漫画村閉鎖騒動の影響は?最新コミックアプリMAUランキング【2018年4月版】

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2018年4月18日追記:漫画村にアクセスできない状態が続いています。

政府は4月13日、違法にアップロードしたマンガコンテンツが誰でも読める状態の海賊版サイト「漫画村」など3つのサイトについて、プロバイダー(インターネット接続業者)による自主的なアクセス遮断を促すことを緊急対策として決めました。

参考記事:ハフポスト4月13日公開・「漫画村」「Anitube」「MioMio」 3つの海賊版サイトへのアクセス遮断、政府が推奨

多数の人気マンガがアップロードされ、誰でも読める状態が続いており、著作権保護の観点で対応が注目されていました。

「漫画村」閉鎖騒動は、既存のコミック配信サービスやアプリにどのような影響があるのでしょうか。

過去1年間の Google Playのコミックカテゴリアプリの月間利用者数の動向とともに、漫画村騒動を受けてのアプリ関連の影響を調査しました。

※データ元はアプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」。

コミックアプリは変動が激しいが全体では成長トレンド

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

最新の2018年3月までの過去1年間のMAUランキングを見ると、LINE株式会社が提供する「LINEマンガ」が半年以上、1位を継続。2位以下も比較的安定的に推移しています。

上位4アプリは3ヶ月連続で「LINEマンガ」「マンガワン」「comico」「GANMA!」の順で、変動が無い状況です。

新規参入アプリがいきなり上位を取るような変動はあまり見られません。

App Apeのアプリのビッグデータから算出した、コミック関連アプリ全体ののMAUの成長率は、2016年1月から2017年9月の1年半で158%。アプリ全体の成長率の120%比べ成長が著しい業界として特徴が出ています。

[データ元: フラー株式会社「App Ape コミックカテゴリトレンドレポート」 ]

NTTレゾナント株式会社が2012年に実施した「マンガに関する調査」によると、15歳~44歳の約75%が「マンガが好き」との結果も出ており、紙媒体のマンガの成長が落ち込む中、まだまだ成長の余地が大きいことが伺えます。(出展:NTTレゾナント株式会社「マンガに関する調査」)

参考記事:漫画は紙からアプリの時代到来/「少年ジャンプ+」2年半でユーザー6倍に

「漫画村」閉鎖騒動の影響は?騒動当日のコミックアプリの利用動向

Similar Web無料版によると、2018年3月の漫画村の月間PVは推定1億超と、コミック業界として決して無視できない規模にまで拡大していました。

今回の閉鎖騒動で既存のコミックアプリに、直接何らかの影響は生じているのでしょうか?

騒動が起こった4月11日と前日の4月10日の動向を比較してみました。

「漫画村」騒動前日。4月10日 DAU急上昇率ランキング(コミックカテゴリ)

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

App Ape(アップ・エイプ)で独自に集計した4月10日の日間利用者数(DAU)急上昇率ランキングは上記の通りです。

上位4アプリが前日対比で10%以上の増加率を記録しました。

漫画村騒動の翌日のランキングはどのようになっているでしょうか?

「漫画村」騒動当日。4月11日 DAU急上昇率ランキング(コミックカテゴリ)

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

一方、4月11日のDAUランキングは上記の通りです。

上位8アプリが前日対比で10%以上の増加率を記録しています。

4月10日対比で「10%以上の伸びを記録したアプリ数」が2倍に増えており、コミックカテゴリアプリ市場全体が底上げされていることが伺えます。

内訳は30%以上が3アプリ、20%以上が2アプリ、10%以上が3アプリとなっており、前日と比べて各アプリが全体的に増加傾向があることがわかります。

このうち、2位にランクインした、人気漫画が全巻無料読み放題の「マンガBANG!」のインストール数を見ると、4月11日に激増しており、12日も勢いが続いていることが分かります。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[インストール数:アプリのインストール数の推移。当該期間において、アプリを端末にインストールしたユーザー数を表示。]

「無料」「読み放題」のキーワードがフックとなり、漫画村利用者をはじめとするユーザーのインストールを促した可能性も考えられます。

今後の動きはどうなる?

今回の漫画村閉鎖騒動により、「現時点ではコミックカテゴリアプリ上位の利用が底上げされている」という結果が出ました。今後のアクセス遮断など具体的な動きが出てくれば、さらに利用に変動が出てくる可能性もあります。App Ape Labでは、引き続き動向を注視していきます。

また「App Ape(アップ・エイプ)」では、USデータの無料公開も期間限定で実施しております。

日本ではあまり馴染みのないアプリが並んでいますが、その中から日本で流行するアプリが出てくるかもしれません。

ぜひこの機会にデータにふれて、楽しんでいただければ幸いです!

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