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「君の名は。」効果でダウンロードが4倍に。- 株式会社エニセンス インタビュー-

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「君の名は。」効果でダウンロードが4倍に。- 株式会社エニセンス インタビュー-

今回は福岡を拠点に「My日記」をはじめとした、my Appシリーズを展開し女性を中心に人気を集めている株式会社エニセンスさまへインタビューを実施して参りました!お話を伺ったのは熊谷代表と、広報を担当される佐藤様(※以下敬称略)です。それでは早速ご覧ください。

ー 本日はよろしくお願いします。まずは、担当されている業務範囲を教えてください。

熊谷:社長業ですね。笑 主に採用・営業・マーケティングリサーチが担当範囲になります。

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佐藤:私は、主に広報・人事を担当しております。

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ー 「My 日記」は最初からスマートフォンアプリからはじまったとのことですが、Webサイトでは無く、スマートフォンアプリという形でサービスをスタートした理由を教えてください。

熊谷:2年半前くらいにはじまったサービスですが、WebですとSEO的に上位表示に力を入れなくてはいけないのですが、アプリの場合は競合他社のアプリが今よりも少ない状況でしたので、「日記」というキーワードで参入して戦えると思いアプリでサービスインしました。
もうひとつの理由として、グローバル展開(まずはアジア展開)を計画していたので、アジア圏で約8割のシェアのあるAndroidから先行してリリースしたという経緯があります。

ー iOSをリリースされたのはいつ頃になりますか?

熊谷:2015年の9月になりますね。Androidリリースから約1年後になります。

My日記のグローバル展開について

ー 現在の「My日記」のグローバル展開の状況を教えていただけますでしょうか。

熊谷:約1年ほど前から現在弊社のスタッフをタイに派遣してマーケットリサーチをしていました。現場では親日の国、台湾、タイに対してはダウンロードページを最適化して展開しています。ダウンロード数的にもこの2国が多いです。

ー 今後のグローバル展開の計画をお聞かせいただけますでしょうか。

熊谷:まずは国内でしっかりとユーザーを確保した上で、「日記」という文化は日本独特な文化だったりするので、それをどう海外にローカライズして「日記文化」をどうやって形成するかという所を各エリアごとにローカライズしていこうと思っています。

ー タイ・台湾でどういった理由でダウンロードされてるかお分かりになりますか?プロモーションは実施しているのでしょうか。

熊谷:かわいいデザインが好まれているのかもしれませんね。基本的には国内・国外含めマーケティングはノンプロモーションです。「日記」というキーワードでASOを自社でひたすらグロースハックして成長してきました。

ー ノンプロモーションでユーザーを増やせているのは素晴らしいですね。

佐藤:非言語対応しているのも、グローバル展開できるひとつの理由だと思われます。日記を”書く”ボタンもアイコンで知らせるようにしています。

My日記がユーザーに愛される理由とは?

ー 実際にアプリを運用されて、集客の面で苦労されたことはありますか?

熊谷:「My日記」はゆるやかにユーザー数が伸びてきています。そもそも日記というジャンルにおいて一気にユーザー数が増えるというイメージはなかったので、そこで焦ったりはしませんでした。いかにレビューの評価を高くするにはどうすればいいか、プロダクトをどう良くしていくか、という所に注力していました。

ー 具体的にはプロダクト改善のためにどのようなことをしていたのですか?

熊谷:基本的にはレビューからの意見を参考に機能をリストアップして、要望の多いものから対応していったりしましたね。また、操作性の部分でテストをして改善したりもしました。アプリのデザインリニューアルも3回しています。

ー 地道な対応ですが、それを評価してユーザーさんが徐々に増えていったのだと思われます。デザインリニューアルした理由としてはどういう理由からでしょうか?

熊谷:その時のニーズや弊社の方針に合わせてという形ですね。弊社ではmy Appシリーズを展開しているのでそれに合わせてブランド化するためのMy日記もデザインをフルリニューアルしました。

Note

  • エニセンスが展開する「my app 」シリーズ

ー ストアのレビューを拝見すると、ユーザーさんのレビューに対して全部丁寧に返信していますね

熊谷:はい。全てカスタマーサポートがチェックして、返信しています。

ー これは凄いですね。「My日記」はApp Store、Google Playのユーザー評価が高いです。この高評価の理由は御社としてどうお考えですか?

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Note

  • 2016年12月26日付けのMy日記のユーザー評価
  • Google Playより引用

熊谷:ありがたいことです。ユーザーありきのサービスなのでユーザー評価は意識しています。
また日記というものは特殊で、人生において重要なことや他の人には言えないような事を書かれている方が多いです。そういうデータを扱っているので、ユーザーさんに対する対応をきちんとして安心感を与えてあげることを注意しています。

ー ユーザーさんのことを細かく考えていらっしゃるんですね。

佐藤:My日記はヘビーユーザーさんが多いのも特徴です。2年以上使っていただいているユーザーさんもいます。

アプリを運用で設定したKPIとは

ー アプリを運用するにあたって設定したKPIはありますか?

熊谷:KPIはDAU(Daily Active Users)を最も重要視していました。日記は毎日書いていただくことを目指すものなので、毎日ユーザーさんに起動していただくのを常に目標していました。MAUとDAUの差をいかに少なくするかを意識しています。

ー そのためにアプリでの具体的な工夫はありますか?

熊谷:そうですね。アプリの名前に”~寝るまえ5分間日記帳~”と入っているのですが、正に寝る前の5分に書いていただくというのをコンセプトにしています。それをユーザーさんに習慣づけていただくために通知を出す工夫をしています。
金曜日になると週末のライフスタイルに変化して、その日のうちに日記が書けなくなったりするので、その際は通知のタイミングを変化させたり、通知内容を変えることをしています。

ー かなり細やかな工夫が見られますね。大変参考になります。「My日記」の特徴的な機能について教えてください。

熊谷:極端にアプリをシンプルにしているのが「My日記」の特徴です。あえて色々な機能を入れず、アプリを起動して、ペンボタンを押して、書いて、終了というシンプルなスタイルにしている所ですね。

ーシンプルにした理由はどういう理由からでしょうか?

熊谷:いかにユーザーさんに「My日記」を毎日使っていただく、という所に焦点を当てたからですね。

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My日記の開発理由

ー 「My日記」を開発された理由を教えてください。

熊谷:我々の事業の軸として「コミュニケーションを進化させる」というものがあります。My日記のスタートは自分とのコミュニケーションを発展させるという所が軸となるアイディアになります。
そこからは、女性にターゲットを絞って運営する中で、女性がより自分らしく生きていくためにはどういうアプリが良いか、という所を考えていました。そこから、My日記という軸からmyAppというブランドに発展していきました。

ー どのようなユーザー層がMy日記を使われていますか?

熊谷:ターゲットとしては20代半ば〜30代前半の女性をターゲットにしているのですが、実際ご利用いただいているユーザーさんは女性が約8割で、年代問わず幅広くお使いいただいています。
OSの比率としてはAndroidの方が多いです。先行してAndroidをリリースしたこともその理由だと思います。

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Note

  • 上グラフはApp Ape AnalyticsでMy日記の男女比データを閲覧した図。熊谷代表が述べられている通り女性が約8割となっている
  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 男性(女性)比率:  そのアプリの対象期間における所持ユーザーに占める男性(女性)の割合

ー My日記のマネタイズ方法を教えてください。

熊谷:広告収益モデルになります。ユーザーさんから広告無しで利用されたいという声も多くいただくので、広告無しのプレミアムプランも現在開発中です。

ー スマートフォンアプリを使うことの利点はどのような部分に感じていますか?

熊谷:一度アプリをインストールいただくと、起動に対する操作がシンプルになる所ですね。
そして、ユーザーに適切な通知を出せることも利点です。スマートフォン自体が生活必需品になっているのでそこにリーチできるのも大きいですね。

ー ご参考までに今後追加される機能を教えてください。

熊谷:Web版も現在準備中です。Web上でも日記を書ける・見れるようにしていきます。

ー そうなるとビジネスマンの方も活用できそうですね。

熊谷:付け加えて、海外にどう展開していくかという所を考えています。デザインテンプレートを各エリアに最適化していこうと今後考えています。

映画「君の名は。」効果でダウンロード数UP!

ー 御社のアプリが最近ユーザーが伸びている理由は何故か分かりますか?

佐藤:9月あたりから突然ダウンロード数が伸びまして、弊社でもその理由が分かりませんでした。
理由を調べてみると、映画「君の名は。」内で使われていた「my diary」というアプリに「My日記」が機能的に似ているということでSNS上でバズを生み、そこからの流入が増えたようでした。

ー それは驚きですね!実際ダウンロード数も大きく伸びましたか?

熊谷:そうですね、1日あたりのダウンロード数が約4倍になりました。正直理由を知るまでは、バグが起きてるのかもと思いました。笑
ユーザーさんから「君の名は。」風のカラー要望も多くいただいたので急遽プロジェクトを立ち上げ対応をしました。

福岡での開発について

ー 福岡に拠点を置いている理由をお聞かせください。

熊谷:インターネットがすごく普及している中で、場所を問わず働けるという状況があったので、まず起業する場所にこだわってはいなかったです。それであれば自分の出身地である福岡で起業しようという所がはじまりです。
もうひとつの理由として、日本だと東京に経済圏が集中している状況というのをどうやって打破しようという所を考えた上で、福岡でもやれるという所を確立したいという思いで福岡を拠点としました。

ー 福岡に拠点を置く利点はありますか?

熊谷:東京よりストレスが少ないですね。通勤は社員は半分以上が徒歩15分圏内に住んでいるので通勤のストレスが少ないと思います。また、住宅環境が整っています。自然も多くあって、ワーク・ライフ・バランスが整っていると思います。

佐藤:福岡は住みやすいという声は社員からも聞きますね。飲み歩いて終電を逃しても歩いて帰れるというのはとても良い所です。笑

ー ライフスタイルが充実している分、仕事に集中できる環境ということですね。

佐藤:はい。また地域コミュニティの繋がりが強いのも魅力です。私はプライベートでゴミ拾いをするボランティアをした事があるのですが、福岡でゴミ拾いを活動していると、初対面の方が飛び入り参加でどんどん協力してくれたり、フレンドリーな人が多いのも福岡の特徴だと思います。

ー 御社のエンジニアのリクルーティングはどのように行っていますか?

熊谷:福岡はアプリエンジニアは非常に少ないので、基本的には学生さんをインターンで採用して人材を育成していくことが多いですね。

ー 今後の御社の展望を教えてください。

熊谷:常に新しい領域に挑戦する、という思いがあるので、「my App」シリーズで得た女性へのノウハウから、女性に対して良いマッチングとは何だろう?という思いからテラスをひとつ新事業として立ち上げています。今後、恋愛マッチングで男性も必要になってくるという所で現在メディアの事業化を計画しています。それぞれのシナジーを上手く活用しながら新しい事業領域を増やしていこうとしています。

ー 御社での人材募集はございますか?

佐藤:エンジニアですね。特にバックエンドのエンジニアは大募集中ですので、ご興味のある方は是非お待ちしています。

株式会社エニセンス採用情報ページ

ー 本日は貴重なお話をありがとうございました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。地方でアプリ開発を進める理由など詳しくお聞きできました。貴重なお話をいただいた熊谷様、佐藤様、改めてありがとうございました。福岡からグローバルにアプリを展開するエニセンスさんの今後の展開に注目です!

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今回の調査データについて

フラー株式会社が提供するApp Ape Analytics(アップエイプアナリティクス)では、アプリを所持するユーザ数、1日にアプリを起動したユーザー数、アプリを所持するユーザーの男女年代比などの情報を複数のアプリで比較することもできます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

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カテゴリー: インタビュー

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