男性のイメージが強いフィンテックアプリ、実は女性にも人気〜9つの銀行発アプリを調査

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近年話題となっている「フィンテック(FinTech)」というワード。簡単に言えば、家計簿アプリなどもフィンテックを用いたアプリとされますが、今回は、フィンテックとは一体何なのか、そしてフィンテック関連のアプリにはどんな特徴があるのかなど、気になる点について紹介していきます。

フィンテックってなに?

実は、当サイトでも以前の記事で解説していましたが、改めて。「フィンテック」とは、金融(Finance)と最新テクノロジー(Technology)を組み合わせた造語。近年では、家計管理や資産運用についての新鋭ネットサービスの総称とされています。

スマートフォンにおいて分かりやすく言うと、家計簿アプリや銀行アプリなどがフィンテックアプリといえます。世界規模では、1兆ドルの金融市場であるともいわれており、今後さらに注目されていくであろう分野なのです。

銀行アプリにおけるフィンテックを分析

今回は、フィンテックの可能性を測るために主要な銀行アプリのデベロッパー(3大メガバンク以外)をピックアップして、それぞれの機能や特徴などを分析していきたいと思います。

fintech-map

●じぶん銀行
三菱UFJ銀行とKDDIの共同出資によるインターネット銀行である「じぶん銀行」。本体のアプリでは、残高照会から振込などといった基本的な機能を万全に備えています。特徴としては為替レートのチェックが可能であり、さらに為替レートが設定した条件に到達すると通知で教えてくれるという便利な機能も搭載しています。

セキュリティ面でも安心度が高く、ATMでの取引をアプリからロックすることができる点はまさにフィンテックといった印象の高機能です。

本体アプリ以外には、スピーディに口座開設が可能な「じぶん銀行クイック口座開設」、為替レートのチェックに特化した「為替レート じぶん銀行」、FXに特化した「じぶん銀行FX」がラインナップされており、金融関係のアプリとしてはかなり充実しています。

●住信SBIネット銀行
「住信SBIネット銀行」は、他の銀行アプリよりもサクサク使えるところが特徴的。アプリを起動するとすぐに残高と直近10件の入出金明細を確認することができます。振込・振替はもちろんのこと、新たな口座開設やローンの申し込みまでアプリが行なえる点が、ユーザーとしては嬉しいポイントでしょう。

関連アプリには、ネット銀行へのログインをロックできるセキュリティアプリの「ネット銀行 スマート認証」、多彩な注文方法による外貨預金取引が可能な「ネット銀行 外貨預金」、FXに特化した「ネット銀行 取引所FX くりっく365」と「ネット銀行 Oh! FX」があります。FX関連アプリはアップデートがあまりされていないようなので、少々改善の余地がある状態のようです。

●楽天銀行
「楽天銀行株式会社」は、本体アプリ「楽天銀行」と、FX取引専用アプリ「楽天銀行FX」の2アプリを配信中。入出金の管理は「楽天銀行」で、FXは「楽天銀行FX」でというようにきっぱりと使い分けができるので、ユーザーにとっては分かりやすい設計になっています。

●ジャパンネット銀行
日本初のネット銀行である「株式会社ジャパンネット銀行」は、5つのアプリをラインナップ。口座開設に必要な「書類送信」、「口座開設/届出(本人確認資料送信)」をはじめ、「残高確認」のアプリ、ジャパンネット銀行で購入したくじを確認する「当せん確認」、FX用の「テクニカるナビ」といったアプリが並んでおり、機能ごとに細かくアプリを分けて配信しているところが特徴的です。

●イオン銀行
イオン銀行のアプリは、「イオン銀行アプリ通帳 かんたんログイン&残高・明細の確認」の1本のみ配信中。機能はシンプルで残高や明細の確認を中心とした基本的なものだけが搭載されています。複雑な取引などは行わないという人にとっては、使いやすくてありがたいアプリでしょう。

●新生銀行
主にカードローンを取扱う新生銀行。利用申し込みができるポータルアプリの「新生銀行 L」、「新生銀行口座開設アプリ」、キャンペーン情報などをチェックできる「新生銀行サポートアプリ」、為替レートチェックから外貨預金取引まで可能な「新生銀行 外貨預金アプリ」といったラインナップを揃えています。

●セブン銀行
セブン-イレブンなどで使える「セブン銀行」は、最寄りのセブン銀行ATMまでのルートを検索してくれる「セブン銀行 ATMナビ」と為替レート通知サービスの「SEVEN BANK Money Transfer」をラインナップ。どちらも実質的な取引機能はなく、サポートアプリという捉え方が正しいでしょう。

●ゆうちょ銀行
キャリアの長いゆうちょ銀行は、「ゆうちょ銀行相続Web案内サービス」という、故人の銀行相続に関する案内アプリを配信しています。書類の案内などについてのサポートアプリなので、アプリから手続きができるものではないようです。

●ソニー銀行
ソニー銀行が配信するのは「Sony Bank WALLET アプリ」のみ。Sony Bank WALLETを使って買い物などをしたあと、残高や取引履歴をすぐに確認できるアプリです。また、外貨のレート電卓も合わせて搭載しているので、ふとした時に便利です。

銀行アプリの傾向を分析

フィンテックアプリ、特に銀行アプリは単機能を複数のアプリとして別々に配信する傾向があるようです。セキュリティ面でも配慮が必要なことが多いためにこのような設計になっているのでしょう。

案内のみのアプリなどを除くと、残高確認・振込などといった機能は共通して備えているアプリが多く、またFXに関する機能を搭載しているものも多くありました。スマートフォンから手軽にFX取引できるのはかなり便利。様々な手間を省くことができるので、まさにフィンテックの力によって金融市場が進化していることが分かります。

じぶん銀行のデータを用いてユーザー層を調査

新興のフィンテックアプリの代表として「じぶん銀行」にスポットを当てて、そのユーザー層について分析していきましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

2ヶ月前の記事でも調査したとおり、銀行アプリは基本的に30代〜40代のユーザーが中心です。しかし、「じぶん銀行」に限っては20代の利用が突出して多くなっています。2016年6月現在のデータにおいてもそれは変わらず、20代のユーザーが一番多く存在しています。

デジタルネイティブともいわれる若い世代の人々にとっては、資産の管理をスマートフォンやネットで行うということに抵抗が少ないようですが、特に機能が多く使いやすい「じぶん銀行」は支持が厚いようです。

まとめ- 若い世代の取り込み –

様々な便利機能を兼ね備えたフィンテックアプリ。今後この分野で成長していくカギは20代の若い世代との繋がりが重要になってくるでしょう。上の世代のユーザーはすでに取り合いにある状況なので、いち早く20代の支持を集めている「じぶん銀行」のこれからの動きには注目しておく必要がありそうです。

今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!