大手から新興まで銀行アプリを比較してみたら、やっぱり後発組に独自性があった

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今回は銀行のAndroidアプリをみてみます。対象アプリは以下4アプリです。

  • 三菱東京UFJ銀行
  • 三井住友銀行アプリ
  • 楽天銀行
  • じぶん銀行

三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行はいわずとしれたメガバンク、楽天銀行とじぶん銀行はネット銀行ですね。 三菱東京UFJ銀行が三菱UFJフィナンシャルグループの、三井住友銀行が三井住友フィナンシャルグループの、楽天銀行が楽天グループの一員であることはその名のとおりなので間違えようがないですが、じぶん銀行がKDDIグループだけの傘下なのではなく、三菱東京UFJ銀行との折半出資であるということは、利用者でないと意外と知らないのではないでしょうか?ブランドカラーがauと同じオレンジなので、auファミリーという印象は皆さんおもちでしょうが、実はそうなんです。

MAUランキング:「じぶん銀行」がトップ

先ずは「App Ape Analytics」のデータから、各アプリのMAUランキングを参照しましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

ランキングの具体的な数値は別途お問い合わせいただくとして、スマホアプリのMAUだから、よりスマホフレンドリーなイメージのあるネット銀行のほうがランキング上位か…と思いきやさにあらず。「三菱東京UFJ銀行」は健闘しているようです。Googleトレンドによると「モバイルバンキング」の検索ピークは2011〜12年ですので、その前後から多くの人が実際にモバイルバンキングを行い始めたと仮定すると、それから約5年。そうした機能をユーザが銀行に求めるのは今や完全に一般化し、ネット銀行だけのお株ではなくなっている–ということかもしれません。
そうはいってもこの4アプリのなかでは「じぶん銀行」がトップで、これはやはりプロダクトマーケティングが比較的上手くいっているということなのでしょうね。

同時所持アプリ:「楽天銀行」アプリは楽天ユーザーのポイント利用が多い。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ

「楽天銀行」の同時所持アプリは、トップ4のうち3つが楽天のもの。楽天のポイントサービスによる《お得》に魅了されている様子がうかがえます。楽天銀行を利用することでのポイント面でのメリットと、メリット構造を楽天がグループ全体で戦略的に構築していることの解説はそれぞれ下記のリンク先をどうぞ。

楽天銀行のメリット|楽天銀行
電子マネーアプリの利用者数ランキング-楽天Edy、モバイルSuica、nanaco、iD、WAON- – App Ape Lab

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ

同時所持アプリ:「三菱東京UFJ銀行」アプリのユーザ像がみえた!

同時所持アプリでもう一つ面白いのは「三菱東京UFJ銀行」です。日経電子版やJAL、SBI証券の株取引アプリなどが並び、いかにもビジネスマンっぽいですよね。4位の「AirDroid」というのはPCからスマホを操作できるようにするアプリで、つまりPCとスマホの2台持ちユーザが使うものなのですが、これも、2台持ちができるほどの経済的余裕がある層に「三菱東京UFJ銀行」アプリが使われているということの傍証といえそうです。

男女年代比:「じぶん銀行」はやっぱり独特

男女年代比では、男女ともに20代が一番多いという「じぶん銀行」の特性が目立ちます(他3アプリは30〜40代が年代比で多くなる)。狙いどおりのユーザターゲティング、でしょうか。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

おわりに

今回は「じぶん銀行」が割と目立った結果になりました。新興という印象があるじぶん銀行ですが、営業開始はもう7年以上前とのこと。改めて振り返ると、ケータイキャリア事業者が他業種に幅広く進出していく先駆けだったのかな、と思います。現在、電力自由化でauは新電力に参入していますが、その宣伝などを見ると、ふとじぶん銀行を思い出したりします。次に通信事業者はどんな領域に進出するのか、という観点でアイディアフラッシュしてみるのも面白そうです。 今回データを用いた、App Ape Analyticsでは 各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!まずは下の動画をチェック!