App Ape Award 2018リポート・FROSKが語る、ユーザーの不満を最小化し継続率を10%上げる品質管理手法

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2018年に注目が集まったアプリや急成長したアプリを表彰する「App Ape Award 2018」。
今回で3回目となるイベントでは、授賞式の他、様々な分野の有識者をゲストに迎えた講演やパネルディスカッションが開かれました。

スマホアプリのクラッシュをリアルタイムに検知・解析できる日本初のツール「SmartBeat」の開発、運営を手がけるFROSK株式会社の仲井裕紀氏は、「~App Ape Award Best 100 実績!~ ユーザーの不満を最小化し継続率を10%上げる品質管理手法」と題し講演。クラッシュがアプリの運営にどんな影響を与えるのかを解説し、アプリの品質管理の重要性を提起しました。

KPIに大きな影響を与えるクラッシュ問題

アプリの品質管理において、クラッシュは大きな問題です。仲井氏によると、FROSKで検知しているアプリのエラー数は1日で3000万件以上。アプリを開発している企業にとって、この数字は他人事ではありません。

クラッシュ問題はKPIにも大きな影響を与えています。

「クラッシュはアプリの運営において、たくさんのネガティブ要素を含んでいます。中でも一番の問題は、ユーザーの離脱。クラッシュ経験の有無でユーザーの継続率には大きな差が出ているんです」(仲井氏)

FROSKがまとめたデータでは、クラッシュを経験しているユーザーと、経験していないユーザーを比較すると30日間の継続率に10%もの差が出ているそうです。

クラッシュは、新規ダウンロードの効率も悪化させます。

「『落ちる』という書き込みが多いアプリのレビュー評価は、平均1.9まで落ちます。『落ちる』レビューが少ないアプリの平均評価は3.5。これだけでもダウンロード効率に3倍以上の差が出てくるんです」(仲井氏)

アプリをクラッシュさせないことが、開発においていかに重要な要素であるか、データからもうかがえます。

「クラッシュをさせないだけでユーザー評価は上がるし、CPAはぐっと改善されます。そもそも、クラッシュを把握できなければ、クラッシュによって起きる影響ばかりが目立ってしまい、何が原因かも特定できない。これでは、適切なPDCAも回せなくなりますから、運営全体へ影響を及ぼしてしまいます」(仲井氏)

日本初!リアルタイムにクラッシュを検知できる「SmartBeat」

[資料提供:FROSK株式会社]

アプリのクラッシュ問題と向き合うために、開発者ができることはあるのでしょうか。仲井氏は、「クラッシュをリアルタイムに把握すること」がポイントだと強調します。

「クラッシュの改善には、いつ起こったのか、なぜ起こったのかを把握することが重要です。そのためにも、クラッシュが発生した瞬間にデータを取得すべきなのです。クラッシュが起こった後からでは、データを非常に取得しづらいからです。しかし、一般的なツールでは検知しづらい部分も多く、ユーザーのアプリ削除や長期の離脱、競合他社への移行につながってしまいます」(仲井氏)

FROSKが手がける「SmartBeat」が話題となっているのは、アプリ開発者が向き合うべきクラッシュをリアルタイムに検知・解析できる日本初の画期的なツールだからです。

「『SmartBeat』はエラーを原因別に分類して、発生回数や影響度によってユーザーを並び替えできます。iOS/Androidや、HTML5アプリなどのプラットフォームにもマルチに対応しています。アプリの品質にとって重要なデータや指標を可視化するなど、多様な分析機能も備えています。さらに、導入がとてもシンプル。10分もあれば利用可能です」(仲井氏)

現代においてアプリは、ユーザーの生活と密接な関わりを持つ存在です。身近であればあるほど、その使い心地にはシビアな目が向けられます。

どんなに便利で楽しいアプリでも、クラッシュが頻発すればユーザーは離脱していくもの。

仲井氏が示したデータを見ると、多数のファンがついたアプリが、クラッシュによって運営が困難になってしまったケースもあったのではないかと思えます。開発者にとってクラッシュがいかに重要で、かつ早急な対応が求められている問題なのかも、講演では実感できたのではないでしょうか。

ユーザーのクラッシュをリアルタイムに検知・解析できる「SmartBeat」。アプリの革新的な救世主として、開発者が注目しておきたい存在です。

ご興味をお持ちになった方は下記URLよりご確認ください。
https://smrtbeat.com/marketing/

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著者プロフィール:ヤマウチカズヨ
大手出版社の書籍編集者からフリーランスのライター、編集者へ。IT関係、車、旅行や美容など趣味を活かして幅広く執筆。最近はバイクにはまっており、暇さえあればツーリングへ出かけている。
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