ビジネス用チャットアプリのユーザー層にある大きな違いーSlackとチャットワークの利用情報を比較ー

ビジネス用チャットアプリを使う人
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日本企業でも近年、ビジネス用チャットツールの利用が増加しています。
ビジネス用チャットツールの導入によって、社内の情報伝達・コミュニケーションのコストが大幅に削減され、よりスピーディーに業務が行えるようになりました。

ビジネス用チャットツールの代表格としてあげられるのが「Slack」と「Chatwork」です。「Slack」を提供している米国のSlack Technologies社は6月、ニューヨーク証券取引所に新規上場を果たし、「Chatwork」を提供している日本のChatwork株式会社も東証マザーズへの新規上場が承認されました。

日本のSlackとChatworkのユーザーにはどんな特徴が見られるのか、アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」のデータから深堀りしてみました。

[App Storeより引用]
[App Storeより引用]

2018年10月、SlackがChatworkのMAUを越える

2016年6月から2019年7月の「Slack」と「Chatwork」のMAUの推移は以下の通りです。いずれのアプリも利用者は増加傾向にあります。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

2018年9月までは「Chatwork」のMAUが「Slack」を上回っていましたが、同年10月から「Slack」の方がMAUが高くなっています。App Apeによる推計では、2019年7月現在も「Slack」のMAUが一歩リードしています。

Slackの所持ユーザーの8割が男性、Chatworkは6割

2019年7月の「Slack」の所持ユーザーの性年代比は以下の通りです。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性年代別比率: アプリの対象期間におけるMAUに占める年代や性別の割合]

「Slack」の所持ユーザーで最も多いのは20代男性で、全体の40%以上を占めていることが分かりました。

一方、2019年7月の「Chatwork」の所持ユーザーの性年代比は以下の通りです。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性年代別比率: アプリの対象期間におけるMAUに占める年代や性別の割合年]

「Chatwork」の所持ユーザーで最も多いのは30代男性ですが、割合としては25%程度で「Slack」に比べると所持ユーザーの年代の偏りが少なくなっています。

両アプリを比べると、「Slack」の所持ユーザーの男女比は8:2と男性が圧倒的に多いですが、「Chatwork」は6:4と偏りが少なくなっています。

両アプリともに仕事効率化アプリの同時所持が多い

2019年7月時点の「Slack」の所持ユーザーのうち、同時所持率の高いアプリは以下の通りです。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[同時所持: 対象アプリを同時に所持している割合が高いアプリ]

同時所持率1位はタスク管理アプリの「Trello」がランクインしました。「Trello」は、Slackと連携してタスクを管理することができることから、Slackユーザーには欠かせないアプリとなっています。

2位以下も仕事効率化のカテゴリに分類されているアプリが多く見られますが、3位にランクインしているのは「大学生の時間割!」というアプリです。大学のサークル活動や研究室内でのコミュニケーションにSlackを利用している大学生が一定数いることが分かりました。

2019年7月時点の「Chatwork」の所持ユーザーのうち、同時所持率の高いアプリは以下の通りです。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性年代別比率: アプリの対象期間におけるMAUに占める年代や性別の割合年]

「Slack」の同時所持アプリと同様に、仕事効率化のカテゴリに分類されているアプリが多く見られます。

特徴としては「Googleアナリティクス」や「はてなブックマーク」、「WordPress」などのウェブサイト運用に使用するアプリが多くランクインしていることが分かりました。

これらのデータの特徴から、「Slack」は若い世代を中心に利用が多く、所持アプリからは大学生やITベンチャー・スタートアップの利用が多いことが伺えます。
一方、「Chatwork」は年代層の偏りが比較的少なく、一般企業を中心に導入されていることが推察されます。

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App Apeはアプリのデータを毎日更新しています。

App Apeは、蓄積するスマホアプリのユーザーの利用データからマーケティングやビジネスの施策のヒントを発見するためのSaaSです。

日間利用者数(DAU)、週間利用者数(WAU)、月間利用者数(MAU)の各ランキングや各アプリの時間帯別利用率、性年代別割合、1日あたりの起動回数、同時所持率が高いアプリ一覧などををいつでもPCやスマホから確認できます。

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