人気の子育てアプリ3種分析-「育児手帳」「ステップ離乳食」「レター」-

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アプリを使って子育てを学ぶ、そんな時代が今やってきています。今回は、注目の子育て関連アプリ3本をピックアップして、それぞれの特徴などについて迫っていきます。取り上げるアプリは次の通り。

・「育児手帳 – 3才までの子育て・赤ちゃんの成長を学べるアプリ」
・「ステップ離乳食-子育てを応援する赤ちゃんのアレルギー記録-」
・「レター|子育て世代に人気のアプリ、フォトブックよりも簡単に」

子育て知識を得られる「育児手帳」

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Google Playより引用

博報堂DYメディアパートナーズが運用する「育児手帳」は、子育てに関する知識を得ることができ、さらに子育ての記録もできるアプリです。

まず始めにお子さんの生年月日を入力すると、月齢に合わせた子育て情報を毎週配信してくれます。配信される情報は医師や専門家が監修している内容なので信頼度が高く、母親になったばかりの人にとっては嬉しい機能です。さらに、「子育てレコード」という機能を使えば、写真とコメントで育児記録を残しておくことができます。

●データ分析
アプリの特徴をより深く知るために、「育児手帳」のデータを分析しましょう。気になるポイントは、時間帯別アクティブ率。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
時間帯別アクティブ率:一日にアプリを起動したユーザーのうち、各時間帯に起動しているユーザーの割合。平日、休日別で月間の平均値を示しています。

昼12時に突出してアクティブ率が高くなっています。プッシュ通知の影響によるところも考えられますが、主婦にとって一番時間の余裕があるのが昼どき。朝は旦那を仕事へ送り出して、午前中に家事や育児をある程度済ませた後は時間が空くので、その間にアプリで知識を身につけようという人が多いのかもしれません。夕方以降は家族が帰ってきたり夕飯の準備などに追われる、という生活リズムから推測すると、昼どきにアプリのアクティブが集中していることも納得できます。

離乳食をサポートする「ステップ離乳食」

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Google Playより引用

「ステップ離乳食」は、赤ちゃんの離乳食についての知識を増やすことができるアプリ。赤ちゃんの離乳食時期を判断して、そこに合わせた離乳食の情報を教えてくれます。また、アレルギー反応が出てしまった時の記録を残すこともでき、赤ちゃんを健康に育てていくための食生活をサポートしてくれる大事なアプリです。

●データ分析
「ステップ離乳食」のデータで注目すべきポイントは、MAU(Monthly Active Users)遷移と男女比。まずはMAU遷移を見ていきましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

アプリの所持ユーザー数に対してMAUが非常に高く、2016年4月時点では90%以上のアクティブ率を記録していました。このことから、“離乳食”というキーワードに対する一般層のニーズの高さがうかがえます。子供の成長に合わせて継続利用していくアプリなので、こまめに使っているユーザーも多いのでしょう。アレルギーについてなどは、かなり神経を尖らせておきたいポイントなので、そういった部分をサポートしてくれるのは、ユーザーにとって嬉しいはずです。

次に、アプリの男女比を見てみましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男性(女性)比率: そのアプリの対象期間における所持ユーザーに占める男性(女性)の割合

男女比率を見ると、男性が0%という驚きの結果に。子供の食生活などについてまで気にしている父親層がかなり少ないことが分かります。母親に任せきりというのも、負担が偏ってしまいますので、ぜひ全国の父親ユーザーにも関心を持って欲しいところです。

子供のフォトカレンダーが作れる「レター」

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Google Playより引用

赤ちゃんとの思い出はキレイに残しておきたい人も多いはず。そんな人におすすめするのにベストなのが、この「レター」というアプリ。

赤ちゃんの可愛い写真をスマートフォンで撮影している人も多いかと思いますが、その中からお気に入りの一枚を選んでアプリに登録。そしてメッセージを添えて送り先を入力すれば、赤ちゃんの写真つきのおしゃれなポストカード型のカレンダーが完成。これを実家の家族に送れば、おじいちゃんやおばあちゃんも喜ぶこと間違いなしです。他のフォトブック作成アプリなどよりも、かなり簡単な手順で作成できるので、ファミリー層からの支持が厚いようです。

●データ分析
かなり特色の強いアプリ「レター」ですが、データのほうで注目すべきポイントはMAU遷移。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

年間のMAU遷移を見てみると、12月に目立ったピークが見られます。これはおそらく、フォトカードを年賀状代わりや、実家に帰省した際の話題作りに使っているユーザーが多いことによるものではないでしょうか。スマートフォンで手軽に作成して、発送まで行なえるので、忙しい年末でもサクッと作れる「レター」を利用する人が多くなっているのでしょう。

まとめ- ニーズに合わせたアプリ設計 –

いかがでしたでしょうか。今回取り上げた3アプリは機能面での特徴がそれぞれ異なっていましたが、子育てユーザーのニーズをうまくとらえたアプリばかりでした。利用層はやはり女性の主婦層が中心となっているようですが、細やかな部分に特化したアプリ設計によって、それぞれのアプリはうまくユーザーを獲得しているようです。

今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!