伸びる理由は“家計簿機能”に有り!ファイナンスアプリ利用者ランキング

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資金管理や投資などに便利な「ファイナンスアプリ」。金融とテクノロジーを組み合わせた「フィンテック(Fintech)」への注目やセキュリティ面の改善から普及してきたアプリジャンルです。「お金に関係している」という点では、「最も生活と密着しているアプリジャンル」と言えるかもしれません。

実際には、どういったファイナンスアプリが利用されているのでしょうか? こちらでは、「App Ape」で取得した2018年6月のファイナンスアプリMAUランキングを中心に分析し、どのようなファイナンスアプリに人気が集中しているのかを探っていきます。

6月のファイナンスアプリMAUランキングトップ10

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

まずは2018年6月のファイナンスアプリMAUランキングトップ10をご紹介します。

1位に輝いたのは、楽天カードの明細を確認できる「楽天カード」です。2位、3位には「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行アプリ」と、銀行のアプリが続いています。それ以外では、株価・FXの動きを確認できる「Yahoo!ファイナンス」、スマートフォンで家計簿を管理できる「家計簿マネーフォワード」「家計簿Zaimレシート」「かけ~ぼ」などがランクインしています。
続いて前月2018年5月のランキングもご紹介しましょう。

5月のファイナンスアプリMAUランキングトップ10

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

細かな違いはあるものの、トップ3に関しては6月と同じです。
昨年2017年6月のランキングも見てみましょう。

2017年6月のファイナンスアプリMAUランキングトップ10

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

三井住友銀行アプリの順位が下がってはいるものの、最新ランキングのトップ3とはほとんど変わりありません。楽天カード、三菱UFJ銀行、三井住友銀行アプリの3つがファイナンスアプリのスタンダードと言えそうです。

トップ10では3カテゴリに人気が集中

ご紹介した2018年6月ランキングに登場しているファイナンスアプリは大きく3つのカテゴリに分けることができます。

残高・明細確認

ランキングの中で最も大きなシェアを占めているのは、銀行やクレジットカードなどの残高・明細確認アプリです。「楽天カード」「楽天銀行」「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行アプリ」「dカードアプリ」「じぶん銀行」がこちらに該当します。電話窓口への相談、通帳記帳なしで利用状況や残高を確認できるのが魅力です。リボ払いへの変更や振込など、一部手続きを行えるものもあります。

ファイナンスニュース

株やFXなどの投資活動を行っている方には、常に最新の情報が求められています。そのため、最新の情報をスピーディーに、スマートフォンのインターフェースに最適化した形で閲覧できるアプリの需要が高いようです。「Yahoo!ファイナンス」はYahoo!公式のファイナンス情報アプリとして、安定した利用者数を維持しています。

家計管理

煩雑さから長続きしないことが多い家計の管理を簡単に行えるアプリがあります。ランキングの中では「家計簿マネーフォワード」「家計簿Zaim」「かけ~ぼ」がその例です。「家計簿マネーフォワード」、「家計簿Zaim」は金融機関との連携やレシートのスキャンなど多機能な点が評価されています。一方、「かけ~ぼ」はユーザーによる入力が必要なデータが多く機能面ではシンプルですが、主体的に家計管理をしたいユーザーには人気のようです。

上位3アプリを比較すると?

ご紹介したすべてのランキングで高ランクに位置している「楽天カード」「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行アプリ」。この3アプリについて、昨年2017年からのMAU推移を比較してみましょう。

[データ元: App Ape(国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

クレジットカード・銀行のアプリ利用者は、基本的にその金融機関のクレジットカード・銀行口座を保有しているユーザーです。そのためMAUの推移にも、新たな口座開設者やクレジットカード契約者の数が影響していると考えられます。そのことを踏まえても、上の表からわかる楽天カードの伸びは明らかです。

キーポイントは「家計簿機能」

この順調な楽天カードアプリMAU上昇の背景には、本アプリの家計簿機能が関係していると思われます。一般的なクレジットカードのポータルアプリは明細や利用履歴の確認が機能の中心ですが、楽天カードアプリはシンプルな家計簿機能を搭載しています。
ユーザーがデータを入力することも可能ですが、楽天カードの利用履歴に関しては自動的に家計簿へと反映される仕組みです。楽天カードのみを決済に利用しているユーザーにとっては、このアプリだけで利用状況の確認と家計の管理を完結できることになります。

もちろん同じことは他の家計管理アプリを併用することでも実現できますが、ひとつのアプリで一元化できるのは大きなメリットと言えます。現在は大手クレジットカード会社と比較してもまったく遜色ないほど契約者数と取引高を伸ばしている楽天カード。多くの契約者にこのアプリの利便性が「刺さった」のだとすれば、グラフの伸びもうなずける話ではないでしょうか。

ファイナンスアプリは生活に直結するアプリだけに、新たな機能追加によってはランキングに変化が起きるかもしれません。また、まったく新しいサービスがファイナンスアプリのジャンルとして台頭してくる可能性もあります。
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