生き残りをかけた大手の売上競争 勝敗のカギを握るのは、ソーシャルメディアとスマートフォンアプリの活用!?

ハッシュタグ
0 SHARES

最新記事はコチラ
ここ数年、ソーシャルメディアの利用者増加にともない、ビジネスシーンでのFacebook、Twitter、LINE、そしてYoutube等を活用したマーケティングが当たり前となってきました。時間や予算をかけずに商品のプロモーションができるだけでなく、顧客と直接コミュニケーションを取れるなどビジネス上での活用メリットは多く、ソーシャルメディアをうまく活用できるかは、企業実績に大きく影響を与えているようです。

日経BP社さんは、ソーシャルメディア活用を売上に結びつけられている企業やブランドを調査しており、
ソーシャル活用売上ランキング として
発表しています。企業・ブランドがソーシャルメディアを通じどの程度顧客にリーチできているか、
実際の消費者が商品購入やサービス利用へと行動が変化したか。この2点を調査・数値化して、ランキングとしてまとめています。
2014年 ソーシャル活用売上ランキング にランクインした企業・ブランドは以下の通りです。

ソーシャルメディア活用売上トップ企業・ブランド

  • スターバックス
  • マクドナルド
  • 無印良品
  • ユニクロ
  • LOWRY’S FARM/ローリーズファーム
  • モスバーガー
  • ローソン
  • ケンタッキーフライドチキン
  • タワーレコード
  • セブンイレブン
  • オルビス
  • ミスタードーナッツ
  • GU(ジーユー)
  • 全日本空輸
  • チキンラーメン
  • KDDI(au)
  • パナソニック
  • ドミノ・ピザ
  • 日本航空
  • パズル&ドラゴン

Note

アプリ利用率増加に伴った、企業のアプリ活用応用

今、ソーシャルメディアと同様注目したいのが、スマートフォンアプリの活用。スマホの普及も急速に進み、アプリの利用率も大きく伸びてきました。
アプリを活用することによって、ユーザーへダイレクトに商品のプロモーションができたり、ユーザーにとっての利便性・
ユーザーとの関係向上を図ることができます。そのため、アプリの活用もソーシャルメディアと同様、売上を大きく左右すると言えるでしょう。

そこで、日経BP社さん調査によるソーシャルメディア活用で売上を上げている企業・ブランドの、スマホアプリ活用の現状を『App Ape』のデータを使い調査しました。
今回は、アプリのアクティブ率とカテゴリ内のMAUランキングに着目。

企業・ブランドアプリのアクティブ率

小売り企業アプリアクティブ率比較グラフ
[データ元: App Ape Report 2014年12月版(国内約3万5千台のAndroid端末を分析)]
MAU率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、1ヶ月に1回以上起動しているユーザーの割合
今回の記事ではMAU率を"アクティブ率"として記載しています
アクティブ率&カテゴリ内MAU順位
  アプリ名アクティブ率(%)カテゴリ内MAU順位
1icon.net.muji.passport.android& MUJI passport
(Ryohin Keikaku Co.,Ltd.)
72.558
2icon.com.osharemaker& ジーユー
(G.U.CO.,LTD.)
67.514
3icon.jp.point.android.dailystyling [.st]
(collect point)
66.1518
4icon.com.uniqlo.ja.catalogue UNIQLOアプリ
(UNIQLO CO., LTD.)
58.445
5icon.jp.co.mcdonalds.fun03 スクラッチdeクーポン
(日本マクドナルド株式会社)
51.2116
6icon.jp.co.mcdonalds.android マクドナルド公式アプリ
(日本マクドナルド株式会社)
50.272
7icon.jp.co.ana.android.tabidachi ANA
(All Nippon Airways)
43.446
8icon.jp.dreambrain.adiorama ケンタッキーフライドチキン公式アプリ
(日本KFCホールディングス株式会社)
38.6931
9icon.jp.co.jal.dom JAL 国内線
(Japan Airlines Co.,Ltd.)
31.1916
10icon.jp.co.jal.inter JAL国際線
(Japan Airlines Co.,Ltd.)
24.6050以下
11icon.jp.co.mos.MosBurger モスバーガー
(MOS FOOD SERVICES, INC.)
23.2649
12icon.jp.co.orbis.catalogue.android.app ORBISカタログ
(オルビス株式会社)
21.7550以下
13icon.jp.dominos.android.orderapp Domino’s App – ドミノ・ピザのネット注文
(Domino’s Pizza Japan,Inc.)
20.6250以下
14icon.jp.co.lawson.activity LAWSON
(Lawson, Inc.)
19.6311
15icon.jp.co.sej.campaignapp セブンイレブンの簡単入力アプリ~シリアルナンバーを撮影~
(株式会社セブン-イレブン・ジャパン)
13.5350以下
16icon.jp.tower.android タワーレコードオンライン
(Tower Records Japan Inc.)
12.7749

Note

  • アクティブ率が高い順
  • カテゴリはGoogle Play上のもの
  • MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
  • 『.st』は、株式会社pointが展開しているファションブランドLOWRY’S FARM/ローリーズファームを含む18の公式ウェブストア
  • ミスタードーナッツのアプリは、モニター数が少なくMAU率を測れなかったため、今回調査対象外
  • 日清グループチキンラーメンは、アプリ運営をしているが、iOS(iPhone)のみのため、今回調査対象外
  • KDDI(au)とパナソニックは、複数のアプリを展開しているため、今回調査対象外
  • パズル&ドラゴンズはアプリ運営がメイン事業のため、今回調査対象外

約3割はカテゴリ内トップ10位以内、7割はカテゴリ内トップ50位以内。ソーシャルメディアが活用できている企業・ブランドはアプリ活用も◎

アクティブ率トップに輝いたのは、無印良品が運営する「MUJI passport」。アクティブ率72.55%という、アクティブユーザーが多い傾向にあるSNSアプリに並ぶ高さ。
経営状態V字回復を成し遂げただけでなく、売上をどんどん伸ばしていっている『無印良品』の経営戦略には、常日頃注目が集まっていますが、
ソーシャルメディアとアプリの両方をしっかり押さえているところはさすがですね。

ソーシャルメディア活用売上ランキングにおいて、マクドナルドと首位争いをしているスターバックスは、
日本国内ではアプリの展開をまだしていません。対してマクドナルドは、クーポンや新商品情報を配信するアプリを
2種類も展開していて、公式アプリはライフスタイルカテゴリ2位。そして「スクラッチdeクーポン」は争いが激しいゲームカテゴリにいながらも、
16位と上位を確保しています。ともに、アクティブ率は50%以上でアプリ運営にもしっかり対応しています。

その他、「GU」「ユニクロ」と言った、国内のみならず、世界展開にも力を入れている衣料品企業も、ソーシャルメディアとアプリ、両方をうまく活用しているようです。

Note

  • 約3割・7割といった割合は、App Ape Lab調査対象16アプリ中

おわりに

テレビの視聴者や雑誌の読者が減り、スマホの使用者数が増えた現在。
企業が顧客にリーチでき、コミュニケーションが取れる場所は、ウェブやアプリ上になってきました。
この実状を理解した上で、対応できるか否かが、企業の売上を大きく左右する。
今回の調査で、それが再確認できたのではないでしょうか。