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2016.07.08

キャラクターIP活用で大成功!意外な男性人気も。「さわって!ぐでたま」

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キャラクターIP活用で大成功!意外な男性人気も。「さわって!ぐでたま」

毎日のようにゲームアプリがリリースされる昨今では、まず見えないところですでに勝負が始まっていることをユーザーはあまり知らない。

人気に火が着くのを待てない開発側としてはユーザーを取り込むためにテレビでCMを流すことも有効だが(注1)、それには莫大な金がかかったり、必ずしも費用に見合った効果が得られない場合も考えられる。
(注1:MAUが約4倍、クラッシュフィーバーのTVCM効果を追ってみた。

そこで事前に人気のあるコンテンツを利用することでなるべく博打的な要素を排し、より確実に収益を上げる方法の一つとして、キャラクターIPの活用に注目が集まっている。
IP(Intellectual Property、インテレクチュアル・プロパティ)とは、著作物や商標、意匠や発明といった無形の知的財産のことをいう。

人気タイトルのIPを取得し、ゲームというコンテンツとして売りだして利益を得る。そういったビジネスモデルを多く活用している企業としてはバンダイナムコが有名だろう。

今回はサンリオから「ぐでたま」のIP許諾を取得し好調にユーザー数を増やしているゲーム、「さわって!ぐでたま」を紹介しよう。

ゆるキャラ、ゆるゲー、「さわって!ぐでたま」

gudetama

Note

  • App Storeより引用

「さわって!ぐでたま」はギャザリング株式会社(以下、ギャザリング)および株式会社グッドラックスリー(以下、グッドラックスリー)によるゲームアプリで、2015年12月には100万DLを超え、それから半年たった現在でも順調にユーザー数の伸ばし続けているなどキャラクターIP活用の好例といえるだろう。

開発はTVアニメ「ぐでたま」や「ぷちます!」の制作実績のあるギャザリングがIP関連を担当、「福岡から世界No.1スマートフォンキャラクター会社へ」を標榜するグッドラックスリーがアプリ開発を担当する。

ゲームとしてはバリエーション豊富な200種類以上の「ぐでたま」たちを集めることを目的としており、鍋やフライパンといった調理器具、レシピ、調理時間といった要素で出現する種類が変化する。調理はそれらの要素を選んで放置するだけなので、キャラ同様、ゲームとしてもゆる~く楽しめる。

放置し過ぎると焦げて「失敗」してしまうのだが、「失敗」することで入手できるものもいたりして、どこまでもゆるい。一昔前に流行った「なめこ栽培」や「ねこあつめ」と同様の、「派手さはないけれど集めるのが楽しい」というような趣のあるゲームだ。

「さわって!ぐでたま」のユーザー層を分析

「ぐでたま」を生み出したサンリオといえばハローキティやマイメロディといった女性に人気のコンテンツが多いが、その中で異色ともいえる「ぐでたま」を利用したゲームとしては、どのような層に人気なのだろうか。

demo

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

男女年代比を見ると、男性が約42%と意外にも男性に人気があることが分かる。
年代としては20代に人気なのが男女ともに共通しており、逆に10代の人気は40代と同等と低く、最近の派手な演出や美麗なグラフィックを売りとするゲームと対比するような結果となった。次にMAU遷移を見てみよう。

mau

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

月間アクティブユーザー数は右肩上がりを続けている。100万DLを突破した12月からは微増といった具合だが、5月になってから急激にMAUが増えた。

詳しい理由は定かではないが、おそらく7月に映画公開される「シン・ゴジラ」との異色のコラボが話題を呼んだためと思われる。ぐでっと脱力キャラになってしまったゴジラ、キングギドラ、モスラといった怪獣たちも新鮮だ。
映画公開記念、ぐでたまとゴジラの異色コラボ!(サンリオ公式HPより)

そして「さわって!ぐでたま」をプレイするユーザーは他にどのようなアプリを利用しているのだろうか。最後に同時所持アプリを見てみよう。

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Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ

全体的に暇つぶしに最適な、短時間あるいはまったりとしたゲームが好まれていることが分かる。男女年代比で触れたとおり、派手な演出や美麗なグラフィックを売りとするゲームは少なく、全体的にはシンプルなゲームが多い。

同時所持アプリには含まれていないが、6月3日にパワーアップしたぐでたまゲーム「さわって!ぐでたま ~しょうゆましまし~」がリリースされた。
こちらも同様のゲーム性に、新作ぐでたま、「お部屋」や「かくれんぼ」といった機能を追加し、リリースより3日で20万DLを達成している。

終わりに

キャラクターIPは事前に人気のあるコンテンツを利用するという点において、ゼロから企画するよりも話題性においてアドバンテージが非常に大きい。

プレイされる前にまず見てもらうという裏側の戦いにおいて既知であるか否かというのは大きな要因であり、それゆえに大作ゲームは苦心してテレビCMを放映している。

もちろんIP利用はメリットばかりではなく、たとえばキャラクターに似合わないゲーム性だったり、不用意なオリジナル要素を加えて失敗するような例もある。

また、IP利用のリスクの小ささばかり持て囃されて、今日では新作IPが減少傾向にあるというのは事実だ。とはいえユーザーとしては好きなキャラが動いてしゃべる姿を見るのは楽しいもので、それが無料でプレイできるとなればついついインストールしてしまうのは人情というものだ。著作権所有者としても開発者としてもローリスク・ハイリターンとなれば注目されるのは必然ともいえるだろう。

いまこそ将来、古今東西さまざまなキャラがゲーム化する前夜なのかもしれない。

今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください。

今回の調査データについて

フラー株式会社が提供するApp Ape Analytics(アップエイプアナリティクス)では、アプリを所持するユーザ数、1日にアプリを起動したユーザー数、アプリを所持するユーザーの男女年代比などの情報を複数のアプリで比較することもできます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

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カテゴリー: ゲーム

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