【App Ape活用事例】「App Apeは人間のあらゆる生活様式を見せてくれます」韓国・大手広告代理店・Daehong・ビッグデータマーケティングセンター

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“App Apeは人間のあらゆる生活様式を見せてくれます。面白いですね。”

スマホアプリ先進国・韓国のデータドリブンマーケティングで広告業界をリードするDaehong(本社:韓国・ソウル)。ビッグデータ管理・分析ソリューション「DBIGS(Daehong BIGdata Solution)」を社内で開発・運用しており、最近では、総合的なマーケティング活用が可能なDBIGS 2.0へとアップグレードしました。

アイデアとクリエイティブがどの産業よりも重要となる広告業界で、韓国で広告業界の先頭を走るDaehongはどのようにデータを活用し、役立てているのでしょうか。また、App Apeは同社でどう活用されているのでしょうか。データ関連事業で常に先頭に立つDaehongビッグデータマーケティングセンターのJung-ho An責任(「責任」は役職名)とHo-young Soさんに伺いました。

率直にお伺いします。広告分野でもデータは重要でしょうか?

はい、データの重要性を日々実感しています。従来は広告クライアントの主観が判断の基準でしたが、今はデータを判断基準にする方向に変わってきています。説得の過程が明瞭かつ早くなりますし、意思決定に対して信頼が持てるからです。

これまでの消費者世論調査の対象は、ある時点で選別された標本に限られたもので、広告クライアントからすると信頼し難しいものでした。

これに対し、Instagram、Twitterなどのソーシャルから直接取れたデータは、ある程度確実な数値です。そのため、早い意思決定に役立っています。

例えば、韓国の男性ヒップホップグループ「BTS(防弾少年団)」を広告などのモデルに起用する際、今まではBTSのことがわからない、もしくはあまり興味がなかった意思決定者でも、TwitterのRTが500万以上と数値で見せると肯定的になります。客観的な数値がありますからね。

ビッグデータマーケティングセンターではどのようにデータを収集・分析されてますでしょうか?

我々は自社で構築したDBIGS 2.0とApp Apeを合わせて活用し、検索データ、アプリデータ、ソーシャルデータを総合的に収集・分析しています。

検索・アプリ・ソーシャルのデータを組み合わせることで、消費者の行動パターンを把握できるとの仮説を私たちは持っています。興味のある製品・サービスを検索して、アプリをインストールして使ってみたら、ソーシャルに評価を共有するといった具合です。

当初、ソーシャルデータだけを見ても消費者の行動パターンについての仮説立てをすることは困難でした。

そのソーシャルデータに検索データ、そしてApp Apeのアプリデータまでをかけ合わせることで、人々が必要とするものをこうやって見つけて、こうやって選んで、こういう意見を残すんだなと、消費者の行動の過程が総合的に把握できるようになりました。

ビッグデータの「ビッグ」はサイズではなく、種類だと思うんです。もちろん、サイズも重要ですが、さまざまな種類のデータを同時に見れる能力こそが大事なのです。「データは分析より解釈」です。

さまざまな種類のデータの中で、App Apeはどんな役割を果たしていますでしょうか。

App Apeでは、具体的な顧客の「行動分析データ」を把握できます。Daehongのソーシャルビッグデータ分析ソリューションのDBIGSとシナジーを生み出しながら活用できます。

例えば、最近、あるアルバイト求人アプリを見てみたのですが、50代以上のアクティブユーザーが減って、休眠ユーザーが増えた行動分析データがApp Apeで確認できました。

このデータからは、二つの仮説を立てることができます。①バイトを見つけた②バイトを諦めたーーの二つです。

その上で、他のアプリや検索、ソーシャルの各データから、どうしてアクティブユーザーが減ったのかを確認します。

このように、さまざまなデータを同時にチェックし、仮説を立てて、その仮説の検証をして、実際に仮説が合っているかどうかを確認するのです。それぞれのデータ間にシナジー効果があって良いと思っています。

普段よく使われるApp Apeの機能は何でしょうか。

”同時所持アプリ機能は、顧客ペルソナの作成によく使っています。”

我々は通常、マーケティングの対象となる消費者を定める際、「顧客ペルソナ」を作成します。昔は人口統計学を基盤に、20代女性、30代男性などといった顧客ペルソナを設定していましたが、いつの頃からか「スーパーママ」「フレンディーダディー」のように作成する場合も出てきました。

この顧客ペルソナの作成の要素に、同時所持アプリデータを掛け合わせることで、消費者の行動が具体的に見えるようになりました。Aアプリをインストールした人はBアプリも持っていて、こう行動するんだねといった具合です。消費者の「群」が同時所持アプリ機能でより具体的に見えてきたことで、顧客ペルソナに紐づくストーリー作成もより具体的になったと思います。

ちょっと面白いエピソードがあります。

「中古アプリ」という同じカテゴリーに属するアプリでも、同時所持アプリを見ると、アプリに紐づく特徴や傾向がかなり違うことに気がついたのです。

Aの中古アプリを持っている人は、分析関連のアプリとITに関わるアプリと同時に持っている比率が高かったのですが、Bの中古アプリの同時所持アプリ1位はなんと大法院(日本の最高裁判所に相当)が提供する裁判の状況や事件の進行を閲覧するアプリでした。

このことからは、Bのアプリでは詐欺の取引が頻繁に起きていることが推測できます。最高裁判所のアプリが同時所持アプリの1位にある・なしで、その中古アプリの信頼度の違いが垣間見えるんです。すごく面白いなと思いました。

“HAUと曜日から広告出稿戦略を時間帯別に詳細に策定する”

最近では、FacebookとInstagramにいつ広告を出稿するのが良いか、App ApeのFacebookとInstagramの利用状況から確かめました。平日では通勤時間帯の午前6時半〜7時、週末には正午ごろが一番利用率が高かったです。アプリのデータを見ることで、平日と週末とで違う時間帯に広告を出稿するための戦略が立てられるのです。

これらの傾向は常識の範囲かもしれませんが、行動データが存在することによって、推測や想像ではなく、データを基盤に意思決定することが可能になりました。

“App ApeのWAUとMAU推移で業界の動向を把握できます。”

App Apeでアクティブユーザー数の推移を見れば、業界全体の動向が把握できます。アプリデータは、ユーザーの行動を見せてくれるデータそのものです。そのデータには意味とともに行動の意図がありますから、それを基に業界の動向が見えてくるのです。

最近よく見ているのは、バイトや正社員向けの求人関連のアプリです。動向が全然違います。

同じように仕事を探す人が使うアプリでも、バイト求人のアプリと正社員求人のアプリとでは、勤務体系やニーズの違いから、ユーザー動向にも違いがあるように思います。App ApeのWAUとMAUの推移からユーザーの具体的な行動データを確認することができて、アプリによって異なるユーザーに合わせた、精密なターゲティングができるので、本当に助かっています。

“消費者ターゲットの比率を考慮する時、性別・年代別データを参考しています。”

あるアプリをApp Apeでクリックすると、「どの年代のどの性別に人気か」が表示されます。その中で、韓国で大きな支持を集める「Kakao Talk」を見ると、意外と50代女性に人気でした。

なんでだろうと思って、他のコミュニケーションやメッセージ系のアプリのデータを確認してみると、10代はFacebook Messageアプリにユーザーが流れていることがわかりました。

こういうことがまさに「トレンド」だと思うんです。データを見ることで、”じゃあ、Kakao Talkの広告出稿は10代ターゲットの比率をちょっと下げてみようか”といった検討をする根拠になります。性別と年代別にどのような好みと傾向を持つのか把握できるところが良いと思うのです。

“アプリ比較もよく使っています。”

競合分析は、自社の現在位置を把握するための「基本」です。特に、最近は競合関係が複雑で、意外なところからライバルが出てきます。SamsungとAppleのような伝統的な競合関係だけではなく、バーガーキングやマクドナルドの競合が「配達の民族」になったり、最近話題の「Market Kurly」になったりもあり得ます。(アプリはいずれも韓国のデリバリーアプリ)

競合間の比較ポイントと違いを洗い出すため、さまざまなチャンネルから候補を出して、比較します。だから、見たいアプリをすぐ追加して、データを比較して、アプリをすぐに入れ替えられるApp Apeの「アプリ比較」機能はとても有効ですね。

App Apeを一言でまとめると?

①とにかく面白い。人々の生活の様子が見えて面白い
②人々の興味をそのまま見せてくれるツール、ですね!

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Jung-ho An責任とHo-young Soさんのお話を聞いていると、App Apeは私たちの日常にいつも一緒にある「スマートフォンとアプリ」を通して、人々の日常や興味・関心事をデータで偽りなく見せてくれるサービスであることに気がつきました。

もっとも印象に残ったのは、「データは分析より解釈」という言葉でした。つまり、データからどんな意味を探して、どうやって人と社会を読み解くのかが大事であるということです。

App Apeは人々の生活のさまざまな様子を見せてくれるというところから、人と社会への解釈の余地が無尽にあるサービスであると思います。競合分析と顧客分析はもちろんのことですが!


App Apeではアプリに関する様々なデータを毎日更新しています。

無料版では、日々の利用情報ランキングや大きな動きがあったアプリを紹介するトレンドランキング、主要SNSアプリの利用情報、各アプリのストア情報のサマリーを見ることができます。アプリの最新動向や人気をウォッチしたり調査したりする方法を探している方におすすめです。

有料版では日間、週間、月間の利用者数ランキングや各アプリの時間帯別利用率、性年代別割合、1日あたりの起動回数、同時所持率が高いアプリ一覧など全機能を使えます。アプリのMAUやDAUなどアクティブユーザー数の調べ方で悩んでいる方におすすめです。

まずは無料版で日々のアプリチェックやベンチマーキングにApp Apeのお気に入り機能をフルにご活用ください。

(この記事は韓国版App Ape LabのHana Kimが執筆した記事を翻訳しました)