
アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」をビジネスの現場で活用する事例をご紹介するインタビュー。今回は株式会社ジラフで「Peing-質問箱」のプロダクトオーナーを務める原田豪介様に伺いました。(敬称略)
ーー貴社ではどんな業務を担当されていますか?
原田:2017年11月にインターンとしてジラフに参加して営業を担当した後、18年4月に入社しました。19年1月からは、質問箱のプロダクトオーナーとしてプロダクトのデザインから設計、プロモーション、マネタイズまで、全てのフェーズを統括しています。

ーー質問箱はどんなユーザーが使っていますか?
原田:ユーザーは現在、男女がほぼ半々で均等です。スタートアップ界隈の有名人やインフルエンサーが使っているというイメージがあるかもしれません。実際にそうなのですが、実は圧倒的に中高生が多いんです。それぞれの仲間内で質問を出し合って、「昨日のあの面白い質問はだれがしたんだ?」みたいな会話で盛り上がるんです。
ーー質問箱はどういったチームで運営していますか?
原田:チームは14人で構成しています。エンジニアが10人、マーケティングやディレクターなどそのほかの業務のメンバーが4人です。
アプリに関わる意思決定の現場でApp Apeを活用

ーーApp Apeは貴社でどのように活用していますか?
原田:新規での事業展開をしたり、広告配信先の選定に生かしたりと、アプリに関わるさまざまな意思決定の現場で使っています。
ーー実際に分析を手がけるのは誰ですか??
原田:分析を手がけているは自分ともう一人のメンバーの2人で主に見ています。
ーー具体的にはどんなデータをどれくらいの頻度で見ていますか?
原田:類似サービスを含む自分たちが運営するアプリ以外のMAUやDAUなど数値をチェックしています。定期的に数値を追いかけるというよりも、事前インストールキャンペーンがあった時や、広告などのキャンペーン展開があった時など、どちらかというとイベントが発生した際のタイミングで見ている感じです。

ーー毎日チェックするデータもあるのですか?
原田:はい!ストアランキングや利用情報ランキング、ベータ版で提供を受けている売り上げ分析は毎日見ています。ランキングの変化を見て、ベンチマークとするべきアプリの動向をチェックしたり、事業展開するにあたって月次の売上規模想定の参考にしたりしています。
また、毎日ではありませんが、アクティブユーザーのランキングも定期的に見る価値がある項目ですね。アプリの規模感の変化を見て、適切なターゲットへの広告出稿を考える際に使えますし、ランキングで変化があったアプリを深掘りすることで、そのアプリのユーザー分析をして特性を理解し、よりアプリの利用実態に合わせた施策の展開につなげることもできます。

ーー実際に活用のシーンでそのようなことがあったのですか??
原田:実は他のアプリの担当者も「App Ape」をチェックしているのですが、次のアプリの機能追加について社内で考えていた時でした。App Apeで単純な競合だけでなく、機能やユーザー体験、可処分時間の使い方などの面で参考になりそうなアプリの起動回数やDAU、アクティブ率などを調べました。
調べたデータは、社内のリソースをどう配分して開発の優先順位をつけるかの判断材料として活用しました。内容は詳しくは言えないのですが、データを元に適切な判断につながりました。

ーーApp Apeを他のマーケターやアプリ運営者に紹介する際、原田さんだったらどう紹介しますか?
原田:「アプリの情報が網羅されていて他社のデータが見られるツール」として、ぜひ紹介したいですね。自社でも今後もぜひデータを使ってビジネスの可能性を広げていきたいです。
ーーありがとうございました!
App Apeはアプリのデータを毎日更新しています。
App Apeは、蓄積するスマホアプリのユーザーの利用データからマーケティングやビジネスの施策のヒントを発見するためのSaaSです。
日間利用者数(DAU)、週間利用者数(WAU)、月間利用者数(MAU)の各ランキングや各アプリの時間帯別利用率、性年代別割合、1日あたりの起動回数、同時所持率が高いアプリ一覧などををいつでもPCやスマホから確認できます。
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