
(トップ画像はGoogle Playより引用)
スマホアプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップエイプ)」で蓄積するアプリのビッグデータによると、スマホ決済アプリ「PayPay」の所持ユーザーが2018年12月7日、100億円キャンペーン告知前の11月21日に比べ19.8倍に達したことが分かりました。
PayPayは12月4日から、PayPay加盟店でPayPay決済で支払いをしたユーザーを対象に、決済金額の20%相当のPayPayボーナスを付与したり抽選で全額をポイント還元したりする「100億円あげちゃうキャンペーン」を実施中です。キャンペーン開始後初の週末となる8、9の両日の利用動向に注目が集まっています。
PayPayは11月22日から上昇トレンドに

[所持ユーザー:そのアプリの対象期間におけるApp Apeのパネルユーザーのうち、そのアプリを所持しているユーザーの割合 × 日本のAndroid利用者数]
PayPayの所持ユーザー数の推移を見ると、100億円あげちゃうキャンペーンの記者発表会があった11月22日に前日の21日比1.7倍となり、上昇トレンドが始まりました。PayPay残高への5000円以上のチャージで、1000円相当のPayPayライトが増量となる事前キャンペーン(12月3日終了)を実施したことが奏功し、100億円キャンペーン前日の12月3日には、所持者数はキャンペーン告知前の21日の25.9倍となりました。
キャンペーン開始後は決済したユーザーがSNSでPayPayで全額還元されたことを喜びの声とともに発信。TVCMでも認知を広がったことなどから、アプリの所持ユーザー数はキャンペーン告知前の21日に比べ19.8倍に増大し、過去最高となりました。
利用者数も過去最高を記録

[DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
12月7日の日間利用者数(DAU)も過去最高を記録。キャンペーン初日の前月同日にあたる11月4日に比べ、25.6倍となりました。
週末の動向とアプリのリテンションに注目集まる
TVCMなどでの強力なインセンティブを訴求した認知獲得からインセンティブを受け取ったユーザーによるSNSでの拡散まで、PayPayの一連のマーケティング施策はアプリの強力な成長エンジンとしてなっています。週末の利用動向はもちろんのこと、年末商戦への影響やユーザーのアプリのリテンション(継続利用)や、キャンペーン後を見据えた今後の施策に注目が集まります。
App Apeはアプリのデータを毎日更新しています。
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日間利用者数(DAU)、週間利用者数(WAU)、月間利用者数(MAU)の各ランキングや各アプリの時間帯別利用率、性年代別割合、1日あたりの起動回数、同時所持率が高いアプリ一覧などををいつでもPCやスマホから確認できます。
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