O2O活用事例:家電アプリ編 [家電量販店各社の戦略とは?]

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テレビからパソコン、オーディオ機器など幅広い家電製品を販売している家電量販店、そのほぼすべてが自社のアプリをリリースしています。
そして、そのそれぞれのアプリには顧客を実店舗に惹きつける様々な工夫がされています。

今回はそんな家電量販店のアプリがどのように顧客を実店舗に惹きつけてO2O(Online to Offline)を実現しているかデータを交えながら解説していきます。

## O2Oとは

ご存じの方も多いかとは思いますが、まずはO2Oについて簡単に説明します。
「アプリ(オンライン)を使い実店舗(オフライン)での購買行動を促す」これがO2Oです。
O2Oでは実店舗をもつ会社がアプリを使って割引クーポンなどを提供するなどといった手法が多く用いられ、既存のオンラインマーケティングと異なり、効果が手軽に分かるといったメリットがあります。

## O2Oの事例紹介

多くの家電量販店で行われているO2O、その中でも「ヤマダ電機」「ヨドバシ」「ノジマ」「ビックカメラ」の4店舗について見ていきましょう。

## ヤマダ電機

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/yamada02.png)
*Google Playのスクリーンショット*

ヤマダ電機では、アプリに搭載されたゲーム利用に応じて会員ランクが上がり実店舗でサービスを受けることができるヤマダゲームや、実店舗に置いてあるスロットマシーンにアプリをかざしてポイントを得ることができる仕組みなど様々な取り組みをしています。
スロットは商品を購入しなくても来店するだけでチャレンジすることが出来るので、近くを通ると思わず寄りたくなること間違いなし。来店機会を増やすには適した戦略と言えるのではないでしょうか。

## ヨドバシ

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/yodobashi02.png)
*Google Playのスクリーンショット*

主要都市の駅前に店舗を構えるレールサイド戦略をとっているヨドバシもO2O施策を行っています。ヨドバシのアプリはお菓子からゲームまで、手元にある様々なバーコードをバーコードリーダーにかざすことでその商品の価格を表示することが出来ます。検索対象はヨドバシの商品だけでなく提携した会社の商品からも検索してくれます。手元にある商品を購入したときよりヨドバシのほうが安ければ、次からヨドバシを利用すると考えられ、リピーターや来店を増やすきっかけになると考えられます。

## ノジマ

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/nojima02.png)
*Google Playのスクリーンショット*

ノジマではO2Oの手法として一般的なクーポンを中心とした施策を行っています。ガラケークーポンやゲームソフトクーポンなど様々なクーポンを用意し、期間限定クーポンなども織り交ぜながら顧客を店舗に惹きつけています。また、来店ポイントの配信もあるようです。

## ビックカメラ

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/bic02.png)
*Google Playのスクリーンショット*

ビックカメラもクーポンや来店ポイントがあります。しかし、それだけではなく写真のプリントをオンラインで予約することができるサービスを活用したO2Oも行っています。アプリからプリントを予約し、店頭へ取りに行くという手順を踏んでもらうことで来店機会を増やし、商品の購入に繋げているようです。

## 同じO2Oでも施策によって使用者に変化が

ここからは各アプリがどの層に支持されているかをデータから見て、O2Oについて考察していきましょう。

## 男女別年代所持率

各アプリの男女別年代所持率は次のようになっています。
ヤマダ電機

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/yamada01.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合*

ヤマダ電機は比較的若い年代に多く使われているようです。O2Oのツールとしてゲームを用いていることが要因として挙げられるのではないでしょうか。また、スロットでポイントを付与するという、ただの来店ポイント付与でないところも若い年代の人気に一役買っているようです。
ヨドバシ

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/yodobashi01.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合*

次にヨドバシですが、こちらは男性ユーザが多いようです。なかでも30代の方が多く、ヨドバシの店舗自体が主要都市の駅前にあるので、通勤や帰宅時による会社員の方の目に止まり、利用されているのではないでしょうか。
ノジマ

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/nojima01.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合*

ノジマは他社より比較的高齢の、40代の方に多く使用されています。その特性を理解してかガラケークーポンなど上の年齢層を意識したO2O戦略をとっている様子です。また、女性ユーザのほうが多く、期間限定といった女性に訴えかける施策が功を奏しているのも分かります。
ビックカメラ

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/bic01.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合*

最後にビックカメラですが、30代男性が36%と圧倒的な比率を占めています。各家庭への プリンタ普及率は9割 とも言われていますが、家庭用プリンタでは大判は印刷できません。そういった需要から、オンラインプリントサービスを社会人の方が多く利用され、アクティブ率に繋がっているのではないでしょうか。

## MAU率の鍵は他社との提携?

続いて各アプリのMAU率を見ていきましょう。

![スクリーンショット01](../wp-content/uploads/2015-09/consumer-electronics-app/mau01.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*MAU率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、1ヶ月に1回以上起動しているユーザーの割合*

一番高いMAU率を誇るのはヨドバシで58%でした。バーコードを使って他社の商品の価格までみることができるため、価格調査のアプリとしても重宝されているのではないでしょうか。また、目のつきやすいところに店舗があるというのもアクティブ率を高く保っている要因となっているかもしれません。
続いて、ビックカメラ、ノジマ、ヤマダ電機と並びます。これら三社は前節で挙げた機能の他にもチラシや店舗ニュース等の機能をアプリに盛り込んでおり、今後の動向から目が離せません。

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おわりに

いかがでしたでしょうか。今回はみなさんもきっとお世話になっている家電量販店、そのO2O施策に迫りました。
今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!