
App Ape Lab編集部はこのほど、2019年9月版のGooglePlay美容カテゴリの月間利用者数ランキングを取りまとめました。リクルートが運営する「ホットペッパービューティー」は、App Apeが2016年6月から現在の方式でデータを取りまとめて以来39カ月連続で首位をキープしました。美容アプリの現状と、性別年代比データから見られる特徴を紹介します。
ホットペッパービューティー、2位の4.9倍で首位独走

[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
9月のMAUランキングを見ると、1位の「ホットペッパービューティー」、3位の「minimo」、7位の「楽天ビューティ」、9位の「Hair&Make Earth(アース)公式アプリ」とサロン検索予約アプリが4つがランクイン。ショッピング系のアプリも4位の「@cosme」、6位の「NOIN」、10位の「MYメディプラス」の3アプリがトップ10入りしました。
トップ3アプリを比較

[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
上位3アプリのMAUの推移を比較すると、「ホットペッパービューティー」は2018年9月からの1年間で約1.5倍となりました。「LIPS」は2017年6月の公開後じわじわと人気を高め、2018年11月には「minimo」を抜いて2位に躍り出ました。
リップスの成長の中心は10代女性

[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
「LIPS」の成長の原動力となったのは、10代女性です。特に2018年11月からの10カ月で10代の利用者は約4.4倍に伸長。10代のMAUランキングで「ホットペッパーbeauty」を抜いて1位となりました。20代も同期間で2.7倍に伸びています。

[性年代比:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合]
性年代別の比率を見ると「ホットペッパーbeauty」は、スマホ人口が多い30代・40代の女性の利用率が高いものの、比較的幅広い世代が利用しています。
一方、「LIPS」は、10代が25.5%、20代が39.7%と若年層の利用が大半で、高校生や大学生といった学生層が多いことが伺えます。「minimo」20代が47.3%、30代が32.8%と若年層を中心としながらも「LIPS」に比べると少し年齢層が上がっています。
利用のピークは21時

[HAU(Hourly Active User):そのアプリの対象期間における、時間帯ごとのアクティブユーザー数であり、その時間に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
時間帯別の利用者数(2019年9月)の特徴ある動きを見ると、「ホットペッパーbeauty」は昼の12時と21時にピークを迎えます。「LIPS」は19時〜21時にかけて急激に利用者数が増えています。
男性も傾向変わらず

[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
男性を対象とした2019年9月のMAUランキングを見ると、出してみてわかるように、近年では男性の中にも美容に興味を持つ人が増えてきているのに対して、男性のMAUランキングは、全体のMAUランキングと大きな変化がありませんでした。
今後もアプリに関係する複数の指標の動きなどを踏まえながら、美容カテゴリの変化に注視する必要があるでしょう。
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App Apeは、蓄積するスマホアプリのユーザーの利用データからマーケティングやビジネスの施策のヒントを発見するためのSaaSです。
日間利用者数(DAU)、週間利用者数(WAU)、月間利用者数(MAU)の各ランキングや各アプリの時間帯別利用率、性年代別割合、1日あたりの起動回数、同時所持率が高いアプリ一覧などををいつでもPCやスマホから確認できます。
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