【最新】右肩上がりのVODアプリ市場、上位アプリの性年代構成から見たそれぞれの特徴は?

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今もなお成長を続けているVOD(ビデオ・オンデマンド)アプリ市場。Amazonの「Prime Video」やコンテンツに積極投資するNetflix、日本独自の進化をとげているFODなど、様々なサービスが急激に伸びています。

VODの最新市場動向をアプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」から探りました。

今回、調査の対象としたアプリは以下の13アプリです。(五十音順)

  • Amazon Prime Video
  • FOD / フジテレビオンデマンド
  • GYAO! / ギャオ
  • DAZN (ダゾーン) スポーツをライブ中継
  • TVer(ティーバー)
  • dアニメストア-アニメ見放題サービス
  • dTV
  • Netflix
  • Paravi(パラビ)
  • ビデオパス 映画/ドラマ/アニメ見放題
  • Hulu / フールー
  • U-NEXT
  • Rakuten TV(旧:楽天SHOWTIME)

VOD、MAU合計値は1年で1.6倍に

今回調査した13アプリのMAUの合計値の推移は以下の通りです。(Androidのみ調査)

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

VODアプリのMAU合計値は右肩上がりとなっています。2019年7月のMAUを見ると、1年間で1.6倍に増加しているかたちです。

VODアプリ全体の市場規模は一定レベルで増加し続けていることが分かります。

フラー株式会社と株式会社電通デジタルが2018年7月に共同で作成したVODアプリ市場調査レポートでも、VODアプリの利用率は17%と1年前の1.3倍と増加フェーズにあることが読み取れます。

引用:アプリと広告のプロが見たVOD市場の可能性 〜VODアプリの利用率は17%、1年前の1.3倍〜電通デジタル×フラー調べ

主要VODアプリのMAUランキングを公開

2019年7月の月間利用者数(月間ユーザー数、MAU)のランキングは以下の通りです。対象となるデータは、iOSとAndroidの値を合算したものです。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブユーザー数はiOS/Androidの合算値]
[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
[アプリアイコンはGoogle Playから引用]

1位は圧倒的なMAUを誇っている「Amazon Prime Video」がランクイン。2位以下との差を圧倒的なものにしています。

2位は民放公式テレビポータル「TVer」がランクイン。3位はヤフー株式会社と株式会社GYAO!が運営する「GYAO!」がランクインしました。いずれも完全無料で視聴することができるアプリであるため、多くのユーザーを獲得しているもようです。

以下、4位「FOD」、5位「Netflix」、6位「dTV」、7位「Hulu」、8位「dアニメストア」、9位「DAZN」、10位「U-NEXT」、11位「ビデオパス」、12位「Rakuten TV」、13位「Paravi」とサブスクリプション動画配信サービスが続きます。

スポーツやアニメなどの特定のジャンルに特化したサービスに比べて、テレビドラマや映画などを幅広く配信しているサービスの方がMAUが高いことが分かります。

それぞれのアプリの性年代比からユーザー層読み解く

それぞれのアプリで異なる特徴のコンテンツを配信しているため、アプリのユーザー像に違いが見られそうです。

最も多いMAUを獲得した「Amazon Prime Video」の性年代比は以下の通りです。対象となるのは、2019年6月の利用データでiOSとAndroidの値を合算したものです。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブユーザー数はiOS/Androidの合算値]
[性年代別比率: アプリの対象期間におけるMAUに占める年代や性別の割合]
[アプリアイコンはGoogle Playから引用]

全世代で男性の利用者数の方が高いことが分かりました。最も多いのは、20代男性のユーザーであり、30代男性、40代男性と続きます

Amazonが提供する各種サービスの利用者は、プライムビデオのみならず男性の利用者が多いことから、プライムビデオの利用者も男性が多いことが伺えます。

その他の12アプリの性年代比を以下に示します。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブユーザー数はiOS/Androidの合算値]
[性年代別比率: アプリの対象期間におけるMAUに占める年代や性別の割合]
[アプリアイコンはGoogle Playから引用]
[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブユーザー数はiOS/Androidの合算値]
[性年代別比率: アプリの対象期間におけるMAUに占める年代や性別の割合]
[アプリアイコンはGoogle Playから引用]

野球やサッカーなど様々なスポーツ中継を観戦できる「DAZN」やNBA(バスケットボール)を独占配信している「Rakuten TV」、ドラマや映画などバラエティに富んだ動画コンテンツを擁する「U-NEXT」、約2800作品のアニメが見放題の「dアニメストア」はユーザーの多くが男性であることが分かります。

反対に、フジテレビ系で放送しているテレビドラマを数多く配信している「FOD」やTBS系のテレビドラマを配信している「Paravi」は、ユーザーの多くが女性であることが分かります。

また、「GYAO!」「TVer」「dTV」「Hulu」「Netflix」「ビデオパス」は、年齢・性別問わず幅広い層にリーチできていることが分かります。

今後、VODアプリ市場がさらに拡大していく中で、よりユーザー数を増やしていくためには、性別・年代問わず幅広い層にリーチすることが重要な要素の一つであると考えられます。

ユーザーの性別・年代が偏っているアプリが、まだ十分にリーチできていないユーザー層に向けてどのような施策を打つのか、今後の注目となりそうです。

VODサービスの普及が日本の動画コンテンツ市場をどう変化させるか注目

今回は13のVODアプリのユーザー層の違いについてデータから考察しました。

いま、Netflixのオリジナルコンテンツとして配信されている「全裸監督」というドラマが今、大きな話題を呼んでいます。

地上波放送のドラマでも映画館上映の映画でもない、第3のプラットフォームによる映像コンテンツがここまで大きな話題を呼んでいるのは、VOD業界の市場規模の拡大が要因とも言えるでしょう。

Netflixを始めとしたVODサービスの普及によって、日本の動画コンテンツ市場がどのように変化していくのか、今後のVODアプリ市場の動向に注目です。

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