【TGS2017を振り返る】ユーザー取り込みへ国内外メーカーしのぎ削る VR進化さらに

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千葉・幕張メッセで開催していた東京ゲームショウ2017(TGS)が閉幕しました。今年の出展で特に興味深かったトピックを現場の視点で紹介します。

3分の1がスマホ 国内市場取り込みへ勢いづく海外勢

TGS2017は36カ国・地域から609の企業や団体が出展。新作を中心に1317タイトルが集結しました。そのうち、スマホゲームアプリのタイトルは431と全体の3分の1近くを占めました。

出展の内訳をみると、海外が317社と国内を上回りました。韓国やマレーシア、インドネシアなどがナショナルブースを設けたりと、アジア諸国を中心にアピール合戦を繰り広げました。

中でも中国語圏のゲーム会社の出展は今年も豪華で、ゲームキャラのコスプレイヤーを一堂に集めたり、趣向を凝らした様子がそれぞれ注目を集めました。

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巨大市場での成功を背景に、国内の市場を取りこもうと短期間で複数タイトルを投入するメーカーが相次いでおり、今後さらに新作の投入が加速しそうです。

グローバル展開図る国内勢

一方、国内の出展社数も292社と過去最多となり、日本の市場を取り込もうと勢いづく海外勢に対し、国内勢がしのぎを削る構図となりました。

米ゲーム会社のMZと子会社のエピックアクションは、スクウェア・エニクスと協力して6月末から全世界で配信開始した「ファイナルファンタジーXV:新たなる王国」をアピール。国内外で連携し、グローバル展開を図る姿が注目を集めました。

Klab Gamesは、日本のIPを生かした新作としてバトルゲームアプリ「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」を発表。海外展開の一環として「キャプテン翼」を海外向けにローカライズした「Captain Tsubasa:DreamTeam」を発表しました。IPを生かしたゲームアプリの国内外での展開を睨んだ動きが見られました。

進化するVRは長蛇の列

出展ブースの中でも人気が高かったのがVR/ARです。どのブースも長蛇の列で、開場早々、当日の整理券を配布終了するほどの人気ぶりでした。VRのタイトル数も117と前年に比べ7増えた上、大手は軒並みVRを紹介するなど勢いがありました。

中でも注目を集めたのが、匂い付きのVRデバイスを出展したVAQSOでした。女性とのデートを再現したVRを体験した男性は「没入感がこれまでとはまるで違う」と指摘。「最初はVRデバイスを見ていたのでなかなか入り込めなかったが、途中からはVRか現実か分からなかった」と話していました。

App Ape Lab編集部もVR関連の記事を配信しました。

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来場者は25万人超、ゲームへの注目は依然高い

主催者が集計した4日間の来場者は約25万人で、前年を下回ったものの、依然として注目が高いことを裏付けました。今後、海外勢の攻勢が強まり、競争が激化すればするほど、国内市場の動向把握と、強みの再発見が重要になってくるでしょう。App Ape Lab編集部では引き続きゲームアプリの市場動向を探っていきます。