【LINE&Kakao】日韓スマホゲームプラットフォームを徹底比較調査!

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日本のお隣、韓国でもスマートフォンアプリ業界が大盛り上がりしているのをご存じでしょうか。韓国発のアプリが日本でも人気になったり、何かと関わりの多い国なのですが、今回は日韓のゲームアプリTOP50を比較して(App Apeでは韓国のアプリデータも配信しています)、“あるポイント”を考察していきたいと思います。

その”あるポイント”とは、「LINEプラットフォーム」と「Kakaoプラットフォーム」を利用したゲームの占める割合についてです。LINEゲームなどは日本でも幅広いユーザーを獲得していますが、それに取って代わるのが韓国におけるKakaoゲームなのです。

「LINEプラットフォーム」と「Kakaoプラットフォーム」

今回取り上げる2つのプラットフォーム、「LINEプラットフォーム」と「Kakaoプラットフォーム」について、それぞれの違いをまず分析していきましょう。

■「LINEプラットフォーム」

line-kakao

日本ではすっかり必需品となっているメッセージアプリ「LINE」。そこに端を発するLINEプラットフォームにおいて配信されるゲーム(LINEゲーム)は、基本的に全て自社開発されています。他社のキャラクターと使ったコラボ作品なども多くありますが、アプリの配信元は全て自社名義になっている点が特徴的です。

また、ゲームはメッセージアプリのLINEと連携してスコアを競い合ったりすることもできるので、友人との繋がりをゲームに持ち込んで楽しむことができます。

■「Kakaoプラットフォーム」
韓国で一番普及しているメッセージアプリ、それはLINEではなく「Kakao Talk(カカオトーク)」です。日本でも数年前まではLINEとシェアの奪い合いをしていましたが、結果的にLINEの圧勝によってすっかり日本人のユーザーは見かけなくなってしまいました。しかし、本国である韓国ではメッセージアプリにおけるシェアが、90%を超えていると言われており、もはや国民の必需品となっています。

そんなKakao Talkを元にしたプラットフォームである「Kakaoプラットフォーム」ですが、ゲームにおいてはどんな特徴があるのか。LINEプラットフォームとの違いは、配信されるゲームアプリを自社開発していないところにあります。つまり、Kakaoプラットフォームを通じて他社のゲームへと誘導させているのです。ここが大きな違いで、ビジネスモデルも異なっているようです。

また、KakaoプラットフォームのゲームもLINEと同じように、メッセージアプリのKakao Talkと連携して使うことができ、友人とのコミュニケーションも重要な要素として働いているようです。

日韓のゲームMAUランキングを比較

ここで、日韓のゲームアプリのMAUランキングTOP50を比較してみます。

rankings
[データ元: App Ape Analytics Ultimate版(国内約3万台のAndroid端末を分析、韓国約2万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

まず日本ですが、LINEゲームのアプリが9本ランクイン。TOP10圏内には5本がランクインしており、半数を占めています。

次に韓国。LINEゲームは皆無ですが、Kakaoゲームが16本もランクイン。TOP10圏内は7本もランクインしている状況で、人気の高さがうかがえます。

日韓ともに、ゲームランキングの1位はプラットフォームのゲームです。日本は、ご存じ「LINE:ディズニー ツムツム」で、韓国は「프렌즈팝(FRIENDS POP) for Kakao」というパズルゲーム。どちらもパズル系で、かつプラットフォームによるゲームが1位になっている点は興味深いところです。プラットフォームが異なるだけで、ユーザーが求めるものは日韓で非常に近いところにあるのではないかと考えられます。

韓国で優勢なデベロッパーとは

韓国のゲームランキングを見ると、様々なデベロッパーがいることが分かりますが、中でも特に本数が多く目立っているのが「Netmarble Games」というデベロッパー。

元は韓国のCJインターネット株式会社が運営するゲームコミュニティサイトで、韓国ではトップクラスのシェアを誇ってきました。デベロッパーとしてアプリ配信も行なっており、Kakaoプラットフォームを利用しているようです。ちなみに日本にも拠点を置いていて、「セブンナイツ」や「レイブン」といったRPGでも人気を集めています。

もうひとつ気になるデベロッパーは「SUNDAYTOZ, INC」。「エニパン」というパズルゲームを韓国で大ヒットさせたデベロッパーで、現在は「エニパン2(애니팡2 for Kakao)」を配信しており、ランキングでも2位に入っています。日本ではほとんど知られていないゲームのようですが、韓国では老若男女がプレイする国民的ゲームと言われるほど、大流行しているそうです。

Kakaoプラットフォームへゲームを配信する方法

韓国では圧倒的なシェアを誇っているKakaoプラットフォームですが、ここへ自社のゲームを配信するためには、どのような手順が必要なのか調査してみました。

まず、韓国向けのプラットフォームなので日本向けの案内などの確認はできませんでした。また、韓国語でのやり取りも必須となることは間違いないでしょう。

具体的には、韓国のカカオ社へ申請し、ゲームのクオリティチェックがされるそうです。また、Kakao Talkとの連携は必須で、そのための機能も実装しなければなりません。さらに、韓国政府によるゲームの等級審査もあるとの情報もあり、かなり厳しいチェック体制がとられているようです。
(※参考URL:http://thebridge.jp/2013/10/one-of-them-challange-kakao-game-platform)

2016年現在は、株式会社カカオジャパンが東京都目黒区にあるので、日本のデベロッパーで韓国進出を考えている方は、まずこちらへ問い合わせしてみると良いのではないでしょうか。

リンク:カカオジャパン

まとめ- LINEは有名キャラ作品で攻勢 –

いかがでしたでしょうか。日韓では似ている点と異なる点、様々な特徴が分かったと思います。Kakaoは韓国で今後も勢力を伸ばしていくと思われますが、LINEも日本をフィールドにして、着実に成長しています。LINEゲームでは有名キャラクターを用いた作品を積極的にリリースしており、今夏には機動戦士ガンダムのゲーム「LINE:ガンダムウォーズ」を配信予定で、今後もこうしたコラボ作品が多くなっていくでしょう。

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