App Storeの「今日のAPP」にARアプリ「いでよ!!フキダシくん」掲載。 なんと、ダウンロードが78倍に!

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ストアが自らキュレーションしておすすめのアプリを紹介する「ストアのメディア化」に注目が集まっています。

Appleが運営するApp Storeは2017年9月、iOS11へのアップデートで「Today」タブを設置。エディターと呼ばれるキュレーターが選んだアプリの使い方やゲームの面白さを「今日のAPP」や「今日のゲーム」としてコンテンツ化して毎日紹介することで、ユーザーはより良質なアプリを簡単に見つけることができるようになりました。GooglePlayもアップルに先立ち、同年7月から「エディターのおすすめ」を開始。これまで「エディターのおすすめ」に紹介されたアプリは延べ80本以上に上ります。

アプリストアのメディア化は、実際に個々のアプリにどのような波及効果をもたらすのでしょうか?

検証したい!でも、そんなことを教えてくれる幸運なアプリは果たしてあるのか、、、なんとあるんです!

フラー株式会社が提供するAR(拡張現実)カメラアプリ「いでよ!!フキダシくん」がこのほど、 App Storeのメディア、「Today」ストーリーの「今日のAPP」で紹介されました。

アプリが「今日のAPP」に紹介されると、どんなことが起きるのでしょうか?

実際のデータから実態を紹介します。

フキダシくんの紹介はこちら!

フキダシくんはこんなアプリ

「フキダシくん」は、AR技術を用いてカメラをかざすと現れるアバター(フキダシくん)を写真、動画に撮影できるARカメラアプリです。撮影した写真、動画のアバターにはメッセージ付きの吹き出しを追加でき、その画像をTwitter、Facebook、LINE、InstagramといったSNSで共有することができます。(SNSは端末にインストールされているSNSアプリ)

好きな時に好きな場所でアバターを撮影し、SNSを通して友達、世界中にメッセージを発信することができます。
アバターは、サイズやTシャツなどをカスタマイズすることができ、自分だけのフキダシくんを作成できます。

フキダシくんのポーズや、吹き出しの形などを選ぶこともできるので、その時の感情をメッセージだけでなく、アバターを通して表現することが可能です。

開発にあたっては、新機能でiPhoneやiPadといったiOS11を搭載した対応デバイスでARを楽しめる開発フレームワーク「ARKit」を活用しています。

フキダシくんは、1月8日、App Storeの「今日のAPP」で紹介されました。

インプレッション12倍に!

フキダシくんのApp Analyticsによると、「今日のAPP」掲載前日にくらべ、掲載当日の8日のインプレッション数(アプリを表示した回数)は12倍の56万に増えました。

[App Analyticsより]

プロダクトページの閲覧数の推移をみると、8日には掲載前日の9.5倍の5511PVを記録しました。

[App Analyticsより]

実はこの閲覧数、ローンチ以降の過去最高ではありません。

フキダシくんはローンチ直後にApp Storeの「ARをはじめよう」のトップアプリに選ばれ、しばらくの間、表示されていました。その間の最高記録は10月22日の8000PVでした。

では、「おすすめARアプリ」と「今日のAPP」をクリックしたユーザーのインストールへの遷移はどうだったのでしょうか。

「今日のAPP」掲載でインストール数78倍に!

iOS 8またはtvOS9以降を搭載したデバイスからのアプリインストール数を示す「Appユニット数」の日別の推移は以下の通りです。

[App Analyticsより]

おすすめARアプリの掲載期間中の最高記録は2017年10月22日の450。一方、今日のAPP掲載日の8日は3293を記録しました。掲載前日と比べると78倍です。

紹介ページの表示回数に対するインストール率は、10月22日は6%だったのに対し、8日はなんと60%を記録。アプリ紹介ページへ遷移した大半がインストールしました。

ローンチから現在までの間に iPhoneXへの対応などをしたりしたことを差し引いても、 影響力は非常に大きかったことが分かります。

今日のAPPの掲載はあらゆる開発者にとってチャンス!

App Analyticsが解析対象としているのは、診断データと利用情報をアプリ開発者と共有することに同意したユーザーのみです。そのため、数字が少なくなる傾向があります。実際はさらに多くのインプレッションやインストールがあったと考えられます。

フキダシくんは、現状では特に広告やマーケティングに費用をかけずに展開しているアプリです。

そのようなアプリでも、アプリストアのメディアに紹介されることで爆発的な認知度向上とインストールにつながることが分かりました。

つまり、莫大な広告予算をかけなくても、良質なアプリを作る個人やインディーゲームの開発者にも大きなチャンスがある社会が到来したことを、アプリストアのメディアは示しているのです。

良質な記事によるアプリの紹介は、ユーザーのアプリへの理解とインストールにつながります。ストアが自ら動き出し、アプリの利用動向に影響を与えていることをポジティブにとらえ、業界全体の底上げにつなげることができるのか。今後も大注目です。

App Apeの紹介はこちら!