x
新しいApp Ape デビュー、効率の良いアプリ分析を美しいダッシュボードで

ここでしか見れない、アプリ市場の調査結果をお届け。

「ものづくりをされている方がminneを通して活躍できるような世界に」GMOペパボ-minneチームインタビュー-

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「ものづくりをされている方がminneを通して活躍できるような世界に」GMOペパボ-minneチームインタビュー-

今回は国内最大のハンドメイドマーケットminne(ミンネ)を運営するGMOペパボへお伺いし、minneのアプリ開発理由やマーケティング手法、今後の展開まで幅広く伺って参りました!それでは早速ご覧ください。

ー よろしくお願いします。現在の担当業務を教えてください。

山本:「minne」開発チームのマネージャーを担当しています。「minne」は最初はWebサービスからはじまりましたが、現在はiOS/Android共にリリースしていますので、Web・アプリ両方の機能開発・運営をメインで担当しています。

1

ー 開発チームは何名くらいで構成されているのでしょうか。

山本:現在約30名くらいです。弊社としても注力している事業なので、人数を厚めに配置しています。

ー 川口様の担当業務を教えてください。

川口:私は、予算の管理や、マーケティング、サポート部分を担当しています。Web広告や、「minne」チーム外にプロモーションチームがあるので、そこと連携して、テレビCMやオフラインイベント等、オンライン・オフライン問わずマーケティングを担当しています。

2

ユーザーのデバイスの変化に合わせてアプリ対応

ー Webからサービスを始められたということですが、アプリを導入した経緯を教えてください。

山本:2012年1月にWebのサービスとして「minne」をスタートしました。同年10月にアプリをリリースしました。アプリのリリースは早めに対応をはじめて、iOSは2012年10月、Androidは2013年11月にリリースしました。

その理由としましては、サイトに訪れるデバイスの比率がどんどんモバイルに移っていくのに対応するためと、作家がアプリで作品を販売する方が使いやすく、より良い体験を提供できるだろうという考えがあって作家さん向けアプリをリリースしました。

ー 現在は購入者側向けのアプリになっているように思えますが、当初作家さん向けにしたのはどのような理由からでしょうか?

山本:「minne」はCtoC のマーケットプレイスなので、「minne」が何かを仕入れたり販売するわけではありません。作家さんが居て初めて成り立つマーケットなので、いかに作家さんにつかっていただけるか、出品を増やすとかいう所を考え、まずは作家さんの利便性を上げることに注力しました。

ー なるほど、作家さんの利便性を上げることで「minne」のマーケット自体を盛り上げるという考えからなのですね。現在は購入者も利用しやすいようなアプリへ移行していった理由もお聞かせいただけますか?

山本:購入の場がパソコンから、どんどんモバイルのWebブラウザに移っていったのが理由ですね。お客様の購入体験もアプリの方がより良いものを提供できるだろうという理由から購入者向けにシフトしていきました。またアプリにした方が、PUSH機能など獲得したユーザーと接点を継続しやすいという点があります。

川口:単純に、Webのブックマークよりアプリとしてホーム画面にある、という所も大きいですね。

minneアプリの集客の工夫とは

ー 御社のサービスの場合は、作品数、作家さんを増やすこと・購入者を増やすこと、の2点あると思いますが、アプリをリリースされてから、集客の部分で苦労されたことはありますでしょうか?

山本:作家さんを増やすことに関しては、順調に数を伸ばすことができ2014年に競合のCtoCハンドメイドマーケットの中で作家数、作品数がNo.1になることができました。その反面、アプリのダウンロード数が順調に伸びていないこという課題がありました。

ー その課題を解決するためにどのようなことをされたのでしょうか?

川口:プロモーションを強化するためにWeb広告・TVCMを実施しました。

ー どのプロモーションが効果的でしたでしょうか?

川口:最初の頃はソーシャルの媒体の広告の効果が大きく、その後TVCMを含めてテレビでの露出の効果を感じられました。「minne」のオフラインのイベントのテレビ放映もしました。その効果もあって認知度が上がりダウンロード数も増えていきました。

ー 川口様のオンライン・オフラインでのマーケティングの考え方を教えてください。

川口:オンラインマーケティングに関していうと、ダウンロードに直結しやすいという利点がありますね。ハンドメイドのマーケットというのはニッチになるので、オフラインでは対面販売イベントを開催し実際に作品を手にとって、作家さんとお話しをしながらお買いものいただくことによって、作家さんや作品のファンになっていただき「minne」に来てもらうというという意味でも、対面販売イベントの開催は大事だとおもっています。

「minne」の認知度を上げるための施策が対面販売イベント、ダウンロードを獲得するための施策がWeb広告になりますね。テレビCMは認知拡大、かつダウンロードにも繋がります。

3

アプリ運営に設定したKPIとは

ー  アプリを運営するにあたって設定したKPIはございますでしょうか。

川口:アプリだけで考えるとダウンロード数になりますが、サービス全体で考えると作品数、作家数をKPIとして見ています。

ー 売上もKPIに含まれますか?

川口:はい、最終的には売上も見ていますが、現段階ではマーケットを拡げていくという観点からは買い手と売り手の数を増やすことに対しての重要度が高いです。最終的にはAmazonさんや楽天さんのようなECマーケット規模を目指しているのでハンドメイドだから、というのではなく、通常のお買いもの先として「minne」を選んでもらえるようにマーケットを成長させていきたいです。

ー ユーザー(主に作家さん)を継続させるためにどのような施策をとっていますでしょうか?

山本:「minne」には現在440万点を越える作品が掲載されています。作品が増えることで、マーケットを訪れた人が作品との出会いの確率が減る問題があります。

そうなると作家さんの作品が「minne」に出品したのに売れなかったり、作品が目についていないのではないかと不安になってしまうケースがあります。その問題を解決するために、作家さんの作品に「イイね!」がついた時に、作家さんに向けてポップアップで特別な通知をするようにしています。

作家さんのモチベーションを維持するために、作家さんへのリアクションがあった時に”おめでとう”という気持ちをしっかりと伝えるように意識しています。商品が売れるまでのハードルは高いので、その手前の段階で作家さんの気持ちを盛り上げるような仕組み作りを意識しています。

ー 数値的な改善は見られたりしましたか?

山本:定量化しづらい部分ではありますが、ソーシャルメディア上での作家さんの「喜びの声」を指標としているのですが、発言の数は増えてきていますね。

作品との出会いを演出する所にはソーシャルメディアを活用しています。
スタッフは日々作品を見ていますので、他の方にも伝えたい作品を、ソーシャル上で発信しています。

Note

  • minne公式Twitter。日々作品の情報が更新されている。

minneのCtoCサービスとしての特徴

ー 御社のアプリの特徴的な機能について教えてください。

山本:今年に入って決済部分の強化を行っています。ユーザーニーズの高いものから対応していきました。先日、Apple Payの開始に合わせて、国内のローンチパートナーとしてCtoCマーケットでは初めて選んでいただきました。
お買いものをすること自体が購入体験の一部だと思っているので、お買いもののしやすさは他アプリとは違うと思います。

ー 先ほどからお話を伺っていると「ユーザー体験」を非常に重要視しているように思えます。

川口:そうですね。サービス全体を一貫してシンプルにすることを目指しています。
購入まわりでも、2016年10月にユーザーの利便性を上げるために以前は購入の際、ユーザー登録を必須としていたのですが、ゲストで購入できるように変更しました。

普通にものを探せて、ものを買えるようにちゃんと作り込む
所に重点を置いています。
作家さんはインターネットが苦手な方が多いので、ネット上で販売するにあたってなるべく簡単にシンプルにはじめられるという所に重点を置いています。作品を販売するにあたっての機能もシンプルなのが特徴のひとつですね。

7

ー なるほど。いままでどうやってネット上で販売をしていいか分からない人の悩みを解決することになりますね。

山本:そうですね。まるでブログを書くように簡単な操作だけでオンライン上で販売ができる、というのが「minne」のサービス開始当初からこだわっている部分です。

作家さんは、作品が売れれば売れるほど、配送やメッセージのやりとりが発生して作品制作の時間が奪われていくんですね。「minne」を使っていただくことでなるべくそこの負担を減らして、作家さんは作品制作の時間を最大化できれば、と考えています。

ー クリエイターのことを考えたサービスということが良く分かります。どのようなユーザー層の方がminneを使われていますか?

川口:販売者、購入者ともに年代層は20-40代女性のユーザーが多いですね。

ー どのような部分でマネタイズを行っていますか

山本:作品が売れた時に販売金額の10%(税抜き)が販売手数料になります。

売り手(作家)を増やすための工夫

ー 作家さんを増やすためにどのような工夫をしていますか?

川口:作家さんを支援する取り組みとして、現在世田谷と神戸にアトリエを開設し、さまざまな勉強会やサポート・アドバイスをさせていただいております。また各地方のイベントに行って、勉強会を開催して、その地域の方にも使っていただけるような取り組みをしています。

ー オフラインイベントにもかなり力を入れているのですね。逆に購入者を増やすための工夫はどのようなものがありますか?

川口:今年6月に 「minne mag」 というWEBマガジンをスタートしました。ハンドメイドを取り入れた生活をテーマに記事を更新しています。また企業さんとのコラボを積極的に行っています。
最近ではファッション雑誌「装苑」と「minne」のクリエイターズコラボを実施中です。
https://minne.com/topics/soen

soen-colabo

Note

  • 【minne×装苑】クリエイターズコラボページより引用

また年に1回ハンドメイド大賞というものを作家さん向けに実施しています。様々なテーマで部門を設けているのですが、第一回の大賞受賞作家さんは、ハンドメイド大賞受賞後に、本を出版して手芸業界では異例の売上になっています。

ー 作家さんのやる気にも繋がる良い企画ですね。作家さんにとっても買い手にとってもWin-Winな関係が築けているminneは素晴らしいサービスだと感じます。

Webにはないスマートフォンアプリの利点とは

ー アプリの利点について教えていただけますでしょうか。

山本:先程も申しましたが、プッシュ通知に利点を感じています。ハンドメイド作品は在庫が少ないので、もしその作品が売り切れてた場合に、お気に入りに入れておいたユーザーさんに対して再販されたタイミングで通知を送るようにしています。

欲しいというユーザーの気持ちを汲み取って、ユーザーに再度minneに訪れてもらうよう促しています。
意味のないPUSH通知は送りたくないので今後もユーザーの欲しいであろう情報を意識して送るようにしていきたいと思っています。

ー 今後追加を予定されている機能はありますか?

山本:ユーザーさんと作品の出会いを増やせるような仕組み・機能を予定しています。

ー 弊社の提供するアプリ分析サービス App Ape Analyticsで「minne」を調べると同時所持アプリに「Creema(クリーマ)」、「FRILL」がでてきます。このアプリと比べて御社のアプリが最もユーザー数を集めています。その理由は何故だと思いますか?

douji

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ

山本:マーケットのサイズが最も大きいからではないでしょうか。作品数が多いのでユーザーさんの欲しいものが見つかる、という点でご支持いただけているのだと思います。

ー今後の「minne」のサービスの展望を教えてください。

山本:年間流通額100億円を目指して現在動いています。
ものづくりをされている人はたくさんいらっしゃるのでそういう方が「minne」を通して活躍できるような世界にしていければと考えています。人材に関しましては、現在エンジニアやデザイナーなど多職種募集をおこなっております。

詳細はこちら→https://pepabo.com/recruit/ 

ー 本日は貴重なお話をありがとうございました。

おわりに

いかがでしたでしょうか。Webだけでなく作家さんを増やすためのオフラインイベントにも非常に力を入れている所が印象的でした。お忙しい所たくさんの貴重なお話をいただいた川口様、山本様改めて本当にありがとうございました!
最後にminneオフィスにディスプレイされている素敵な作品集をご覧ください。今後も更に成長を続けるハンドメイドマーケットminneに期待です!

8

保存

今回の調査データについて

フラー株式会社が提供するApp Ape Analytics(アップエイプアナリティクス)では、アプリを所持するユーザ数、1日にアプリを起動したユーザー数、アプリを所持するユーザーの男女年代比などの情報を複数のアプリで比較することもできます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

App Ape Analytics Youtube

app ape analytics

App Ape へのお問い合わせや商談依頼、質問等はこちら

service@appa.pe

ライター:

カテゴリー: インタビュー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加