【CEATEC JAPAN 2016】NHKがApp Apeのデータを使ってAbemaTVの驚異的人気を紹介!テレビ、ネット同時配信実現の鍵はRadikoの成功例

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10月5日〜7日に幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN 2016で、NHK放送研究所の村上圭子氏が【放送サービスの高度化と「これからのテレビ」】をテーマに、今後のネットと地上波のテレビ同時配信について講演されました。

講演の中でインターネットテレビ局として驚異的なスピードで人気が上昇しているAbemaTVの好調の裏付けとなるデータとして弊社のApp Apeのデータをご利用いただきました。

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2016年4月11日にスタートし、約半年経過した10月5日(水)時点で900万ダウンロードを突破したAbemaTV。

「App Ape」のデータから6月の時点でMAUが「GYAO!」を上回り、さらにniconicoが3年かけて達成したMAUを半年足らずで達成したことが分かります。

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講演資料より引用

また、AbemaTVの躍進によって、他のサービスのユーザーどれだけAbemaTVに流れているかを検証するために

・AbemaTVを利用し、かつ他の動画視聴アプリを利用していないユーザーの数
・AbemaTVを利用し、かつ他の動画視聴アプリを利用しているユーザーの数
・動画視聴アプリを使用し、かつAbemaTVを使用していないユーザーの数

の3つのデータを「App Ape」のデータをもとに紹介されました。

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講演資料より引用

AbemaTVをきっかけに、非常に多くのユーザーがモバイルでの動画視聴を開始したことから、AbemaTVは動画視聴の裾野を広げる存在であるといえます。

「App Ape」は約10万人以上のサンプルユーザーのアプリ利用実績を基に、アプリのユーザー属性(年代別、性別の情報)、アクティブユーザー数(起動したユーザー数)、所持数(端末にインストールされている数)、 そのアプリを所持しているユーザーが他に所持しているアプリ情報などを提供しているサービスです。

今回、村上氏にご利用いただいたデータは「App Ape」だからこそ提供できるデータとなっております。

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ここからは村上氏の講演内容をご紹介いたします。

日本で同時配信実現が遅れてしまった理由

村上氏は放送番組のネット配信において「日本の状況は海外から見ると特殊」だと語ります。

イギリスでは10年も前から同時配信、見逃し配信サービスを実施しています。
また、アメリカではケーブルテレビの配信サービスであるTVeverywhereなどで実施されており、また来年からはHuluなどのSVOD事業者が地上波を含んだ配信サービスを行うと発表しています。

一方、日本ではチャンネル丸ごとの同時配信は、NHKや東京MXなどまだ実験ベースでしか実施されていません。

村上氏は同時配信が日本で進まない理由の1つとして、放送事業者は「著作権上の問題」を挙げていると紹介しました。

イギリスは早い段階に、同時配信を放送と同等とみなすという著作権法の改正が行われました。しかし日本は、放送と同時配信では権利が異なるため、円滑に権利処理が進みにくいといった問題があるといいます。

その他の理由として「視聴者がそれほど多くないと想定され、単体ではビジネスモデルが組めない」、「ワンセグ放送の存在」を挙げています。

日本では2006年からワンセグでモバイル放送を実施してきており、世界で最先端のモバイル放送先進国でした。しかし、今はiOSにテレビチューナーが入らないなど様々な問題があり、放送サービスのモバイルへの展開は放送から配信に切り替えていかなければいけない状況となっています。

村上氏は「同時配信をやらなかったのではなく、ワンセグが存在していたため結果として開始が遅れてしまい、配信に移行できなかったというのが現状」と説明しました。

radiko.jpの成功を例にテレビ同時配信の実現について考える

NHKラジオセンターでディレクターの経歴をお持ちの村上氏は「radiko.jpのサービス開始時、ラジオというメディアのブランドは下降線をたどる一方だった」といいます。

しかし、現在はどうでしょうか。

「App Ape Analytics」を使ってradiko.jpと900万ダウンロードを突破したAbemaTVの所持ユーザー数を比較してみると、AbemaTVが猛烈な勢いで追い上げていますが、現時点ではradiko.jpのユーザーはAbemaTVの約1.4倍にもなります。

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[データ元: (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
推定所持ユーザー:そのアプリの対象期間におけるApp Apeのパネルユーザーのうち、そのアプリを月末時点で所持しているユーザーの割合 × 日本のAndroid利用者数(3,240万人)

さらにradiko.jpユーザーの男女年代比を見てみると、男女問わず幅広い年齢層に支持されていることがわかります。

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[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男性(女性)比率: そのアプリの対象期間における所持ユーザーに占める男性(女性)の割合

radiko.jpの成功によって現在はラジオが新しいメディアとして世の中に受け入れられたといえるでしょう。

radiko.jpの成功の秘訣について村上氏は「ラジオとは、何のため、誰のための、そしてどこを目指すメディアなのかということを追求した点」にあると語り、続けてこのように主張しました。

「リスナー、地域のため、そしてアーティストを育むためのメディアとして、ラジオの存在意義を権利者団体に丁寧に説明し、権利者団体と意義を共有するキーワードを示していけたことが今日までサービスを積み上げてこられた秘訣だと考えている。radiko.jpの成功例はテレビの同時配信においても非常に参考になる。」。

そして最後に放送コンテンツの配信サービス充実への思いを語りました。

「今までテレビの同時配信が実現していないことを振り返り、そこに追いつくということを目指すのではなく、むしろこれまでの試行錯誤を生かし、今を新しいメディアを作っていくチャンスと捉え、前向きに議論し、期待をしていきたい」

App Apeについて

講演を終えた村上氏から「AbemaTVの現状を具体的に数値化して説明することができ、説得力のある内容になりました」とお礼の言葉をいただきました。

今後も様々なメディアでデータを使っていただけるよう、サービスの向上を目指していきます。

FULLER社が提供するApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!

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