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「MAU・DAUトレンドをゲームのみならず様々なジャンルが見れる所が魅力」 – King Japan 枝廣代表 インタビュー –

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「MAU・DAUトレンドをゲームのみならず様々なジャンルが見れる所が魅力」 – King Japan  枝廣代表 インタビュー –

今回はお客様インタビュー第4弾。キャンディークラッシュをはじめとしたカジュアルゲームでユーザーからの人気を広く集める King Japan 枝廣代表(※以下敬称略)へお話を伺って参りました!それでは早速ご覧ください。

ー 本日はよろしくお願いします。

枝廣:よろしくお願いします。

ー はじめに現在担当している業務を教えてください。

枝廣:Kingはグローバルな会社で社員数はおよそ2,000人以上います。オフィスもヨーロッパを拠点にかなり多くあり、我々のタスクとしては大きく3つあります。1つ目はKing Japanとして、日本におけるゲームのストラテジーを立てることです。いつ、どういうタイミングで、どういったゲームを出していくかを決めることがまずひとつあります。

2つ目はコンテンツのローカライズです。基本的にはヨーロッパを中心に開発されたゲームですので、それを日本のマーケットに適切な形でリリースすることをKing Japanでコントロールしています。

3つ目がマーケティングです。テレビCMに代表されるように、デジタルも含めて我々が出しているゲームコンテンツをどういった形でユーザーに知っていただくか、という大きく分けて3つを担当しています。

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ー 開発の拠点としては基本的にヨーロッパが中心となるのでしょうか。

枝廣:そうですね。ヨーロッパを中心に、一部アメリカ、シンガポール等に拠点があります。各拠点ごとに現地採用したスタッフでベストなコンテンツを作るという方針をとっています。

アプリ運用面での意識は「コンテンツバリューの創造」

ー アプリ運用の面で意識されていることはありますでしょうか

枝廣:Kingはずっとカジュアルゲームを中心にやってきたわけですけども、弊社のカンパニーメッセージに“Bite-sized brilliance(一口大の輝き)”、というものがあり、ちょっとした隙間時間にやれるゲームをコアにしています。私たちはそのメッセージを大事にしてきました。

ゲームアイコンの右下にKingのロゴが入っており、ロゴをみてユーザーにはじめて遊んでいただけるようにしています。

Kingのゲームとしてユーザーに選ばれるように、という意識はかなり高いですね。ゲームの名前はさることながら、Kingのゲームという所で遊んでいただくための、会社のコンテンツバリューをしっかり作っていくということを大事にしています。

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ー 会社のコンテンツバリューを高めるためにどのようなことを行うのでしょうか

枝廣:シンプルに言えば「King」の名前を多く出すことですね。ゲームを立ち上げる時にブランド名を出すことであったり、CMの際にも冒頭にKingのロゴを出すことで、認知度を上げプレイヤーの皆さんにKingから出るコンテンツに対して安心感をもってもらうことを意識しています。

ー 御社の認知度が日本で高まってきた実感はございますか?

枝廣:はい、好きな会社であったり好きなゲームのアンケートの中にKingが入ってくることが多いですし、App Ape のデータからもユーザー数が日本のTOPクラスにいるということが示されています。

参考:King がガンホーを逆転(プレスリリース)

最も大事にしている指標はMAU・DAU

ー 数値やデータにもそのような結果が出てきているということですね。素晴らしいです。集客の影響はどのような形で確認していましたでしょうか?

枝廣:我々が一番大事にしてきたのは、とにかくDAU・MAUです。DAUは短期的には非常にバリューがあると思っていて、CMの影響であったり、新しいゲームのリリースがどういった風にユーザーに受け入れられたか、というような使い方です。

MAUはコンテンツといったよりは会社全体としてどの程度の評価をいただいているのかという考え方で捉えていて、King Japanとして達成するべき指標としてMAUを見ています。

一方で、総インストール数という指標には全くというほど意識していません。累計◯◯インストールというような数値は、ゲームがどれだけ遊ばれているかという指標とは全く違うものだと捉えているので、この数値に対する評価はしていません。

ー ゲーム会社さんが◯◯万ダウンロード突破という数値を外に発信しているのは良く目にしますが…。

枝廣:数値としての見栄えは良くなるのですが、例えば1億ダウンロードあってもDAUが1万ですと、コンテンツに対する評価は非常に厳しいと言わざるを得ませんので。そこの視点はしっかりもたないといけないなと思いますね。

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ー なるほど。その通りだと思います。御社の場合複数のカジュアルゲームをリリースされていますが、各アプリで狙いとする特定のターゲット層があってのことなのでしょうか。

枝廣:そうですね。Kingのゲームをいくつか一緒に遊んでいただいて、その重なりを大きくしてKingファンを増やしていく、という方法と、なるべく多くの方にKingのゲームを遊んでいただくという2つの方法を意識しています。コンテンツや遊び方の違いを提示するということは、今までもこれからも課題のひとつですね。

ー Kingさんの場合は、どういった狙いを持って新作ゲームをリリースしていくのでしょうか?

枝廣:カジュアルゲームがコアとして大きくなった会社ですので、Kingを信頼してくれているユーザーさんを裏切らないことを大切にしたいと考えています。その先にある課題としては、いまだKingのゲームに触れたことのないユーザーさんであったりとか、趣向の違うユーザーさんを捕まえにいける方法というのはこれからも解決していきたいと考えています。

導入の決め手は様々なジャンルのMAU・DAUトレンドを見れる点

ー カジュアルゲームを主体としながらも、新たな趣向のユーザーも取り込んでいきたいということですね。App Apeのどのような機能・サービス内容が決め手になりましたでしょうか。

枝廣:私が一番重宝しているのはMAU・DAUトレンドをゲームのみならず様々なジャンルで見れるという所です。Facebook、Twitterをはじめとしたソーシャル・バイラルといった所のトレンドを把握してゲームをどうやって広めていくかを考える時に参考にします。
例えば、LINEのアクティブユーザーはFacebookの約4倍高いです。そうなると単純にユーザーの数だけでなくてどれだけ多くの頻度で使われているか等、参考にします。LINEさんへ広告出稿する際にもそのデータは良い判断材料となりました。

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ー 同業他社のツール導入は検討されましたでしょうか。

枝廣:はい。他社のツールも併用しておりまして、App Ape とデータを掛けあわせて使うことが多いです。売上の分析とMAUとの相関性という形で重宝しています。

ー 他社ツールとApp Apeを比べて良い点はございますか?

枝廣:一番便利に感じているのは画面のカスタマイズ性ですね。好きな情報を上に持ってきたり、調べ物をする際に、今日はこれとこれを調べるのでこの指標を出そう、のような形で使ったりしますね。他社ツールよりインタラクティブ性に優れているツールだと感じています。

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App Ape の社内での使われ方

ー App Ape を会社内部のどのような方々が使っているのでしょうか。

枝廣:私自身が一番使っていますね。韓国のデータが見れるというところで、御社の発表される情報を社内レポートという形で回しています。そういう意味でApp Ape自体の注目度が上がっているという印象を受けますね。私はApp Apeのサービス立ち上げの時から一緒にやらせていただいているので。

ー 弊社黎明期からのお付き合いありがとうございます。 App Apeを導入後、何か改善した実感はありましたでしょうか?

枝廣:はい。弊社でCMを打ったり、新しいタイトルをリリースするような大きな動きがあった時に、周りの会社さんがどのような動きをしていたのか等の動きを見れるようになったことですね。

また同時所持機能でどういったゲームと一緒に遊ばれているのかという所が見れるようになった点も大きいですね。

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また、課題発見できる点も大きいです。例えばMAUは落ちていないのだけれどDAUが落ちているといった場合、つまりそれはデイリーのログインの割合が落ちているということです。ゲームとしてはまだ好きでいてくれるけれど、毎日遊んでくれるモチベーションって何だろう?ということを考えるきっかけになりますね。

ー どのようなアプリをApp Apeで良く調べますか?

枝廣:意外とカジュアルゲームでなくミッドコアのアプリを見ることも多いですね。ランキング上位に多くいるのがミッドコアと呼ばれるゲームなので、どういったゲームがどれくらいのユーザー数のボリュームなのかが気になって見ることがあります。売上のランキングはGoogle Play/App Storeのランキングから見れるので、ユーザーがどれくらい集まるとこれくらいの売上になるのかといった所は興味がありますね。

ー App Apeのどの機能を良く使われますか?

アプリごとにMAU、DAUを良くみますね。DAU/MAUをした数値を他社ゲームと比較して評価することが多いですね。弊社のアプリと比較して、DAU/MAUが同規模なのに売上が高いアプリを見つけてその要因はどこにあるのかを分析したりすることもあります。

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App ApeデータをIR資料にも活用

ー 実際にどのような場面でApp Apeをご活用いただいていますでしょうか。

枝廣:弊社の2015年のIR資料で「日本でユーザー数No.1」という形で御社のデータを用いさせていただきました。

ー 非常に大切な場面でのご利用ありがとうございます。御社の場合複数のアプリをリリースされていますが各アプリの連携はどのように行っていますか?

枝廣:各アプリのTOP画面の右下にKingのアプリをレコメンドするような機能を実装しています。相手になるべく最適なアプリをレコメンドできるような仕組みづくりをしています。これは日本のアプリに関しては日本独自のアルゴリズムでレコメンドしています。

日本と海外のマーケティングの違い

ー 日本でマーケティングを行うことに関して、海外と比べて象徴的なことはございますか?

枝廣:日本と海外ではやり方が全く違いますね。ある調査によると日本のユーザーがアプリをインストールする理由のTOPに「テレビCM」が来るという結果があります。これは海外とは全く違う所です。

ー マーケティング手法としてテレビCMが日本では非常に優先度が高いということですね。それは何故なのでしょうか。

枝廣:日本人は比較的テレビの前にいる時間が長いということと、海外の場合は有料のケーブルテレビが多いのに対して、日本は無料でCMを流すスポンサーからのお金で成り立っているという所が違いますね。海外の場合は自分で選んだチャンネルを有料で見るということに対して、日本は基本的には民放5チャンネルですので、ユーザーを広く集めるという意味でのテレビでのCM効果が高くなります。

ー 御社としてもテレビCMには力を入れているということですね。

枝廣:はい、その通りです。

ー 日本でのローカライズに関して気をつけていることがありますか?

枝廣:テイスト・世界観を大切にしています。このキャラクターはこのように話すなど、最新の注意を払ってローカライズしています。日本独自の正月やゴールデンウィークなど時勢に合わせたコンテンツを配信したりしますね。

ー 最後に今後の御社展望をお聞かせいただけますでしょうか。

枝廣:「Think Globally、 Act Locally(シンク・グローバリー、アクト・ローカリー)」ということを軸に考えています。
いま世界に約4億人のユーザーがいて、その皆さんにずっとKingのファンでいていただける方法を考えています。日本という枠で考えると、App Apeのデータを活用しつつ、他社のゲームから勉強させていただき、それをKing流にカスタマイズしたり、日本で学べることを学んで、グローバルベースでKingという大きな傘の中に持って行きたいなと考えています。

ー 本日は貴重なお話をありがとうございました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。海外に複数拠点をもつKingさんならではの考え方やマーケティング手法など、アプリ担当者にとって非常に参考になるインタビューになったのではないかと思います。自社のみならず他社アプリのMAU・DAUをウォッチしていくことがいかに重要なのかを教えていただきました。

今後Kingさんがどのようにファン層を拡大していくかそのマーケティング手法にも要注目です!

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– 株式会社enish お客様インタビュー –
– 株式会社ラウンドワン お客様インタビュー –
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今回の調査データについて

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カテゴリー: インタビュー

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