日本刀を擬人化?刀剣乱舞(とうらぶ)が女性にブーム中

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日本刀を擬人化させるという仰天な発想で人気を高めているゲーム「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」。2016年3月から配信スタートしたアプリで、“刀剣男士”と呼ばれるキャラクターたちを育成して敵と戦うシミュレーションゲームですが、キャラクターはみんなイケメン、かつボイスは豪華な男性声優陣が担当しているということで、主に女性のファン層から厚い支持を受けています。

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Google Playより引用

元はPCブラウザゲームとしてDMMゲームズとニトロプラスの共同製作によって開発されたもので、“とうらぶ”の略称で親しまれています。今回紹介する「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」は、そのモバイルアプリ版になります。
この記事では「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」の詳細データや、他社の乙女ゲームとの比較、そしてクロスメディア展開についてまでまとめてお送りいたします。

ユーザー層の詳細を調査

まず、ユーザー層を深く確かめるために、男女年代比のグラフをご覧ください。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

グラフを見て分かる通り、中心となるユーザーは20代女性。なんと全体の半数以上を占めており 、ゲームアプリとしてはかなり特徴があるもののようです。割合順で見ると次いで10代女性、30代女性の層が続いています。女性全体の割合は80%を超えており、ほぼ完全に女性向けのアプリとなっています。

いわゆる“乙女ゲー”に分類される「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」ですが、刀剣という一見マニアックなジャンルを、擬人化して声優のボイスも足すことで多くの人に受け入れられているようです。また、刀剣乱舞がきっかけで日本刀マニアになる若い女性が近年増えていることからも、影響の大きさをうかがい知ることができます。

同時所持アプリから確かめるユーザー層

「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」ユーザーは、他にどんなアプリに興味があるのか。同時所持アプリを見ながらチェックしていきましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ

同時所持アプリには、乙女ゲーの鉄板アプリとして定着しつつある「あんさんぶるスターズ」、音ゲー「SHOW BY ROCK!!」、「夢王国と眠れる100人の王子様」、などがあります。また、「アニメイトアプリ」も見られることから、アニメや漫画のカルチャーが好きなユーザーが多いことが分かります。

シミュレーションのランキングでは常に上位!

次に、ゲームの人気度を調査するためにGoogle Playでのランキング(2016年3月&4月)を見てみましょう。グラフでは各線がアプリ全体(青)、ゲームのカテゴリ(緑)、シミュレーションのカテゴリ(赤)でのランクをそれぞれ表しています。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]

結果を見ると、アプリ全体やゲームカテゴリ全体でのランキングは徐々に下降しつつありますが、シミュレーションカテゴリにおいてはこの2ヶ月間でも常にトップクラス。連続してランキング1位を記録し続けている期間もあり、驚異的な人気を誇っていることが分かります。

他社アプリとのリアルな比較

“乙女ゲー”として認知されている「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」の人気の高さは判明してきましたが、では他社の乙女ゲーと比べてどのレベルなのかを見ていきましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

上図は、乙女ゲーの中でも特に人気のある「あんさんぶるスターズ」、「夢王国と眠れる100人の王子様」とのMAU(Monthly Active Users)の比較です。結果は見ての通り、「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」が圧倒的な差をつけています。「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」は2016年3月から配信開始したばかりの後発アプリでありながら、「あんさんぶるスターズ」とは倍以上の差をつけており、驚異的な結果を叩き出しています。

ゲームを飛び出したクロスメディア展開がすごい

個性あふれる世界観や、キャラクターのビジュアルの良さなども相まって、刀剣乱舞は様々なクロスメディア展開を行なっています。
2015年のPCブラウザ版サービススタート以降から解説書やアンソロジーコミック、ノベル、ビジュアルブックなどの関連書籍が次々に出版され、話題になりました。

2016年5月からはミュージカルも上演予定

さらに、2016年5月からは刀剣乱舞を原案とした「ミュージカル『刀剣乱舞』~阿津賀志山異聞~」が上演予定となっており、トライアル上演が2015年10月から11月に行われました。また、ミュージカルのオープニング曲はCD化されて発売されるなど、音楽業界にまで手を伸ばしています。加えて、ミュージカルと同じく2016年5月からは別キャストによる舞台版の上演も予定されています。

そして2016年10月からはテレビアニメ「刀剣乱舞-花丸-」の放送が決定しており、公式サイトでは一部ビジュアルも解禁。しかも続くアニメ版の第2弾となる「刀剣乱舞(仮)」も2017年の放送を予定しており、テレビアニメだけですでに2作品も製作が開始されているという異例の事態になっています。

まとめ -異質なジャンルでも開拓を-

日本刀・刀剣という若い女性には全く縁のないようなジャンルを、乙女ゲーとして落とし込んでもはや社会現象といえるほど人気を獲得している刀剣乱舞。アプリ版の「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」もなかり好調です。しかし、元をたどると“歴女”と呼ばれる歴史好きな女子のカルチャーは以前から脈々と存在しており、その分野へ向けて日本刀という絞った角度から攻め込んでいったDMMゲームズの発想には感服でしょう。
アプリのヒットには必ず裏側があります。“なんとなくヒットした”なんていうものは、まずないでしょう。自分が攻め込みたい分野を調査し、その流れの上流をたどり、まだ未開拓のポイントを切り拓いていくことがヒットの要因となることは間違いないようです。

今回データを用いた、App Ape Analyticsでは 各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!まずは下の動画をチェック!