第3回「行動分析でアプリが分かる!」 〜アクティブ・休眠ユーザーのその後〜

0 SHARES

フラー株式会社が提供するアプリ分析プラットフォーム「App Ape」に追加された行動分析機能は、ユーザーの新規獲得や離脱の推移などの動きを一目で把握できるのが特徴です。同機能のうち、今回はアクティブユーザー、休眠ユーザーの「その後」の分析機能について解説します。

アプリユーザーの動きが細かくわかる

今回の行動分析機能のポイントは大きく分けて次の5つです。

・アクティブユーザー、休眠ユーザーの割合
→「行動分析でアプリが分かる!」 第1回 アクティブ・休眠ユーザーの割合
・アクティブユーザー、休眠ユーザーの内訳
→「行動分析でアプリが分かる!」第2回 アクティブ・休眠ユーザーの内訳
・アクティブ、休眠ユーザーの追跡←今回はここ!
・詳細な利用頻度表示
・行動分析データのアプリ間比較

アクティブユーザーの伸びを把握することが重要

アプリマーケティングで施策を展開する上で欠かせない指標の一つが、アクティブユーザーの伸びです。
アクティブユーザーの伸びは以下のような式で求めることができます。

アクティブユーザーの伸び
= ( 復帰を含む新規ユーザー) – ( 休眠を含む離脱ユーザー)

アクティブユーザーを増加させるためにも、継続率は非常に重要な指標です。継続率が低いままでは、いくら新規ユーザーを獲得しても、新規休眠の発生と相殺され、アクティブユーザーを増加させるのは難しいからです。つまり、休眠によるアクティブユーザーからの離脱をいかに少なくするかが、アプリグロースの鍵を握るのです。

アクティブ・休眠ユーザーの行動を追跡!

App Apeの行動分析機能では、指定期間内にアクティブだったユーザーの次の月や週の状態を、継続・休眠・離脱に分類。対象期間にアクティブだったユーザーのその後の利用動向を追跡することができます。その後のステータスで継続アクティブ率が高ければ高いほど、ユーザーの定着率が高いアプリと言えます。単純に比率を追うのではなく、実際のユーザー行動を時系列で追うことができるため、どうして休眠に至ったのか、施策はアクティブユーザーの継続にどう寄与したのかなどの動向を細かに分析することができます。

休眠ユーザーも同様に休眠していたユーザーの次の月や週の状態を継続・復帰・離脱に分類して表示することができます。 この場合は、休眠からの復帰率が高い方が優秀なアプリということになります。

アクティブ、休眠、いずれも伸びを細かく分析できるのが行動分析機能の強みなのです。

伸びているアプリは継続アクティブ率が高い

行動分析機能を使って、アクティブユーザーが順調に伸びているアプリと、伸び悩んでいるアプリを実際に見てみます。

人気ゲームアプリ「ガーデンスケイプ」のアクティブユーザーのその後の推移を示したのが以下のグラフです。継続アクティブ率は平均で80%を超えています。

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]

同時期のガーデンスケイプのMAUの推移は以下の通りです。

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]

継続率が高いアプリは、新規のユーザーを獲得した分だけ、アクティブユーザーも順調に増加することが分かります。

一方、アクティブユーザーの増加が難航しているあるアプリの翌月継続率を行動分析機能で見ると、60%台な上に新規休眠や離脱が多く、休眠復帰率も低いことが分かります。

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]

アクティブユーザーのその後の推移を見ても、継続アクティブ率は平均で60%を下回り、新規休眠率が上がっています。

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]

同時期のMAUを見ると減少傾向にあることから、継続アクティブ率が低いアプリは、新規のユーザーを獲得してもアクティブユーザーは伸びないのがよくわかります。

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]

繰り返しになりますが、

アクティブユーザーの伸び
= ( 復帰を含む新規ユーザー) – ( 休眠を含む離脱ユーザー)

ですが、

(復帰を含む新規ユーザー) > (休眠を含む離脱ユーザー )

の状態にならなければ、当然のことながらアクティブユーザー数が増加することはありません。

ゲームジャンルののMAUランキングトップ100と、トップ10のアクティブユーザーの継続率をまとめたのが以下の表です。

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]

TOP100とTOP10という上位層の高水準な集団間で比較しても、大きな差が見られます。アクティブユーザー数に大きな影響を与える数値だとよく分かりますね。

行動分析などApp Apeの詳細な内容をお知りになりたい方はこちら!

追うべき数字はアクティブユーザー!

多くのユーザーはアプリの開始後すぐに課金するということは少なく、しばらく利用して「このアプリは面白い」と判断し、継続して利用していく中で課金という行為が生まれます。したがって、継続率が低いアプリについては売り上げが伸びにくく、高ければ売り上げは伸びやすいということになります。

実際、売上トップ200のアクティブユーザーの翌月の平均継続アクティブ率が74.7%、新規休眠が13.9%、離脱が13。3%なのに対し、売上トップ10のアプリは継続アクティブ率が平均86%、新規休眠が8.9%、離脱が5.1%と明らかにトップ10の方が優秀な数値を叩き出しています。

「○万インストール突破!」といった指標は、アプリの認知度を図る上で重要ですが、競合の「インストール突破」に踊らさせる必要はあまりありません。MAUやDAUの数値の追跡はもちろんのこと、実際に継続アクティブ率も行動分析の「その後」の分析でチェックすることで、競合のMAUの急増が本当に自社にとって脅威となるのかの見定めや、自社のKPIの数値設計、成功しているアプリの追跡による優先すべき改善点の把握が可能になるのです。

アプリの利用ランキングや他のアプリのアクティブユーザーの動向などを知りたい方は、お気軽にこちら からApp Apeの無料版をお試しください。