電子マネーアプリの利用者数ランキング-楽天Edy、モバイルSuica、nanaco、iD、WAON-

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ITが普及することによって、私達のライフスタイルに不可逆的な影響が及んできています。例えばインターネットバンキングに慣れた人にとっては、わざわざATMのある場所に出向くのがもう面倒でしょうがないように、
電子マネーも同様の現象が起きています。既に《常時携行するのが当然》化していた「ケータイ」と、《Suica等の交通系ICカードでもってそのスマートさを実感》していた「非接触決済」とが合わさったことが起爆剤となり、「おサイフケータイ」登場の2000年代後半から一気に普及しました。電子マネーとおサイフケータイは厳密にはイコールの存在ではありませんが、小銭をジャラジャラ持ち歩くことがなくなった、という不可逆的ライフスタイル変化をもたらしたのは、まちがいなくおサイフケータイであり電子マネーであるといえるでしょう。

今回は、そんな電子マネー関連Androidアプリの代表格「モバイルSuica」「楽天Edy」「WAON」「nanaco」「iD」の利用データを、App Apeデータから見ていきます。
まずは上記4アプリの2016年1月のMAU(Monthly Active Users)ランキングをご覧ください。

電子マネー
[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

## 日常利用が多いため軒並みMAUは高数値に。

上記グラフによると(※製品版では縦軸が表示されます。)「iDアプリ」がNo1、続いて「モバイルSuica」、「nanaco」、「WAON」という結果になりました。
どのアプリも日常的に利用するもののためMAU数値としても人気ゲームアプリ「実況パワフルプロ野球」にも負けない数値を記録しています。(※製品版では縦軸が表示されます。)
続いて、App Ape Analyticsの独自機能、同時所持機能を用いて「楽天Edy」のユーザーが同時に所持しているアプリを把握していきましょう。

![電子マネー](../wp-content/uploads/2016-02/e-money-app/douji-01.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ*

## 「楽天Edy」アプリユーザは楽天経済圏にどっぷり

上の図によると「楽天Edy」アプリをインストールしているユーザは、同時に「楽天ウェブ検索」「楽天ラッキーくじ」「楽天PointClub」「楽天チェック」といったアプリもインストールしています。これらは、利用する度に「楽天スーパーポイント」が貯まるというものです。
例えば、「楽天ウェブ検索」であれば、このアプリを使ってネット検索をすると、検索の度に「楽天スーパーポイント」が加算されるわけです。Androidスマホであれば、ネット検索は通常Googleを使って行われます。そこを敢えて「楽天ウェブ検索」アプリをインストールして、起動して、そのアプリからネット検索をすると、「楽天スーパーポイント」が貯まるのです。
それほどまでに「楽天スーパーポイント」を貯めるチャンスを逃したくない、と思う人が「楽天Edy」アプリユーザに多いということですね。

## 楽天Edyを利用して楽天スーパーポイントを貯めるユーザーが多い。

その理由は「楽天Edy」がその名のとおり、楽天グループの電子マネーで、使えば使うほど「楽天スーパーポイント」が貯まるからです。つまり、「楽天スーパーポイント」に囲い込まれている(ロックインされている)のですね。
楽天グループの三木谷会長は、この、ポイントによる来訪インセンティブ構造およびそこから始まる楽天グループ内サービス回遊と、その基盤となる会員DBマーケティングを「楽天経済圏」と呼び、最大の強みと位置づけています。同時所持アプリトップ6ランキングを見ると「サークルKサンクス」「ビックカメラ」の名もありますが、三木谷さん的には、ここも楽天グループのサービスの名で埋めたい可能性があります。

## 【男女年代比】「WAON」の女性人気は何故?

続いて各アプリの男女年代比率をみていきましょう。

![電子マネー](../wp-content/uploads/2016-02/e-money-app/demo.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合*

男女年代比を見ると、「WAON」に特徴があるのが判ります。他4アプリはすべて、ほぼ全年代で男性のほうが多いのですが、「WAON」だけが逆で、30代以外はすべて女性のほうが多いという結果になっています。これは「WAON」の特色だと思うのですが、同じ流通系の「nanaco」と較べても、例えば利用できるお店の種類に大きな違いはなく(各々、大手スーパーや大手コンビニを陣営に抱えています)、原因の推察にはさらなる検討が必要そうです。
ちなみに、全年代で男性比が高いのは「楽天Edy」。前節で解説した「楽天スーパーポイント」は男性のほうが熱心なのでしょうか。

## 【MAUの推移を比較】新生活に「iD」はお似合い?

続いて各アプリの2015年1年間のMAUの推移を比較していきましょう。

![電子マネー](../wp-content/uploads/2016-02/e-money-app/mau-01.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数*

MAUの月次遷移はどのアプリも毎月ほとんど変わりません。そんななかで、「iD」だけは判りやすい上下変動があります。伸びているのは3月と5月。その理由を探っていきましょう。
「iD」は他4アプリと異なり「ポストペイ型」なので、都度チャージが必要で、かつ一回のチャージ額に上限があるため必然的に少額決済中心になる「プリペイド型」より、高額な買い物に利用できます。この特徴から、3月と5月という新生活直前 / 直後の時期に、諸々のまとめ買いに使われているのではないでしょうか。10月という下半期初月にも伸びが見られている–というのも、同様の理由かもしれません。
以下ではさらに深掘りし、「iD」のインストール数の遷移をみていきましょう。

![電子マネー](../wp-content/uploads/2016-02/e-money-app/install.png)
*[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]*
*インストール数遷移:アプリの月間インストール数の推移。アプリを端末にインストールしたユーザー数がわかります。*

インストール数の月次遷移が12月〜1月および7月にハネているのも、春からの新生活開始を前にした準備 / 新生活で初めての夏休みを迎えてのレジャー支出準備、と想像することができそうです。

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おわりに

いかがでしたでしょうか。日常の買い物場所や、移動経路から、自分にとってどの電子マネーサービスが最もお得か、使い勝手がいいか、は大方定まっているのではないでしょうか。
今後どのような電子マネーの利用が増えるのかApp Apeでは引き続き注目して参ります。

今回データを用いた、App Ape Analyticsでは
各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。
Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!まずは下の動画をチェック!