生き残りをかけた大手の売上競争 勝敗のカギを握るのは、ソーシャルメディアとスマートフォンアプリの活用!?【2015年版】

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今回は以前ご紹介した 大手企業のソーシャルメディアとスマートフォンアプリの活用 の2015年最新版をお送りします。

日系デジタルマーケティングでは、ソーシャルメディア活用を売上に結びつけられている企業やブランドを調査しており、 ソーシャル活用売り上げランキング として発表しています。企業・ブランドがソーシャルメディアを通じどの程度顧客にリーチできているか、実際の消費者が商品購入やサービス利用へと行動が変化したか。この2点を調査・数値化して、ランキングとしてまとめています。

2015年ソーシャル活用売上ランキングにランクインした企業・ブランドは以下の通りです。

  • スターバックス
  • 無印良品
  • ユニクロ
  • ミスタードーナツ
  • オルビス
  • マクドナルド
  • セブンイレブン
  • ハーゲンダッツ
  • ミニストップ
  • ファミリーマート
  • モスバーガー
  • イオン
  • ピーチ・ジョン
  • セブンネットショッピング
  • ローソン
  • サブウェイ
  • ケンタッキーフライドチキン
  • プレミアムバンダイ
  • カップヌードル
  • カゴメ
  • Kit Kat
  • チキンラーメン

Note

今回の調査では大手の企業による売り上げの鍵となっているソーシャルメディア、アプリのマーケティングとしての活用方法が明らかになります。
それでは、日経 BP社さん調査によるソーシャルメディア活用で売上を上げている企業・ブランドの、スマホアプリ活用の現状を「App Ape」のデータを使いアプリのアクティブ率とカテゴリ内のMAUランキングに着目していきます。

ソーシャルメディアを活用できている企業は「衣料品、ファーストフード、玩具」に集中。ソーシャルメディア+アプリでのマーケティングで売り上げ増。

小売り企業アプリアクティブ率比較グラフ
[データ元: App Ape Report 2015年7月版(国内約3万台のAndroid端末を分析)]
MAU率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、1ヶ月に1回以上起動しているユーザーの割合
今回の記事ではMAU率を"アクティブ率"として記載しています
アクティブ率&カテゴリ内MAU順位
  アプリ名アクティブ率(%)カテゴリ内MAU順位
1icon.jp.pbandai.app プレミアムバンダイ公式アプリ -バンダイの人気商品を買おう!
(BANDAI CO.,LTD.)
75.9640
2icon.net.muji.passport.android MUJI passport
(Ryohin Keikaku Co.,Ltd.)
71.9611
3icon.jp.co.duskin.misdocardapps ミスタードーナツ
(DUSKIN CO., LTD.)
64.56208
4icon.jp.co.mcdonalds.android McDonald’s Japan
(日本マクドナルド株式会社)
58.342
5icon.com.uniqlo.ja.catalogue UNIQLOアプリ
(UNIQLO CO., LTD.)
56.1612
6icon.jp.co.peachjohn.catalog PEACH JOHN ピーチジョン
(PEACH JOHN)
49.6879
7icon.jp.dreambrain.adiorama ケンタッキーフライドチキン公式アプリ
(日本KFCホールディングス株式会社)
48.8729
8icon.jp.co.mos.MosBurger モスバーガー
(MOS FOOD SERVICES, INC.)
37.8937
9icon.jp.aeonretail.aeon_okaimono イオンお買物
(AEON RETAIL CO., LTD.)
37.61116
10icon.jp.shopping7net.shopapp_7net セブンネット
(SEVEN & i HLDGS.Co.,Ltd.)
28.7158
11icon.jp.co.orbis.catalogue.android.app ORBISカタログ
(オルビス株式会社)
27.73178
12icon.jp.co.lawson.activity LAWSON
(Lawson, Inc.)
18.4220
13icon.jp.co.sej.campaignapp セブンイレブンの簡単入力アプリ~シリアルナンバーを撮影~
(株式会社セブン-イレブン・ジャパン)
4.711026

今回の調査でアクティブ率トップに輝いたのは、バンダイが運営する「プレミアムバンダイ」でした。75.96%の高アクティブ率。「プレミアムバンダイ」はアニメーションのキャラクター玩具のショッピングサービスをおこなっているのですが日系デジタルマーケティングのソーシャル活用売上ランキングでは2014年が圏外だったのに対して2015年は18位に急上昇しています。

カテゴリ内MAU順位は40位と規模は小さいですが高MAU率なよりニッチなユーザーを獲得しています。Twitterを主軸としたソーシャルメディアでの商品宣伝とアプリを用いたオンラインショッピングの両方を押さえて売り上げを増加させているのが伺えます。

また、アクティブ率ランキング2位は前回の調査の1位である無印良品の「MUJI passport」でアクティブ率は71.96%でした。「MUJI passport」は購入時に付与されるポイント管理したり、商品のカタログ機能として利用するなど主に店舗やオンラインショップへの誘導としての活用事例が伺えます。

そしてアクティブ率ランキング5位のUNIQLOアプリはブラウザを開かなくてもアプリ内で商品の購入が出来たり、ファーストリテイリング社の兄弟関係である「GU」との連携が行われ、消費者の購入意欲を損なわないような工夫が行われているのが特徴です。

スターバックスは公式アプリをリリースせず、ソーシャルメディアの中心の活用

一方で特徴的なのがソーシャルメディア活用売上ランキングの上位5位で唯一公式アプリをリリースしていないスターバックス。こちらはTVCMを放映しないなどメディアでの広告費をかけず店舗での体験(エクスペリエンス)にお金をかけて利用者のリピート率を増やすマーケティングに力を注いでいます。

スターバックスはクーポンなどの値下げサービスが存在しません。Twitterを主軸としたソーシャルメディアでの商品宣伝で、マクドナルドのようなクーポン機能を搭載したアプリをリリースせずに、Twitterを用いて新商品の告知を行うマーケティングをおこなっています。

このように、今回の調査を通して高MAU率のアプリで多く見られたのが「衣料品、ファーストフード、玩具」でした。低価格帯商品販売へのアプローチ傾向が確認できます。それぞれの企業によるアプリの活用方法まとめると

  • 衣料品販売、玩具=アプリを用いたオンラインショッピングとしての利用、商品のカタログ機能
  • ファーストフード=アプリ内でのクーポン機能、店舗検索、商品検索

となります。

おわりに

近年の情報収集の方法は若い世代のスマホ利用者数に影響し、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアでの情報収集にシフトしています。
これからの、企業の顧客へのコミュニケーション方法はソーシャルメディア、アプリを用いて適切なタイミングでリアルタイムに情報発信をすることが重要になってきます。このような対応が企業の売上を大きく左右するのでしょう。
今後も各アプリとSNSの関連性も踏まえて調査を続けていきたいと思います。

今回の調査で用いた「App Ape」では、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

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