「日本は通勤・通学の途中で、米国は職場や学校で音楽を聞く」Spotifyの日米の使い方の違い

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4000万以上もの楽曲を提供するデジタル音楽配信サービス「Spotify」。2016年9月に国内配信を開始して以来、日本でも急速に浸透しています。特にここ1年間の利用者の伸びは著しく、App Apeのデータからまとめた2018年3月の月間利用者数(MAU)も前年同月の6倍を記録しています。

先行してサービスを展開する米国と、後発で利用が急速に伸びている日本では、「Spotify」の使い方にどのような違いがあるでしょうか。期間限定で公開中のApp Apeの米国市場のアプリデータを交えながら見ていきます。

App Apeの詳細はこちらからどうぞ!

日米ともにミュージックアプリの筆頭

Spotifyはスウェーデン発祥のサービスで、米国では2011年に進出しました。2018年3月現在、米国のGoogole Play音楽&オーディオカテゴリで1位(4月25日現在)と大きく伸ばしています。4月25日の無料ランキングトップ10は以下の通りです。

[App Apeダッシュボードより]

アプリ分析プラットフォーム「App Ape」のデータをもとに集計した、3月の米国市場の月間利用者数ランキングでも、音楽&オーディオカテゴリで2位と存在感を示しています。

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

一方、Spotifyが日本に進出したのは2016年9月。国内向けのアプリローンチ当初から現在までのMAUの推移は以下の通りで、利用が着実に伸びていることが見て取れます。Google Playの音楽&オーディオカテゴリランキングでもほぼ1位を維持しています。

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

日米の3月のMAUを比較すると、米国は日本の20倍近くに上っています。米国で先行していることもあり、日本以上に広く浸透しています。日米の市場規模違いが如実に表れています。

では、米国と日本、ユーザーの属性や利用の仕方はどう違うのでしょうか?

日米ともに20代男性が最も多い

日本と米国のSpotifyの性年代別利用比率はそれぞれ以下の通りです。

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
[データ元: App Ape (Android端末を独自に分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

いずれの国も20代男性の比率が最も高いことが読み取れます。日米の違いとしては、米国の方が男女比率が均衡している一方、日本は男性が65%と、やや男性ユーザーが多い結果となっています。また、日本は米国に比べ30、40代に一定の利用者がいることも読み取れます。米国は10、20代の割合が日本に比べ高く、より若者を中心に幅広い層に普及していることが見て取れます。

利用時間などの違いはあるのでしょうか?

米国は日中、日本は夕方がピークタイム

Spotifyの時間帯別のアクティブ率は以下の通りです。米国は日中に大きなピークのカーブがあるのがわかります。

[データ元: App Ape(Android端末を独自に分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[時間帯別アクティブ率:一日にアプリを起動したユーザーのうち、各時間帯に起動しているユーザーの割合。平日、休日別で月間の平均値を示しています。]

一方、日本は17時にピークがあることがわかります。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[時間帯別アクティブ率:一日にアプリを起動したユーザーのうち、各時間帯に起動しているユーザーの割合。平日、休日別で月間の平均値を示しています。]

アプリの利用時間のピークからは、米国の場合、職場や学校にいる間もヘッドフォンやスピーカーで音楽を聞いている様子が目に浮かびます。一方、日本では仕事や学校帰りにイヤホンで音楽を聞いている姿が想像できます

職場や学校で音楽を聞く行為を日米それぞれの社会どれだけ許容しているのか、Spotifyの利用状況から垣間見えますね。

アプリを見ることで生活様式が見える

このように、アプリのデータを見ることで、人々の生活様式や文化が見えてくるのです。

また、ビジネスの側面では、ユーザーがどの時間帯にアクティブになるのかを把握することで、広告出稿や適切なコンテンツの配信に企業はアプリのデータを役立てることができます。また、米国でアプリを展開する際、同種のアプリがどういう動きをしているのか、ユーザーの動きを把握すれば、米国内での施策の打ち出し方の判断材料とすることができるでしょう。

さらに詳しいデータや他のアプリの時間帯ごとのアクティブユーザーの動きなどを知りたい方は、お気軽にこちら からApp Apeの無料版をお試しください。