がモンストの男女年代比を示している。男女比は両者ともにほとんど同じで、メインユーザーが20代男性という点も共通している。
全体的にも同じように見えるが、より若年層に人気なのがモンスト、40代50代にも支持されているのはパズドラという結果になった。

モンストに若年層が多いのはマルチプレイが学校生活に適しているという理由があるだろう。モンストのマルチプレイは位置情報を利用して物理的に身近な友達との協力プレイが可能で、その場で同じゲームを同時に盛り上がれるという楽しみ方ができる。

パズドラは登場からすでに4年半近く経過しておりユーザー層が高齢側に遷移したという背景と、基本的にソロプレイのため自分のペースで続けることができるという点から4、50代にも楽しまれているのではないだろうか。

遊ばれている時間帯にも現れるユーザー層の違い

次の図は時間帯ごとにアプリを起動したユーザーの割合を示すグラフだ。(2016年4月データ)

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Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 時間帯別アクティブ率:一日にアプリを起動したユーザーのうち、各時間帯に起動しているユーザーの割合。平日、休日別で月間の平均値を示しています。

パズドラよりもモンストの方が各時間に起動したユーザーの比率が多く、名実ともにモンストの人気が明らかとなった。
ただしそれはアクティブ率に限った話で、横軸にとった時間帯については年代比と同様大きな差は見られない。

アクティブ率のピークは7時、12時と続いて22時がもっとも高くなっている。7時は起床から通勤通学の間、12時は昼休み、22時は寝る前のひととき――というような、まとまった空き時間がピークとなるのが分かりやすく表れている。

逆にそれらに挟まれた時間帯――8時から11時、13時から17時は急激に下がり、午前1時から5時は当然ながら著しく低い。
そんな中でピークからちょっと経つと遊ぶ人が増えているとしても、授業中にモンストでマルチプレイをしているなんてことはないと信じたいところだ。

これらの他にモンストはパズドラに比べて時間による増減が激しいことも分かる。
このわずかに見られる違いには年代層の生活スタイルのほか、ゲームの性質による影響もあるだろう。

モンストは身近な友人たちとのマルチプレイが売りの一つ。昼休みなどはモンスト仲間で遊ぶという姿も珍しくないとすれば、短い時間に一気にピークを迎えるのも納得できる話だ。さらにモンストはその場に集わなくてもLINEなどを通じて遠隔地の友人とマルチプレイができるので、夜は夜で家にいながらモンスト仲間と盛り上がっているのだろう。

パズルゲームであるパズドラは、ドロップを組み合わせて生む連鎖により攻撃力を高めて戦闘を有利に運ぶことができる。加えてパズルを解いたときの爽快感を求め神経を集中させてパズルに挑みたいという人も少なくない。そのため主に夜間の話ではあるが、アクティブ率は急激に増えたり減ったりするのではなく、14時ころからゆっくりと増えてきて、0時になるまでも穏やかに減少している。

おわりに

初リリースより4年が経過したパズドラと、2年半が経過したモンスト。どちらも最新とはいえないが、各社とも開発に力を入れるカテゴリだけあって隆盛の激しいスマホゲームの中においても長年トップを維持し続けている人気は確かなものだ。

実際にこの二つのタイトルはニンテンドー3DSソフト化したりアーケードゲームになったり、あるいはアニメ化やマンガ化するなど、それまでのソシャゲからは予想だにしなかったことを起こした稀有な例だ。それゆえに今後の動向、そしてユーザーの推移にはますます注目されることだろう。

今回調べて分かったような、ゲームの性質や背景から年代比のちょっとした違いの影響がこうしてプレイ時間帯にも及ぶというのは、「風が吹けば桶屋が儲かる」の諺のようでちょっと面白いかもしれない。

今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

今回の調査データについて

フラー株式会社が提供するApp Ape Analytics(アップエイプアナリティクス)では、アプリを所持するユーザ数、1日にアプリを起動したユーザー数、アプリを所持するユーザーの男女年代比などの情報を複数のアプリで比較することもできます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

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カテゴリー: ゲーム

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