Ingress、ポケGO影響でユーザー数急増中。

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もはや社会現象と言っても過言ではない「ポケモンGO」の人気ぶり。そして、ここに来て同時に盛り上がりを見せているアプリがあります。それは「ポケモンGO」の開発元でもあるNianticが、以前から配信しているゲームアプリ「Ingress」です。

今回の記事では、「Ingress」についての知識と、「ポケモンGO」リリース以降における「Ingress」の動向についてまとめた内容をお送りします。

「Ingress」って何?

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Google Playより引用

「Ingress」(イングレス)とは、拡張現実(通称:AR)の技術を用いたスマートフォン向けのゲームアプリです。現実世界の地図情報に沿いながら、位置情報を使って陣取りをしていく、いわゆる“位置ゲー”です。

プレイヤーは、「エンライテンド」か「レジスタンス」という派閥のどちらかに属する形でゲームをスタートし、派閥の陣取りをしていきます。マップ上には「ポータル」と呼ばれる箇所がいくつも存在し、そのポータル同士をリンクさせることで自陣の得点になります。

「ポータル」ではアイテムを手に入れたりすることもあるので、「ポケモンGO」でいう「ポケストップ」と近い意味合いの場所と捉えると分かりやすいかもしれません。

また、日本国内で人気の「パズドラレーダー」と「Ingress」の比較記事も参考にご覧ください。

【速報】「パズドラレーダー」、MAUでIngressに圧勝

Nianticと任天堂の関係

「ポケモンGO」の開発元として大抜擢されたNianticですが、任天堂とはどのような関係性があったのでしょうか。

そもそも「ポケモンGO」の原型となったのは、2014年のGoogleによるエイプリルフール企画。Google Mapアプリを使い、マップ上のポケモンを捕まえるというユニークなもので話題になりました。このアイデアを元にして「ポケモンGO」の企画がスタート。

そして、「Ingress」を開発し2015年にGoogleからスピンアウトした会社として、Nianticが本格的に独立体制になりました。同じ頃に「ポケモンGO」の企画を進めていた任天堂は、「Ingress」のシステムをベースにするため、株式会社ポケモンとポケモングループ、そしてGoogleと共に、Nianticへ共同出資(最大3,000万ドル)を行いました。

このことからNinaticと任天堂の関係がより密になり、「ポケモンGO」の開発が進んでいったというわけです。

「Ingress」の数値が軒並み上昇

ここからは、「Ingress」の最新データを探っていきます。「ポケモンGO」によって「Ingress」にどのような影響があったのかを見ていきましょう。

users-mau-dau
[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
推定所持ユーザー:そのアプリの対象期間におけるApp Apeのパネルユーザーのうち、そのアプリを月末時点で所持しているユーザーの割合 × 日本のAndroid利用者数(3,240万人)

「ポケモンGO」が日本でリリースされたのが7月22日。それに合わせるように7月の所持ユーザー数は1.8倍以上、MAUは2倍以上と軒並み上昇しています。DAUも7月22日以降にグンと伸びており、明らかに「ポケモンGO」による影響がうかがえます。

では、なぜ「Ingress」の人気が急上昇しているのか、その理由を調査しました。

なぜ「Ingress」が伸びた?

それぞれ別のアプリである「Ingress」と「ポケモンGO」ですが、なぜ「Ingress」までも人気が急上昇したのか。

理由の1つ目は、「ポケモンGO」で捕まえられるレアポケモンの出現位置を「Ingress」を使うことで発見できる、という裏ワザの噂が広まったこと。結果的にこの真偽は定かではありませんが、噂をきっかけに「Ingress」をダウンロードしたユーザーも少なくないはず。

※参考記事

「ポケモンGO」と一緒に遊ばれているゲーム10選〜ダントツ1位は「ひとりぼっち惑星」

2つ目は、「ポケモンGO」の開発元としてNianticの知名度が上がり、同社の代表作である「Ingress」が広く知られるようになったこと。また、位置情報を応用したゲームとして両アプリには共通点が多いことから、「Ingress」へも流れていったユーザーが増えたことでしょう。

男女年代比を比較

次に、「Ingress」と「ポケモンGO」のユーザーの男女年代比を比較してみましょう。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

両アプリとも20代がメインのユーザー層となっているようです。また、年代間のバランスは両アプリともほぼ同じぐらいになっていますが、大きな違いが男女比。

「ポケモンGO」は男女比に大きな偏りがないものの、「Ingress」は男性ユーザーが70%を超える割合を占めています。これはなぜでしょうか?

「ポケモンGO」はキャラクター性や子供から大人まで認知度が高いこともあり、まさに老若男女に親しまれているコンテンツ。対して「Ingress」は、“謎の物質XMを調査する”などといったストーリーがあり、そのサイバーな世界観やシステムが男性向けのように感じられます。

また、「Ingress」にはポケモンのようなキャラクターが出てくることもないので、とてもストイックなゲームであることも、男女比を大きく分ける要因となっているのでしょう。

まとめ- 両アプリの動向に今後も注目 –

何かと比較されることが多くなってきた「Ingress」と「ポケモンGO」。ユーザーとしてはアプリ同士のコラボなどにも期待したいところで、今後どのような動きが出てくるのか、注目しておきましょう。

また、1つのアプリがきっかけで、さらに大きな規模のIPを活用したアプリの開発に携わるという、アプリ開発会社としては理想のステップアップを実現したNiantic。そこに目をつけた任天堂のセンスもありますが、アプリ業界にはまだまだチャンスが転がっているのかもしれません。

今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!