アプリ通知を最適化、6つのニュースアプリを比較

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ひと昔前までは、ニュースはテレビや新聞から得るものでした。しかし、最近はパソコンやスマートフォンから自分の好きなタイミングで情報を入手でき、ニュースアプリ等を利用する比率が増えてきているように思います。
今回はそんなスマートフォンのニュースアプリ6つについて、時間帯別のアクティブユーザーの利用率を平日、週末にわけて調査しました。
(以前ご紹介しました Twitterの時間帯別アクティブユーザーの利用率の記事 も合わせてご覧ください。)

  • Antenna
  • グノシー
  • LINEnews
  • NewsPicks
  • SmartNews
  • Yahoo!ニュース

## ニュースアプリは大きくわけて2タイプ!【時間特化型・分散型】

![ニュースアプリ時間帯別所持率01](../wp-content/uploads/2015-04/newsapp-time-comparison/newstime01.png)
*[データ元: App Ape 2015年2月度調べ (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*”アクティブユーザーの利用率”はHAU/DAUにて算出*

上の図では各アプリの時間帯ごとのアクティブユーザーの利用率をまとめています。
ニュースアプリのアクティブ率を分析してみると、通知によってその時間帯のアクティブ率を大きく伸ばす「時間特化型」と、通知はするもののアクティブ率を極端に集中させることなく平均的にアクティブ率を得る「分散型」の2つがあることがわかりました。
今回の場合、時間特化型にはLINEnewsとグノシーがあたり、分散型にはSmartNewsとNewsPicks、Yahoo!ニュース、Antennaがあたると言えそうです。
グラフを見れば一目瞭然ですが、時間特化型のグラフでは通知を出した時間にアクティブ率が集中しており、それ以外の時間帯では分散型よりアクティブ率が低い傾向にあります。
それに比べ分散型はどの時間帯もアクティブ率が一定以上あり、安定していると言えそうです。それではこれら二つのタイプのグラフを比較してみましょう。

## タイプ別に分かれた理由は通知内容にあり?

今回挙げた6アプリはすべて通知機能が備わっていますが、どうしてこのような違いがでてきたのでしょうか。
その理由を探るために、上記のすべてのアプリをインストールし、通知方法を検証してみました。
そうすると、通知の際に、”ニュースの詳細まで書いているかどうか”の違いが浮かび上がってきました。
時間特化型に分類される、LINEニュース、グノシーの通知方法は「朝のニュースが届きました」といった、抽象的な通知が主であるのに対し、
残りの分散型は通知の際にニュースの内容まで明記しています。
具体的に内容を記述することで、ユーザーはそれを見て満足し、通知からアプリを開きにくくなっている可能性があります。

## 時間特化型ニュースアプリの比較

![ニュースアプリ時間帯別所持率02](../wp-content/uploads/2015-04/newsapp-time-comparison/newstime02.png)
*[データ元: App Ape 2015年2月度調べ (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*”アクティブユーザーの利用率”はHAU/DAUにて算出*

時間特化型のLINEnewsとグノシーのアクティブ率のグラフでは、通知時間が異なるという点以外はほとんど違いが見られません。
どちらのアプリも1日4回の通知全てで60%以上のアクティブ率を示しており、通知が大きな効果を示しています。また、通知の時間帯が「出勤時間」、「昼休み」、「業務終わり」、「就寝前」とビジネスパーソンを意識した時間に行われていることがわかります。

## 分散型ニュースアプリの比較

![ニュースアプリ時間帯別所持率03](../wp-content/uploads/2015-04/newsapp-time-comparison/newstime03.png)
*[データ元: App Ape 2015年2月度調べ (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*”アクティブユーザーの利用率”はHAU/DAUにて算出*

分散型も時間特化型に比べると小さいものの、通知の効果がそれぞれの時間に見られます。
また、時間特化型に比べそれぞれ個性的なアクティブ率を出しています。
NewsPicksは 以前の記事 で紹介したようにユーザーの9割が男性と非常に多く、週末にアクセスが多いのは休みのビジネスパーソンが業界の動向や役立つ情報を収集しているからであると推測されます。
また、分散型の他の3つのアプリと比べてアクティブ率が非常に高いのが特徴的です。
SmartNewsは平日と週末のアクティブ率にあまり差はないものの、男性ユーザーが6割と勝っているという特徴通り、ビジネスパーソンの手が空いていると予測される12時と18時の時間に多く利用されているようです。
Yahoo!ニュースは上記2つのアプリとは異なり、7時から23時の間の時間帯による差があまりなく、時間に関係なく様々なユーザーが利用しているようです。
AntennaもYahoo!ニュースと同じく、時間帯によるアクティブ率の差が他の2つに比べ小さいようです。また、午前中は平日の利用率が多く、午後は休日のほうが利用率が多い傾向にあります。

## 【時間特化型・分散型】どちらが優れているのか?

最後に時間特化型・分散型どちらが優れているのかをデータから考察していきましょう。
各アプリごとのアクティブ・ユーザーの利用率の合計値をとり比較します。
アプリごとにユーザーの母数が違うため注意が必要ですが、今回はあくまでどちらの方が1日の利用率が高いかに着目して考察します。
それでは下記のグラフをご覧ください。

![ニュースアプリ時間帯別所持率03](../wp-content/uploads/2015-04/newsapp-time-comparison/newstime04.png)
*[データ元: App Ape 2015年2月度調べ (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*”アクティブユーザーの利用率”はHAU/DAUにて算出*
*%(パーセンテージ)を割合になおして合算*

合計値をみると1位に分散型のNewsPicks、2位、3位に時間特化型のLINEnews、グノシーが続きます。
この結果によると、やや時間特化型が優勢と言えます。
ニュースアプリの通知の際、記事内容まで表示しない方法を採用してユーザーの反応に変化があるのかみるのも良いかもしれません。

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おわりに

ニュースアプリの時間帯別アクティブ率の比較、いかがだったでしょうか。通知方法でアクティブ率のグラフに極端な変化が見られるなど非常に興味深い内容となったのではないでしょうか。
今回はニュースアプリで調査しましたが、他ジャンルでの通知方法も今後調査したいと思います。

なお、今回の調査に用いた弊社の App Ape Analytics ではより価値のあるデータの提供及びより便利にご利用いただけるよう、
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