Youtube、ニコ動、AbemaTV、3大動画アプリのユーザー・使われ方の違い

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3大動画アプリ「ニコニコ動画」 「Youtube」「Abema TV」のユーザー層をApp Apeで分析したところ、Abema TVの月間利用者数(MAU)が1年前の2倍となり、所持者数をMAUで割った月間利用率も60%とニコニコ動画を超えたことが分かりました。インターネットTVの認知度の高まりに伴い急増した形です。

けん引したのは元祖テレビ世代の40代以上。各アプリのメインユーザー層の特徴も浮かび上がってきました。変化し続ける動画アプリの「今」を比較します。

MAUはYoutubeがダントツ、Abemaがニコニコ超え

各アプリのMAUの推移は以下の通りです。

[データ元 : App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

動画サイトの老舗、YoutubeはMAUが1000万台後半と突出しています。一方、ニコニコ動画とAbema TVのMAUはYoutubeの10分の1ほどです。6月はAbema TVがわずかにニコニコ動画を超え、1年前の2倍に増えました。

[データ元 : App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)]
MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

3アプリの月間利用率は以下の通りです。

Youtubeが75%と他の2アプリを圧倒していますが、Abema TVはほぼ6割、ニコニコ動画も50%台と好調を維持しています。では、それぞれのアプリをけん引するメインユーザーはどんな構成でしょうか。もう少し詳しく見ていきます。

メインユーザーの違いが鮮明に

3アプリのMAUの男女比と年代比を示したのが以下の図表です。

[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合

Abema TVは男性比率が高く、特に40代以上を中心に支持を集めていることがわかります。これまでのテレビに馴染みがある世代の視聴がインターネットテレビに置き換わったようです。ニコニコ動画は20代男女の支持が突出しています。この世代をターゲットにしたコンテンツの充実が基本になる一方、他の世代の伸び代も大きそうです。
Youtubeは30、40代の男女を中心にまんべんなくユーザーがいます。母数も他の2アプリとケタ違いで、全世代が安定した人気を引っ張っているようです。

利用頻度別にユーザーの割合を見ると、Youtubeのヘビーユーザーが19・2%と最も多い一方、休眠ユーザーが25%と他の2アプリに比べて少ないことがわかります。

一方、ニコニコ動画は休眠ユーザーが46%で、Abema TVはライトユーザーが50%を占めています。ユーザーの属性の違いは、それぞれのアプリの利用率を高めるための取り組みに影響してきそうです。

月曜日と日曜日の時間帯別アクティブ率を見ると、3アプリともに午後9時にピークを迎えています。家に帰る途中、または帰った後の自分の時間を楽しむために動画を視聴するスタイルに変わりはなさそうです。

3アプリの同時所有率が高いアプリは以下の通りです。

[データ元: App Ape Analytics (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ

Abema TVは他の動画アプリと併用するユーザーが多く、ニコニコ動画はゲームやニコニコ関連のアプリなど年代を反映しているようです。一方、Youtubeは子育て系から動画アプリまで様々なアプリを同時所有しており、ユーザー層の幅広さが伺えます。

シニア世代はAbema TV、若者ならニコニコ動画

今回はアンドロイドユーザーのデータを中心に見てきましたが、App ApeではiOSユーザーのデータを検索することもできます。
それぞれのアプリの使用状況を比較しながら、メインのユーザー層をApp Apeで浮き彫りにすることができました。動画アプリのメインユーザー層には年代や男女比率、利用率などそれぞれ特徴があります。

動画アプリに広告を出稿する場合、シニア以上の世代であればAbema TV、若者ターゲットならニコニコ動画などと使い分けることで、広告効果を最大化することが可能かもしれません。さらに、それぞれのアプリでユーザーが少ない層は、逆に言えば伸び代が大きい層とも言えます。今後のコンテンツの充実に向けたテーマの一つとして注目して見る価値がありそうです。