
2016年12月のリリースから7ヶ月で300万ダウンロードを達成した「#コンパス」、その大ヒットの火付け役となったのが今年4月に開催した「初音ミク」とのコラボだと言われています。
今回は初音ミクとのコラボイベントの成果を「App Ape」によるアプリ利用実績データから分析していきます。
「初音ミク」コラボ効果でDAUが4倍に
まずは日間利用者数(DAU)の変化をコラボ企画実施の前後で比較してみました。
「#コンパス」の日間利用者数(DAU)の変化

DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
4月27日にコラボイベントを開始し、3日目にはDAUが3倍に急増、ゴールデンウィーク期間終了後もDAUは高い水準をキープし続けました。
その後、初音ミクコラボ企画終了日の5月20日に向けてDAUがさらに増加、5月21日にはコラボイベント実施前の約4倍のDAUを記録し、App Ape調べによるとDAUランキングでアクションゲームジャンルのTOP10入りを果たしました。
休眠ユーザーは約10%減少、ヘビーユーザーは約1.5倍に
次に利用頻度別ユーザー数を見てみましょう。

4月から5月にかけて月間利用者数(MAU)は1.8倍に増加、ライトユーザーとヘビーユーザーは約1.5倍、ミドルユーザーはなんと3.8倍に増加しました。
さらに休眠ユーザーも10%減少しています。
初音ミクとのコラボイベントでは新規ユーザーの獲得だけでなく、休眠ユーザーの引き戻しにも大きな効果があったと言えるでしょう。
コラボイベント終了後の6月になると、休眠ユーザーは若干増加する傾向にあったものの、ヘビーユーザーの割合が全体の22.5%までに急増。
コラボイベントをきっかけにプレー頻度が増えたユーザーが数多くいたことを裏付けています。
ストリートファイターとコラボでさらにユーザーを伸ばせるか
本日、カプコンの超人気格闘ゲーム『ストリートファイターV』のキャラクターが登場するコラボのイベントが発表されました。
コラボの詳細は7月23日(日)20時から「#コンパス」の「ニコニコ生放送」で発表されます。

このイベントをきっかけにさらにユーザーが増加することが予想されます。
今後、イベントの効果を「App Ape」のデータを使って検証していきますので乞うご期待ください。
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