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2016.08.17

10代女子に人気の音楽投稿アプリ「nana」、人気の秘訣は15言語に対応したローカライズ

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10代女子に人気の音楽投稿アプリ「nana」、人気の秘訣は15言語に対応したローカライズ

PCやスマートフォン、そしてインターネットの普及や機材の低価格化などが進み、誰でも簡単に音楽制作が可能になっている2016年。

かつてはMyspaceに始まり、今ではSound Cloudやbandcampといった音楽投稿サービスがプロ・アマチュア問わず、多くの音楽好きに利用されています。
そしてここに来て、「nana」(ナナ)という新たな音楽投稿サービス・アプリの国内での人気が急上昇しています。


今回は、「nana」とは一体どんなサービスなのか。そしてどのようなユーザーたちが利用しているのかを分析していきます。

「nana」とは

nana

Note

  • Google Playより引用

「nana」とは、株式会社 nana musicが運営する音楽投稿サービスのアプリ。動画サイトで流行している「歌ってみた」や「演奏してみた」などのように、一般ユーザーが自分の歌や演奏を録音して投稿・配信できるのが特徴です。

それに加えて録音機材などは一切必要なく、アプリを開いてスマートフォンのマイクに向かって音を直接録音できます。これを簡単に加工してアップロードするだけでOK。この手軽さが多くの人に受け入れられているようです。


さらには、他のユーザーの投稿に自分の歌や演奏を重ねることができる「コラボ機能」などもあり、ユーザー同士の音楽を通じた交流が可能になっているのも、大きなポイントです。

その他、詳しい使い方についてはこちらの記事を参照(ドーラ)

http://do-ra.org/2016/04/28/40415/

ユーザー同士で結婚!? リアルにまで広がるnanaの影響力

毎日5万曲もの投稿がされているという「nana」ですが、そのユーザーたちの活動ぶりは、リアルの世界まで飛び出してきています。

ユーザー同士が交流しやすい「nana」では、コラボを続けていくうちに、そのユーザーたちが集まってグループを結成してライブ活動を行い始めたり、ユーザー参加型ライブイベントが開催されるなど、リアルへの影響力が強くなっています。

さらに、仲良くなった男女のユーザーが結婚(!!)するということまで起こっています。

「リアルでコーラスグループ結成 ユーザー同士で結婚も」(IT media)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/29/news056_2.html

「nana」のユーザー層をデータから分析

それでは、「nana」のユーザー層をApp Apeの最新データを用いて分析していきましょう。まずは、男女年代比をご覧ください。

demo

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

メインユーザーとなっているのは10代・20代の男女。特に10代女性(女子高校生)からのユーザーが突出して多くなっていることが分かります。

アプリのデザインを見ても、ピンク系のカラーで統一されており、女性向けの雰囲気が強く感じられることから、ある程度納得できる結果でしょう。


また「nana」は、デジタルネイティブ世代と言われる現代の若者、なかでもニコニコ動画などで「歌ってみた」系の動画を楽しんでいる人にとっては、とても馴染みやすいアプリであり、使い方の手軽さも要因と考えられるでしょう。

細かく見ていくと、10代では男女の比率が女性に偏っているのに対し、20代男女の比率はほぼ半々。これは、「高校生」というある意味特殊なユーザー像が影響しているではと予想されます。


女子高校生はアプリを通じて様々なことに興味を持つのに対し、男子高校生は“軽音楽部”にでも入部しない限り、(演者側として)音楽に興味を持つことは少ないのかもしれません。

しかし20代になると、高校生時よりも生活の幅が広がっていくので、こうした音楽投稿に興味が湧く男性が増えて、このような男女比率になっているのではと分析します。

右肩上がりのユーザー数。その要因は?

次に、「nana」アプリの所持ユーザー数を見ていきましょう。

users

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 推定所持ユーザー:そのアプリの対象期間におけるApp Apeのパネルユーザーのうち、そのアプリを月末時点で所持しているユーザーの割合 × 日本のAndroid利用者数(3,240万人)

2015年10月ごろを底にして、以降は現在まで右肩上がりでユーザー数を伸ばしてきています。1年で約2倍にユーザーを増やしています。これはなぜでしょうか?
その理由の裏には、丁寧なASO(アプリストア上の検索対策)の施策があったようです。

こちらの記事(アプリマーケティング研究所)を参照すると、海外ユーザー向けに15言語のローカライズに対応していたり、アプリのキャッチフレーズの作り方を変えたりして、グッとユーザー数を伸ばしたようです。

さらにTwitterへのシェアにおいても、ユーザー名やコラボユーザーを画像にして表示させることで、流入を増やすことに成功しています。

他にもリアルイベントや、アプリ内のコンテスト、有名アーティストとのコラボレーションなど、様々な施策が功を奏していることも、頭に入れておいたほうが良さそうです。

まとめ- ユーザーの気持ちに沿ったサービス作り –

「nana」は、他の音楽投稿サービスよりもユーザーが自由に活動できることが最大のポイントです。そのためには、「まずはとにかくユーザーに楽しんでもらえる場づくりを進めたい」という運営側の想いが強くあるからこそでしょう(参照:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/29/news056_3.html)。

急速な収益化よりも、まずはユーザーが楽しめるように努力する。そうすることで、リアルなイベントにまで発展したりと、ユーザーたちがのびのびとサービスを楽しめているようです。「nana」の人気の秘密は、まさにそこに集約されていると言って良いでしょう。

今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

今回の調査データについて

フラー株式会社が提供するApp Ape Analytics(アップエイプアナリティクス)では、アプリを所持するユーザ数、1日にアプリを起動したユーザー数、アプリを所持するユーザーの男女年代比などの情報を複数のアプリで比較することもできます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

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