ポケモンGOがマクドナルドアプリにもたらした影響は〜飲食×ゲームのコラボ成果を分析

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「ポケモンGO」という1つのアプリのリリースによって、各所で様々な影響が出ています。そして、今回ピックアップする「マクドナルド公式アプリ」もその1つ。

マクドナルド公式アプリは、ポケモンGOの日本配信直前にコラボ企画の情報がリークするなどして話題になりましたが、そうした背景も含めてどのような影響を受けたのか、詳しく探っていきましょう。

アクティブ率が瞬間最大風速を記録!

お得なクーポンなどが手軽に使えることで人気の「マクドナルド公式アプリ」。まずは、このアプリがどのような影響を受けたかを、App Apeのデータと共に見ていきます。

「ポケモンGO」が配信された翌日、7月23日のHAU(Hourly Active Users)をご覧ください。

hau
[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
HAU(Hourly Active User):そのアプリの対象期間における、時間帯ごとのアクティブユーザー数であり、その時間に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

参考として、この直前一週間におけるHAUの最高値を上図に赤線で示します。それを踏まえた上でこの日のHAUを見ると、14時台に約十万規模のアクティブ数を記録しており、かなりの上昇であったことが分かります。

では、なぜ「ポケモンGO」が配信開始されたことによって、一見しただけでは関係のなさそうな「マクドナルド公式アプリ」のアクティブ率が上がったのか。次の項目では、その理由を解説します。

マクドナルドとポケモンのコラボ企画

記事の冒頭でも少し触れましたが、「マクドナルド公式アプリ」のアクティブ率が上昇した背景には、「ポケモンGO」とのコラボ企画がありました。

「ポケモンGO」の日本正式リリース直前には、コラボ企画の情報が一部リークされたため、マクドナルドのウェブサイト上でもお知らせが出されました。

→『Pokémon GO』とのコラボレーション実施についてのお知らせ(2016.7.20)
http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2016/release-160720a.html

その後「ポケモンGO」の正式リリースにともない、マクドナルドからもコラボ企画についての正式な発表がありました。

→『Pokémon GO』 & 日本マクドナルド 単独ローンチパートナーシップ締結(2016.7.22)
http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2016/promotion/promo0722a.html

コラボ企画の内容は、日本国内のマクドナルド約2,900店舗が「ジム」や「ポケストップ」として登場するというもの。これは、マクドナルドの店舗に立ち寄ってもらうきっかけ作りとしても最適で、ユーザーにとっても“マクドナルドに行けば何か楽しいことがある”と、思ってもらえるという狙いもあります。

新作アプリである「ポケモンGO」の盛り上げ役としても、マクドナルドは一役買っているというわけですが、それによって幸いなことに「マクドナルド公式アプリ」の利用も増加したということでした。

今後のマクドナルド×ポケモンに期待できることとは?

マクドナルドの実店舗が、「ポケモンGO」における「ジム」や「ポケストップ」であるという認知度がさらに広まれば、現実世界との距離をより縮めることができるはず。そうすれば、マクドナルがポケモントレーナーたちの“憩いの場”として機能し始めるでしょう。

そして、リアルな“憩いの場”になれれば、現実世界での通貨も回っていくというもの。現時点ではアプリ同士の数値における段階ですが、今後にも大いに期待できます。

また、余談ではありますがマクドナルドが公式で配信している「ライブ壁紙 by マクドナルド」のアプリも、「ポケモンGO」配信開始日(7月22日)にはDAUが跳ね上がっていました。

dau
[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

まさかとは思いますが、壁紙アプリにまで「ポケモンGO」の影響が及んでいたというのでしょうか。恐るべし、「ポケモンGO」効果です。

まとめ- いち早くコラボしたマクドナルドは有利!? –

アプリ業界全体に旋風を巻き起こしている「ポケモンGO」ですが、そこといち早く手を結んだマクドナルドは、かなり先見の明があるように思えます。

今回の「ジム」や「ポケストップ」としての利用だけでなく、今後は商品とのコラボなども考えられるでしょう。「ポケモンGO」が世間の話題の中心となっているうちに、そうしたコラボを手早く打ち出せる位置にいるマクドナルドは、これからどのようなアクションを起こしてくれるのか、楽しみでなりません。

今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!