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2017.03.07

無料サービスの有料化による影響を分析〜マンガアプリcomicoユーザー2割減

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無料サービスの有料化による影響を分析〜マンガアプリcomicoユーザー2割減

一部有料化で不満の声、ユーザー数への影響を分析

日本で一番ユーザー数が多い無料コミックアプリ「comico」(2017年2月現在)が2016年11月29日のリニューアルで一部有料化になり、ネットでは不満の声が上がっています。

今回のリニューアルで導入されたサービスは「レンタル券で無料話」と「先読み話」です。

【導入サービス1 「レンタル券で無料話」】
レンタル券を使用することで8日間無料で読めるサービス。
レンタル券は「作品レンタル券」と「どれでもレンタル券」の2種類があり、「作品レンタル券」は使っても時間がたてば自動で回復、「どれでもレンタル券」は時間では回復せず、イベントなどで配布されるそうです。応援ポイントを使用することで永久に閲覧可能に。

【導入サービス2 「先読み話」】
120円35ポイントから購入可能の「応援ポイント」を使用することで永久に読むことのできるサービス。先読み話はレンタル券では読むことはできない。



これまで全話無料のサービスで日本No.1マンガアプリに成長した「comico」。
一部有料化の影響を分析した結果、ユーザー数、インストール数は減少し、ライバルアプリに追い上げられていることが分かりました。

ユーザー数は4ヶ月で2割減

まずはMAU(月に1回以上起動したユーザー数)への影響を見てみます。今回はユーザー数が多い「LINE マンガ」、「GANMA!」の2アプリと比較していきます。

Note

  • [データ元: (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 所持ユーザー:そのアプリの対象期間におけるApp Apeのパネルユーザーのうち、そのアプリを月末時点で所持しているユーザーの割合 × 日本のAndroid利用者数(3,240万人)

「comico」は一部有料化サービス開始の2016年11月から2017年2月までにMAUが約20%減少、一方、ライバルアプリの「LINE マンガ」、「GANMA!」ともにMAUは増加し、2016年11月以降、3アプリのMAUの差が小さくなっています。

やはり一部有料化サービスの導入はユーザー数の減少に影響を与えており、3ヶ月の短期間がMAU2割減少するという結果になりました。



次にインストール数の見てみましょう。

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

「comico」は2016年11月からインストール数も低迷しているのに対し、「GANMA!」は月間インストール数が急増しています。

これは「comico」から「GANMA!」に乗り換えたユーザーが多いということのなのでしょうか。

ライバルアプリに目移り

「comico」から「GANMA!」に乗り換えたユーザーを調べるために、「GANMA!」ユーザーが「comico」を所持している割合の遷移を見てみました。

「GANMA!」ユーザーが「comico」を所持している割合

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]

「GANMA!」と「comico」を同時に所持しているユーザーの割合はcomicoの一部有料化サービス開始後に増えていることが分かります。

一部有料化したことによって、「GANMA!」に目移りしながらも「comico」を使い続けているユーザーが多いと言えるでしょう。

有料化は10代にとって痛手

一部有料化によってユーザー数が2割減となった「comico」ですが、10代のユーザー離れが顕著に現れました。

「comico」を起動した10代男女ユーザー遷移

Note

  • [データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
  • 男性(女性)ユーザー数:  そのアプリの対象期間におけるアプリを1度以上起動した男性(女性)のユーザー数

10代男性は2016年11月からの3か月間で約60%、10代女性は2016年9月からの5か月間で約65%にユーザーが減少しました。

やはり10代にとって有料化はかなりの痛手となるようです。

まとめ〜無料サービスの有料化による影響

「comico」を例に分析した結果、無料サービスの有料化による影響は以下のようなことが分かりました。

・一部サービス有料開始後、3ヶ月でMAUが20%減

・ライバルアプリの所持者が増え、しばらくは同時に使い続ける

・10代のユーザー3ヶ月で35%減

文/金井篤史

今回の調査データについて

フラー株式会社が提供するApp Ape Analytics(アップエイプアナリティクス)では、アプリを所持するユーザ数、1日にアプリを起動したユーザー数、アプリを所持するユーザーの男女年代比などの情報を複数のアプリで比較することもできます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

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カテゴリー: トレンド

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