若者のメール離れが深刻化。2年分の利用データから検証。

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総務省の情報通信政策研究所が2014年の11月に行った「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を発表してから
若者のメール離れが深刻化のニュースを目にする機会も多くなった。

今回App Apeの2年分のデータを用いメッセージアプリの動向をつかみ、”メール離れ”を検証していこう。
調査対象としたアプリは以下の4アプリ。

  • LINE
  • Gmail
  • spモードメール
  • Messenger (Facebook)

まずは以上4アプリの約2年間(2014年11月〜2015年12月)のMAU(Monthly Active Users)推移をご覧いただきたい。

MAU
[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

## LINEは横ばい、spモードメールは減少傾向

上のグラフによると利用者数が最も多かった「LINE」は2年間で大きな動きは見られず、
定常的な使われ方をしているということが見て取れた。
2番目に利用者数が多かった「spモードメール」は2年間で大きく減少傾向が見て取れた。

## Gmailは減少傾向、Messenger (Facebook)は完全移行後上昇

3番目に利用者数が多かった「Gmail」は増減を繰り返しながらも、やや減少傾向が見て取れた。
4番目の「Messenger」は、2014年7月末にFacebookメッセージの送受信を「Messenger」に、チャット機能を完全移行してから、MAUが上昇。その後横ばいの傾向を見せている。
続いては10代・20代に限定してMAUを各アプリについてみていこう。
ここからは本題である若者を中心にメール離れが進んでいるかを検証していく。
まずはLINEの10代・20代の動向をみていこう。

![MAU](../wp-content/uploads/2016-01/decline-of-mail/line-mau.png)
*[データ元: App Ape 調べ (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数*

## 【LINE 10代・20代】横ばい傾向

「LINE」は全体の傾向と変わらず横ばいの傾向が上記グラフから見て取れた。続いて「spモードメール」の10代・20代の利用者数の傾向をみていこう。

![MAU](../wp-content/uploads/2016-01/decline-of-mail/spmode-mau.png)
*[データ元: App Ape 調べ (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数*

## 【spモードメール 10代・20代】減少傾向

「spモードメール」は10代、20代とも顕著に利用者数の減少傾向が見てとれた。ここから若者のメール離れの傾向が読み取れるのではないか。続いて「Gmail」の10代・20代の利用者数の傾向をみていこう。

![MAU](../wp-content/uploads/2016-01/decline-of-mail/gmail-mau.png)
*[データ元: App Ape 調べ (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数*

## 【Gmail 10代・20代】やや微減

「Gmail」も全体の傾向同様、微減の傾向が見てとれた。10代に関してはやや横ばいの傾向が見てとれた。最後に「Messenger」の10代・20代の利用者数の傾向をみていこう。

![MAU](../wp-content/uploads/2016-01/decline-of-mail/messenger-mau.png)
*[データ元: App Ape 調べ (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数*

## 【Messenger 10代・20代】移行後増加、その後横ばい。

「Messenger」は前述のチャット機能の完全移行後、MAUが増加している。
特に20代の増加率が高く、20代から多く利用されている傾向が見てとれた。

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まとめ

今回の結果をみると、「spモードメール」、「Gmail」の10代・20代のMAUの減少がみられ、若者を中心にメール離れは一定数進んでいる傾向があると言えるだろう。ただし、LINEやMessengerアプリの利用動向を見る限り横ばいの傾向で、メールからコミュニケーション手段を移行しているという状況はみられなかった。他ツールやアプリの利用も考えられるため、今後調査を進めたい。

今回調査に用いたApp Ape Analyticsでは、記事で紹介したようなスマートフォン・アプリのユーザー属性や所持ユーザー数等をブラウザから検索するだけで簡単に調べることができる。過去データから最新データまでの推移を追うことができるのも非常に便利だ。無料ユーザー登録すれば、一部機能を試用することも可能となっている。アプリ関連の担当者には必携のツールと言えるだろう。