マック・ユニクロが実践中、競合に勝てるアプリのリリース方法。

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ここ数年、スマートフォンの普及とともに非ITの大手企業も続々とアプリをリリースし、クーポンやセール情報を発信することに役立てています。またメインアプリだけでなく、自社に関連したサテライトアプリを開発する企業も増えています。

今回は以下大手企業4社を調査対象とし、どのようにアプリを活用しているか調査しました。

  • マクドナルド
  • ケンタッキー
  • 無印良品
  • ユニクロ

## 店舗検索・商品情報の配信がメイン

まずは各社のメインアプリの所持ユーザ数とアクティブ率、男女比を掲載し、それぞれのアプリの特徴について紹介いたします。

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/competitor-app/comp01.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*MAU率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、1ヶ月に1回以上起動しているユーザーの割合*
*男性(女性)比率は、そのアプリを所持しているユーザーに占める男性(女性)の割合*
*今回の記事ではMAU率を"アクティブ率"として記載しています*

どのアプリも、女性のユーザが多いことがわかります。特にユニクロや無印良品といった雑貨、服飾系は女性ユーザの比率が高いようです。また所持ユーザ数はマクドナルドアプリが格段に多くアクティブ率は無印良品が高い事がわかります。
続いてこれらの企業がどのようにメインアプリを活用しているか紹介します。

## McDonald’s Japan

マクドナルドアプリの最大の特徴はクーポンを簡単に提示できる点です。さらにアプリから期間限定商品の情報を得たり、自分の位置情報から最寄りの店舗を検索することが出来ます。マクドナルドによく行く人には必須のアプリでしょう。

## ケンタッキーフライドチキン公式アプリ

ケンタッキーアプリもマクドナルドアプリと同じくクーポンを簡単に提示することができ、店舗検索もすることができます。特徴としては、

  • 全メニューの栄養成分表示やアレルゲン情報がアプリから見れる.
  • カーネルカメラというケンタッキー関連のスタンプでデコレーションした写真を作成できる. といった点です。

## MUJI passport

無印良品からリリースされているMUJI passportは無印良品でのお買いものでマイルを貯めたり、無印良品からのおすすめ情報を受け取ることが出来ます。また、マクドナルドやケンタッキーと同じく店舗検索をすることが可能です。また無印良品アプリでは配送状況や在庫状況をアプリから確認することができます。

## UNIQLOアプリ

UNIQLOアプリも先にあげた3つと同じく、位置情報や条件をもとに店舗検索をすることができます。UNIQLOアプリではお得なセール情報や、売れ筋ランキングを確認することができ、アプリ上からUNIQLOオンラインストアにもアクセスが可能です。

## メインアプリしか開発していないと、検索結果に競合企業が・・・!

続いて各社がメインアプリの他にどのようなアプリ(ここでは”サテライトアプリ”と呼ぶことにします。)を開発しているか、 Google Playの検索結果をもとに調査しました! まずはGoogle Play での検索結果を御覧ください。

## 「ケンタッキー」の検索結果

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/competitor-app/kfc.png)
*Google Playのスクリーンショット 2015年9月時点*

## 「マクドナルド」の検索結果

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/competitor-app/mc.png)
*Google Playのスクリーンショット 2015年9月時点*

## 「無印良品」の検索結果

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/competitor-app/muji.png)
*Google Playのスクリーンショット 2015年9月時点*

## 「ユニクロ」の検索結果

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/competitor-app/uni.png)
*Google Playのスクリーンショット 2015年9月時点*

## ユニクロは検索結果のファーストビューを自社アプリで独占

対象とする4社の中ではユニクロが6つ(GU含む)と、最も多くのアプリをリリースしています。マクドナルドもメインアプリの他に2つのアプリがファーストビューにあらわれています。
ケンタッキーと無印良品はどうでしょうか。ケンタッキーはメインアプリのみ、無印良品はメインアプリの他に1つアプリを出しています。
ここで、ケンタッキーと無印良品の検索結果に注目してみましょう。
スクリーンショット01

## サテライトアプリが無いと競合アプリにユーザーを奪われる可能性が

上図の赤枠で囲った部分をご覧ください。
なんと「ケンタッキー」の検索結果に競合企業であるはずのモスバーガー、「無印良品」の検索結果にLOFTが上位に出てきていることが分かります。一方で、UNIQLOとマクドナルドは自社アプリとサードパーティ製アプリで上位2行を埋め尽くせていることがわかります。
ここでApp Apeデータより同時所持アプリをみていきましょう。
この指標を見ることで、対象アプリのユーザーがどのようなアプリを多く所持していることが分かります。

## ケンタッキーの同時所持アプリ

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/competitor-app/comp03.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ*

## MUJI passportの同時所持アプリ

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/competitor-app/comp04.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ*

## データからも競合アプリにユーザーを奪われている傾向が

上に示した図により、ケンタッキーの場合、モスバーガーのアプリユーザーの約33%がケンタッキーを所持していることが分かります。
MUJI passportもFrancFrancのユーザーの約36%が、LOFTアプリの約26%のユーザーがMUJI Passportを所持しています。
このようにデータからも競合アプリにユーザーを奪われている可能性を予測することができました。

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サテライトアプリの開発が”鍵”か

UNIQLOやマクドナルドのようにメインとなるアプリの他にアプリを開発することにより、 アプリ検索結果のファーストビューを埋め尽くすことができます。その結果、競合企業アプリへのユーザ流出を防ぐことができるのではないでしょうか。

UNIQLOのように時計アプリやカレンダーアプリなど、一見直接売上に関係がなさそうなアプリでも、Google play storeの検索結果を埋めるという面では大変効果的です。
アプリ担当の方は是非メインアプリ以外にサテライトアプリの開発を検討してはいかがでしょうか。

今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの同時所持アプリや男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!