毎日400万人が利用する「Slack」、日本の利用状況は?

ハッシュタグ
0 SHARES

2013年のローンチ以降、海外では絶大な支持を得ているチームコミュニケーションツール「Slack」。Windows、macといったPCではもちろんのこと、iPhoneやandroidのスマホでも利用することができます。

今年10月には1日あたりの利用ユーザーは全世界で400万人を突破しました。日本においても利用が広まってきていますが、実際の利用状況はどのようになっているのでしょうか。

今回は、日本における「Slack」の利用状況分析を追っていきます。

「Slack」とは

app
Google Playより引用

チャットといえば日本でも馴染みの深い「Skype」やビジネス向けの「Chatwork」などがありますが、それらの競合のひとつとして捉えられることも多いようです。

「Slack」の特徴は、Twitterのようにmention(@ユーザー名)を飛ばして連絡したり、Googleカレンダーと連携してスケジュール管理ができたり、botを作ることも可能と、使い込み要素が多くあるところ。また、複数のチームの管理も簡単にできることから多くのIT関係ベンチャー企業などで利用されています。

用途としては主にビジネスが中心で、企業のチーム間でのやり取りに用いられているケースが大半のようです。

ユーザー数は年々増加中

まずは、「Slack」のAndroid版アプリについて、日本の2016年のMAUを遷移を見ていきましょう。

mau2016
[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

今年の9月に急激にMAUが増加し、8月の2.5倍になっています。気になる点は、4月になるとグラフが落ち込んでいるところ。これはおそらく会社の期が変わって、社内ツールを改める際などのタイミングと重なっているからかもしれません。

ユーザーの大半は20代男性

次は、ユーザーの動向を調べるために、男女年代比をチェックしてみます。また、ここではMAUをベースにしてデータを参照します。

jendar
[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男性(女性)比率: そのアプリの対象期間におけるアプリを1度以上起動したユーザーに占める男性(女性)の割合
男女年代別比率:そのアプリの対象期間におけるアプリを1度以上起動したユーザーを男女×年代でみたときの各世代の割合

グラフを見る限り、「Slack」のメインユーザーとなっているのは20代男性層。40代と50代の男性にいたってはゼロ。比較的新しいサービス・アプリということもあってか、そうしたIT情報に敏感な若い世代に好まれているようです。

また、MAUのInactive率(非アクティブ率)を見てみると、たったの5.8%。つまりアプリを所持しているユーザーの94.2%がアプリを利用しているということ。これは他アプリに比べて非常にアクティブ率が高いといえます。

これはおそらく勤務先で利用を指示されているケースが想像でき、アプリを所持しているユーザーは日常的に利用している場合が多いためなのではないかと思われます。

時間帯別アクティブ率から見るビジネス用途のピーク

続いて時間帯別アクティブ率を見ていきます。月曜日と土曜日のアクティブ率を比較してみました。

active
[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
時間帯別アクティブ率:一日にアプリを起動したユーザーのうち、各時間帯に起動しているユーザーの割合。平日、休日別で月間の平均値を示しています。

まず、月曜日のほうが土曜日よりも全体的にアクティブ率が高いことから、ビジネス用途で使われていることが多いことがわかります。月曜日のピークは19時、帰宅する前にSlackで伝言を残す目的でアプリを起動するユーザーが多いと推測できます。

一方、土曜日のアクティブ率を見るとピークは0時になっています。休日中の業務連絡を就寝前にチェックするユーザーが多い傾向が見られました。

ゲームアプリなどと比べると全く異なる動きをしていることが分かりました。ビジネス用途のアプリなので当然ではありますが、アプリとしてはかなり優秀な結果を出しているようです。

まとめ – 日常に入り込むツール –

いかがでしたでしょうか。アプリの規模感的には、さらに伸びていくことが予想されますが、アクティブ率などはかなり好調のようです。

ビジネスマン向けのアプリとしての認知が高く、会社によってはコミュニケーションツールとして社内に定着しているところもあるようです。このようにユーザーの日常に欠かせないツールとして使われるようになることは、アプリとしてとても重要な課題をクリアしていると言えるでしょう。


今回の調査で用いたApp Ape Analyticsでは、各アプリの男女年代比率、MAU、DAU、時間帯別アクティブ率…等を調べることができます。 Free版(無料)もございますので、是非お気軽にお試しください!