深掘りアプリインサイト2019:動画メディアアプリ、利用時間が一番長いのは?

0 SHARES

アプリ分析プラットフォーム「App Ape」を手がけるフラーはこのほど、蓄積するアプリの実利用データを活用し、動画アプリごとの利用時間を取りまとめました。

これまで利用者数や起動回数、所持者数といったアプリの利用頻度を「点」で示すことはできましたが、スマホ画面にアプリを表示している時間を「線」としてまとめて紹介するのは初めてです。

可処分時間の大半を占める動画アプリの利用時間ランキングからは、人々の息遣いとスマホアプリの大きなトレンドの潮流を垣間見ることができました。

可処分時間の奪い合い、課金、予約、決済体験など、これまでにない様々な視点からアプリデータを分析し、アプリのインサイトやマーケットの実相を深掘りします。(随時掲載)

アプリごとの利用時間が分かるスクリーンタイム

Appleは2018年11月、iPhoneとiPad向けのiOS12に、新機能「スクリーンタイム」を搭載しました。アプリやウェブなどにどれくらいの時間を費やしているのかをまとめて表示するものです。

ユーザーの可処分時間に占めるスマホの接触時間は年々増加傾向にあります。メディア環境研究所がまとめたデジタル定点調査2018によると、スマホに接触する割合はこの2年で35%も増えました。(出典:メディア環境研究所・デジタル定点調査 http://mekanken.com/mediasurveys/

ユーザーの可処分時間の多くを占めるスマホの実際の利用時間が把握できれば、人々の生活様式やサイクルの変化、行動やマインド、流行の移り変わりなどを、実際の生活に即した形で理解できるようになります。

利用時間とは?

今回の記事における利用時間の定義は、スマホ画面の一番前に実際にアプリが表示されている時間のことです。

スクリーンが切り替わり、スマホの画面の最前面に標示されているアプリの表示時間を集計。バックグラウンドでの起動は除きました。

したがって、バックグラウンドでの音声のみの再生は時間にカウントしていません。

「利用時間」のデータを活用すると?

利用時間を見ることによって、大きく分けて以下の3点についてそれぞれのユーザーの課題解決に貢献できる可能性があります。

・アプリ開発者の場合、自社や他社のアプリをユーザーがどれくらいの時間使用しているか把握することができます。

・コンテンツの配信者の場合、アプリの性年代別の構成を踏まえた上で利用時間を組み合わせて見ることで、ターゲットの属性や利用時間に最適な配信先選定するの役立てることができるでしょう。

・広告主の場合、広告を掲載するアプリ候補の滞在時間から広告掲載先を選定するのに役立つことになります。

上記以外にも、各動画メデイアの本当の人気の把握や、ソーシャルで利用頻度が高いアプリの抽出、可処分時間を費やしているアプリの抽出と効果的なプロモーションや広告施策の展開など、時間を軸にしたマーケティング施策の検討に大いに役立てることができます。

では、実際のデータをを詳しくみていきます。

動画アプリの利用時間を実際に調査!

ストアランキングや月間利用者数(MAU)ランキングをもとに、2018年を代表するアプリ10個を編集部が独自に選出、各アプリの利用時間を1ヶ月分集計し、1ユーザーあたりの日間平均利用時間(分)をランキング化しました。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[利用時間:対象アプリがスマホ画面の一番前に実際にアプリが表示されている時間(分)を1日あたり平均で推計。マルチタスクで利用する可能性が高いスマホの利用形態を加味し、10秒未満と連続1時間以上の表示は異常値として推計から外した]

1位を獲得したのは動画アプリの「YouTube」で約41分となりました。ストアランキングやMAUランキングの常連で、すでに世界的な人気を不動のものにしているだけに、1日の中での利用時間が突出しています。

Youtubeの利用時間は、曜日によって大きな偏りがあります。時間帯別のアクティブ率を曜日別に見ると、月曜日は日中の時間帯に大きく減少するのに対し、日曜日には1日を通じて高い利用率となっています。

休日にたっぷり利用し、平日は隙間時間や夜に利用している姿が垣間見えます。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[時間帯別アクティブ率:一日にアプリを起動したユーザーのうち、各時間帯に起動しているユーザーの割合]

2018年に大ブレイクした「TikTok」は2位にランクイン。Youtubeと異なり、15秒という限られた短い尺の動画を隙間時間にたくさん見るスタイルながらも、その中毒性から上位に食い込みました。

2018年1〜12月のTikTokの月間利用者数(MAU)の推移を見ると、1年間で5.5倍に伸長。1日あたり平均起動回数は25.9回に上ります。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数であり、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

アプリ利用時間が長ければ、アプリ内のコンテンツや広告に触れる機会が多くなります。詳細や、他のアプリの滞在時間を把握されたい場合は下記のフォームからお問い合わせください。

【ランキング結果】

1位:YouTube
2位:TikTok
3位:BuzzVideo
4位:Twitch
5位:GYAO!
6位:niconico
7位:AbemaTV
8位:SHOWROOM
9位:OPENREC.tv
10位:ミラティブ!

データ活用で新たな指標でアプリを調査!

App Apeのデータを活用すれば、時間を基軸に、

・アプリごとの月の総起動時間とユーザー数の比較
・どの年代、性別のユーザーが滞在時間が多いのか
・滞在時間が多いユーザーは他に何のアプリを使っているか

など、様々な観点から調査が可能です。

動画メディア以外の利用時間と、他の様々な指標を組み合わせてアプリ分析をカスタマイズすることも可能です。

今回の分析結果やアプリの利用時間分析の詳細については、以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ