楽天・ドコモ・JR「ポイント管理専用アプリ」の実態を調査

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コンビニやファーストフードからネットショッピングなど、様々な場面で役立つポイント制度。買い物で貯めたポイントは、次回から現金と同じように使えたり特典をもらえたりと、利用者にとって嬉しいものが多くあります。

今回は、そんなポイント制度を導入していて、かつ“自社ポイントの管理専用アプリ”にフォーカスして、その実態を調査していきます。対象となるアプリは次の通り。

  • 「楽天のポイント管理アプリ〜楽天PointClub〜」
  • 「JRE POINT アプリ – JR東日本の共通ポイント」
  • 「dポイントクラブ(~15夏モデル)」

手厚いキャンペーンが嬉しい「楽天PointClub」

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Google Playより引用

ネットショッピング大手の楽天によるポイント管理アプリ「楽天のポイント管理アプリ〜楽天PointClub〜」。

ポイントの確認や利用履歴のチェックなどポイント管理アプリとして基本的な機能を網羅していますが、さらにポイントの失効前(※楽天スーパーポイントには有効期限があります)に、使い忘れないように通知してくれるありがたい機能が付いています。



また、キャンペーン情報が非常に豊富なのも大きな特徴の1つ。ポイントを貯めるために参加できる楽天グループのキャンペーンが50個以上も掲載されているので、ユーザーにとっては嬉しい限りでしょう。

それだけではなく、「ラッキーくじ」というキャンペーンもあり、最大で1,000ポイントが当たるかもしれなくじ引きを、毎日引くことができます。



◯順調にユーザー数を伸ばす
App Apeの最新データを元に、より深く「楽天PointClub」について分析していきましょう。着目したい点は、所持ユーザー数。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
推定所持ユーザー:そのアプリの対象期間におけるApp Apeのパネルユーザーのうち、そのアプリを月末時点で所持しているユーザーの割合 × 日本のAndroid利用者数(3,240万人)

過去1年間の遷移を見てみると、なだらかながら順調に所持ユーザー数を伸ばしてきていることが分かります。
ポイント制度自体は、メール配信などによってユーザーにはかなり周知されているはずですので、これをさらにお得に使うためのツールとしての認知度も上がってきてる証拠でしょう。

◯楽天ポイント関連アプリを併用
次に、同時所持アプリをチェックしてみましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ

上位には3つの楽天グループ関連のアプリが並んでいます。「楽天リサーチ」はアンケートに答えてポイントを貯めることができるアプリで、「楽天チェック」は提携しているお店にチェックインするだけでポイントがもらえるアプリ。

このようにポイントを貯められるアプリを併用しているユーザーが多いことから、管理アプリとして中心的存在になる「楽天PointClub」は、欠かせない存在のようです。

駅ビルにチェックインでポイントゲット「JRE POINT」

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Google Playより引用

JR東日本によるポイント制度を利用できるのが「JRE POINT」。貯まったポイントは、1ポイント=1円換算でアトレやグランデュオといった駅ビル内でポイントを使うことができます。

他のポイント制度に比べると、ポイントを使うことができる範囲が比較的少ないのですが、「JRE POINT」はポイントの貯め方に特徴があります。



提携する駅ビル内でのショッピングや飲食時の会計100円(税抜)ごとに1ポイントが貯まるのですが、それだけでなく位置情報を利用して駅ビルにチェックインすることで10ポイント(1日につき1回)を貯めることができます。

先ほど触れた「楽天チェック」というアプリと似たものですが、駅ビルに行くだけでポイントが貯まるので、頻繁に利用する人なら毎日使いたくなるアプリです。

◯春から利用者が一気に拡大

2016年2月にスタートしたばかりの「JRE POINT」ですが、その所持ユーザー数の遷移を確認してみましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
推定所持ユーザー:そのアプリの対象期間におけるApp Apeのパネルユーザーのうち、そのアプリを月末時点で所持しているユーザーの割合 × 日本のAndroid利用者数(3,240万人)

アプリ配信直後の2月ごろは大きな上下はありませんでしたが、3月から徐々に数字を伸ばしていき、4月から一気に上昇。

駅ビルで利用できる個性的なポイント制度のアプリであり、駅ビルにチェックインするだけでポイントがもらえることから、通勤・通学などで毎日利用するような人にとってはありがたいはず。ちょうど新生活が始まるタイミングで、使い始めた人も多いのではないかと推測されます。

レストランやCDショップでも使える「dポイントクラブ」

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Google Playより引用

「dポイントクラブ」は、ドコモによるポイントサービスです。同社が運営するショップサイト「dショッピング」をはじめとし、様々なお店で利用できるのが大きな特徴。

コンビニなら「ローソン」、焼肉店の「牛角」ファーストフードの「マクドナルド」や「ケンタッキーフライドチキン」、さらにCDショップの「タワーレコード」や「洋服の青山」など、実に多種多様な店舗でポイントを貯める・使うことができます。



さらに、アプリからアンケートに答えることでポイントが貯まったり、お得なクーポン情報を配信してくれたりと、至れり尽くせりな仕様になっています。

◯大人ユーザーに好まれるアプリ
大手のドコモが配信するアプリ「dポイントクラブ」ですが、そのユーザー層について分析していきます。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

中心となるユーザー層は30代男女。様々なショップで使えることから、飲食から買い物までお得に利用したい欲の強い層に好まれているようです。

また40代・50代の男女も多いことに対し、10代・20代のユーザーが少ないことから、年代によってポイント制度への関心度の差も見えてきます。今後は若い層への認知を上げるアプローチも実践していくと、さらにアプリを成長させることができるのはないかと思われます。

◯ランチ時に大活躍
次は時間帯別のアクティブ率をチェックしてみましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
時間帯別アクティブ率:一日にアプリを起動したユーザーのうち、各時間帯に起動しているユーザーの割合。平日、休日別で月間の平均値を示しています。

12時前後のランチ時にピークが来ていることが特徴的です。やはりファーストフードからレストラン、コンビニまで様々なお店で利用できることから、ランチのときにポイントを貯めたり使ったりするユーザーが多いようです。

やはり利用範囲の幅広さは、ユーザーの生活に入り込めるチャンスが多くなるので、かなりアドバンテージがあるといえます。

まとめ- 規模感と個性のバランスが重要 –

今回フォーカスした3アプリですが、「楽天PointClub」はネットで、「JRE POINT」は駅ビルで、「dポイントクラブ」は街のお店で、とそれぞれ個性が際立っているように感じられました。それと同時にそれぞれの規模感についても異なっている点が見えてきました。

特に「JRE POINT」は他アプリに比べると“駅ビル”という場所に特化したものになっており、規模は広がる余地が少ないように感じられます。

しかし、まだスタートしたばかりのサービスであり、所持ユーザー数も順調に伸びてきていることから、今後どのような展開で成長していくのか注目しておきたいところです。



今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!