
フラー株式会社(千葉県柏市)は、若年層ネットリサーチ事業を展開する株式会社テスティー(東京都中央区)と連携し、アプリの所持ユーザーや休眠ユーザー、年齢などの属性などで絞り込んだアンケート調査が簡単にできるアプリ実利用者特定型アンケートサービス「App Ape Survey(アップ・エイプ・サーベイ)」を開発しました。
今回はアプリマーケティングの新たな選択肢となるApp Ape Surveyを活用し、フリマアプリのユーザー動向をアンケート調査。各アプリユーザーの特徴を浮き彫りにするとともに、フリアマプリで売れるジャンルやコツも明らかにします。
調査対象としたのは以下の4アプリです。
- メルカリ
- フリル
- ヤフオク!
- ラクマ
フリマアプリを知ったきっかけは「TVCM」

各アプリユーザーにフリマアプリを知ったきっかけを聞いたところ、「TVCM」が上位を占めました。アプリのファーストタッチポイントととしてTVCMの影響が大きいことが伺えます。
「知人の紹介」で知ったとの声も多く、口コミの力強さをあらためて浮き彫りにしました。
フリマアプリを選ぶ理由は“手数料派”と“商品数派”に

現在利用中のアプリを使っている理由を聞いたところ、「メルカリ」「ヤフオク!」は、商品数の多さを理由にあげる回答者が多かった一方、「フリル、「ラクマ」は手数料の安さから選んでいるなど、アプリによって理由が分かれる結果となりました。
フリマアプリ全体を通じて「出品・購入が簡単」という声が多く上がっており、ユーザーはフリマアプリの手軽さを確実に実感していることも分かりました。
出品、購入、両方ともするか?

どのような目的でフリマアプリを使っているかを聞いたところ、全体を通じて、出品・購入ともに使うユーザーの割合が高く、アクティブに利用していることが分かりました。
各アプリ別に見ると、以下のような特徴がありました。それぞれのアプリの利用動機とリンクした行動を取っていることが見えます。
- メルカリは出品・購入の両方を使うユーザーが多い
- フリルは出品・購入せずに様子を見ているユーザーが多い
- ラクマは出品専用で使っているユーザーが多い
- ヤフオクは購入専用で使っているユーザーが多い
ヤフオクは「スマホ・家電」が人気、その他アプリはファッション中心

フリマアプリ利用で興味のあるジャンルを聞いたところ、アプリによって興味が高いジャンルが違うことが分かりました。
具体的には、「メルカリ」「フリル」「ラクマ」はファッション、インテリア・雑貨ジャンルへの興味関心が高く、「ヤフオク!」はスマホ・家電・カメラ・PCジャンルへの興味関心が高くなりました。
さらに、「ラクマ」は3位におもちゃ・服などこども関連ジャンルが入ったのも特徴的です。
フリマアプリの出品・購入動機

フリマアプリの出品・購入動機を聞いたところ、各アプリユーザーともに出品の場合は「不用品処分」の割合が最も高くなりました。一方、購入の動機としては「安く買いたい」「すぐに買いたい」といった需要が高いことが分かりました。
まとめ-ジャンルでアプリを絞ってすぐに使えるものを出品-
今回の調査結果から、フリマアプリ出品のコツをまとめると、
- メルカリは出品・購入ともに活用するユーザーが多い
- 家電・スマホ・PC系はヤフオク!ユーザーの興味が強い
- 「安く買いたい」需要が高いので値段設定は同じ出品との比較を慎重に
- すぐに使いたい需要が高いので季節物の出品はタイミングを逃さずに
- おもちゃなどのこども関連はラクマユーザーの関心が高い
- ファッション・雑貨アイテムは売れる傾向にある
などが挙げられます。あくまで今回の調査からの傾向になりますが、出品の際のご参考までにご利用ください。
App Ape Surveyを使えば今回の調査のように「対象アプリを実際に利用しているユーザー」にのみフォーカスした調査を直接実施することができます。
【App Ape Survey】メニュー内容に関する詳細リリース
https://lab.appa.pe/2017-10/fuller-testee-app-ape-insight-analyzer.html
また、今回実施いたしました「フリマアプリ利用者のアンケート」の回答結果のサマリーを下記よりダウンロードが可能です。
ご興味のある方は以下のボタンよりお問い合わせください。
調査対象:フリマアプリ所持ユーザー(メルカリ/フリル/ラクマ/ヤフオク!)
(メルカリユーザー:100サンプル、フリルユーザー:32サンプル、ラクマユーザー:37サンプル、ヤフオク!ユーザー:119サンプル)
調査協力:株式会社テスティー https://www.testee.co/