「荒野行動」コアユーザーは10代男子、次に多い年代は?あの生配信アプリの同時所持率が高い

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2017年11月ローンチした本格的なバトルロイヤルゲームが楽しめるスマホ用アプリ「荒野行動-スマホ版バトロワ」。配信開始直後から現在に至るまで、着実にユーザー数を伸ばしています。今回は現在もトレンドとなっているゲームアプリの利用動向をアプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」で調査するとともに、初めてプレイした筆者が実際にプレイして分かった面白さや人気の秘密を紹介します。

中国発の 「荒野行動」が日本のゲーム業界に切り込む

Google Playより引用

荒野行動を開発したのは、中国のネット関連大企業のひとつ「NetEase Games(網易)」です。同社は1997年に創業。無料電子メールサービスプロバイダから中国のポータルサイトへと成長します。その後、創業者のウィリアム・ディンCEOがオンラインゲーム市場に参入しヒットを生み出し、2014年にスマホゲームに本格参入しました。競合他社がゲーム会社を買収したり、海外のゲームを輸入したりしている中、NetEase Gamesは自社開発能力を高めて独自のゲームの制作に力を入れているのが特徴です。

荒野行動は5ヶ月で4.5倍に成長した

「荒野行動-スマホ版バトロワ」のMAUの推移を表したグラフは以下の通りです。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

ご覧のとおり、5か月で4.5倍の驚異的な伸び率です。

一体どんなユーザーを惹きつけているのでしょうか。

人気の中心は若年層

まず、App Apeを利用して「荒野行動」のユーザーの実態を探ってみます。以下は、男女年代別のアクティブユーザー(2018年3月)の比較です。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[男女年代別比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合]

戦闘がメインのゲームということもあり、全ユーザーの約6割は10、20代の男性です。

次に、「荒野行動」をプレイしているユーザーが、どんなゲームを同時に保有しているかを見てみましょう。

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析/アクティブ数はApp Ape 推定による) ]
[同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ]

「クラッシュ・ロワイヤル」、「Pixel Gun 3D」など戦闘を楽しみつつ、他ユーザーとのオンライン対戦を楽しみたいというユーザーの傾向が見てとれます。手軽に遊べて、しかも1ゲームにかかる時間も短いため、すきま時間を使ってプレイするユーザーも多いことがうかがえます。

注目すべきは実況生配信アプリ「ミラティブ」の同時所持率が高いことです。ミラティブ自体の人気の高さももちろんのことながら、プレイヤーの一人としてゲームを楽しむだけでなく、ゲームの模様を発信したり、逆に他のプレイヤーのゲームの様子をみたりと、さまざまなゲームの楽しみ方を知るユーザーの多さを匂わせる結果となっています。

ヘビーユーザー、10代男性の次に多いのは?

利用頻度別のユーザー割合(2018年4月)を見ると、1ヶ月のうち20日以上荒野行動をプレイしているヘビーユーザーが21%、10日以上20日未満のミドルユーザーが14.3%となっています。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

さらに、このヘビーユーザーの男女年代比(2018年4月)を見ると、ユーザー全体のメインである10代男子に次いで多いのが20代男子、そして3番目に40代男子であることが見て取れます。課金ユーザーのコアは、もしかしたらこの年代かもしれませんね。

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[男性(女性)比率:  そのアプリの対象期間における所持ユーザーに占める男性(女性)の割合]

さらに詳しいデータや他のアプリの情報をご覧になりたい方はお気軽にこちらよりお問い合わせください。

「荒野行動」のここが面白い

「荒野行動」のルールは簡単。広大なフィールドにランダムに選ばれたプレイヤー100人が放たれ、最後まで生き残れば“勝ち”です。至ってシンプルなゲームですが、いったん始めるとやめられない奥深さがありました。「荒野行動」を実際にプレイしながら感じたことは以下の4点です。

1.何よりもまずは運

最近の人気ゲームにはRPGの要素を持ったものが多く、キャラクターの「レベル」が勝敗を分けることも多い中、荒野行動のプレイヤーの「レベル」は強さに直接影響を与えることはなく、レベルが上がることで定期的に報酬がもらえる仕組みです。

運が悪ければフィールドに散らばる武器などを何も見つけられない不利な状況でバトルを進めなければなりません。どんなに周囲を警戒していても、遠くから狙われるなどの不運もあります。もちろん、運が良ければ攻撃を一切受けることなく生き残れます。

2.行動の自由度

特別なクリア条件もなく、ただ“生き残る”ことがゲームの目的のため、行動の自由度が高く、他のプレイヤーが倒れるまで隠れていて、最後のひとりと一騎打ち…というようなドラマティックな演出も可能です。そして、100人のプレイヤーがそれぞれの判断で動くので、予想ができない展開も楽しみのひとつです。

3.仲間と協力できる

スタート時に2~5人までのチームを組むことができます。チームメイトは互いの戦いをサポートでき、作戦行動も可能です。まるでオンラインの世界に命を預け合う仲間ができたような気分を味わうことができ、そこで生まれたドラマも共有することができます。

4.手軽さ

これまでもPC版バトルロイヤル系ゲームはありましたが、それなりのスペックのPCが必要でした。一方、荒野行動は普段使っているスマホで気軽に楽しめ、扱いやすい操作性で初心者の筆者もすぐに慣れることができました。

100人のプレイヤー達との不思議な連帯感

最初はバトルロイヤルゲームの特有の怖さを感じましたが、何度かプレイするうちに、オンラインという窓を通して感じる世界の広がりや、会ったこともない100人のプレイヤー達との不思議な連帯感が印象的でした。また、2位や3位までたどりつけば、「次こそは勝ちたい」とはまり込むゲーム性ももちろん持ち合わせています。

ユーザーが「荒野行動」から得たいものは、単なる撃ち合いによる快感ではなく、スマホの向こう側にいる仲間とのドラマティックな頭脳ゲーム性かもしれませんね。