
SEATEC2016でグランプリを受賞した「しゃべり描きUI」
2016年10月4日から7日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2016」で「暮らしと家でつながるイノベーション部門」グランプリを受賞した三菱電機の「しゃべり描きUI」。

この「しゃべり描きUI」は話した言葉の文字を指先に表示し、文字や絵を自由に組み合わせることができる新しい次世代のコミュニケーションユーザーインタフェース。これがあれば外国人に道を聞かれても全く心配なし!
40秒でわかる!コンパニオンが紹介する「しゃべり描きUI」
聴覚障害者とのコミュニケーションの課題は指で差して説明されても、指の動きと口の動きの両方を同時に見ることができないため、内容を理解しにくい点にありました。聴覚障害者や外国人ともっと自由にコニュニケーションを取ることでコミュニケーションの壁を取り払い、世界中のあらゆる人が繋がることを目指して「しゃべり描きUI」の開発がスタートしました。
10ヶ国語に対応した翻訳機能、手書き文字認識機能と組み合わせることで聴覚障害者と外国人のコミュニケーションも実現します。
「しゃべり描きUI」を使うことによって、聴覚障害者の方のボランティアへの参加が可能になるなど、今後の活用が大きく期待できます。現在、早期の事業化を目指し、準備が進められています。
喋り描きUIについてもっと知りたい人は以下の動画をご覧ください(5分)
カメラで写すだけ!便利な翻訳アプリ
翻訳アプリと聞くと「単語を入力して日本語に翻訳する」、「日本語で喋って英語に翻訳」といったイメージがあります。しかし、世の中にはカメラで写すだけで瞬時に翻訳してくれる無料の翻訳アプリが存在することをご存知でしょうか。

この「Worldictionary」はアプリを起動すると表示される虫メガネの中心部に文字を写すと、その場で指定した言語に瞬時に翻訳してくれる優れものです。

カメラに文字を向けるだけでシャッターを押す必要もないため、街で見かけた看板や会議の資料など、分からない単語の意味を瞬時に調べることができます。
この「Worldictionary」の利用実績について調査してみました。
まずはインストール数の遷移を見ています。

インストール数:アプリの月間インストール数の推移。当該月において、アプリを端末にインストールしたユーザー数を表示。
5年以上前からサービスが提供されている「Worldictionary」ですが、ここ数ヶ月で大幅にインストール数が増加しています。ネットでオススメ翻訳アプリを検索すると「Worldictionary」が複数ヒットします。知名度がここに来て急激に上がっていることが分かります。
次にこのアプリを所持しているユーザーの男女年代比を見てみましょう。
今回は最も多くのユーザーに使われているgoogle翻訳と比較してみました。
「Worldictionary」の男女年代比

「Google翻訳」の男女年代比

男性(女性)比率: そのアプリの対象期間における所持ユーザーに占める男性(女性)の割合
驚くことに「Worldictionary」のユーザーは9割以上が男性という結果になりました。
今後は女性の認知度も高まり、ユーザー数が増加していくと思われます。
今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!