旅行アプリMAUランキング発表!秋の行楽シーズンに伸びる宿泊予約アプリは?【2019年9月版】

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App Ape Lab編集部はこのほど、Google旅行&地域カテゴリの月間利用者数(MAU)ランキングを取りまとめました。アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」のデータから抽出。秋の行楽シーズンを直前に控え、旅行に欠かせない宿泊検索・予約アプリのMAU上位3アプリの特徴も比較しました。

強い地図アプリ、交通系、宿泊予約系も上位に

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

旅行&地域カテゴリーの2019年8月の1位はGoogleの「マップ(グーグルマップ)」2位はYahoo!Japanの「Yahoo! MAP」となりました。両アプリはマップ機能が主な利用方法ですが、そのまま宿泊先の予約もできます。

プラットフォーマーであるGoogleやYahoo!が一つのアプリ内に場所の検索から口コミ情報、ホテルの空き状況確認、予約まで一連の機能を有することで、地図利用を起点に流入したユーザーを囲い込む戦略が透けて見えます。

3位のJR東日本の「モバイルSuica」は、モバイル決済の象徴であるSuicaの利用者層の分厚さを背景にランクイン。

7位のオリエンタルランドの「Tokyo Disney Resort App」は、ディズニーランドのアトラクションの空き情報や、ファストパスと呼ばれるアトラクションの優先利用パスの取得の他、ホテルのルームキーの機能なども搭載。日本屈指の年間来場者数を誇るディズニーリゾートを訪れる際に必要なサービスをアプリに集約したことが、利用増を加速させる要因となっています。

8位に「ANA」、10位に「JAL」と空席検索や予約、座席の変更といった搭乗に必要な一連の機能を有する航空キャリアのアプリがランクイン。4位に「じゃらん」、5位に「楽天トラベル」、9位に「ブッキングドットコム」と、宿泊検索予約アプリ3アプリがランキング入りしました。

じゃらん、楽天トラベル、ブッキングドットコムのメインの年代層は?

旅行&地域カテゴリの上位10アプリのうち、宿泊検索・予約専門アプリとしてランクインした「じゃらん」「楽天トラベル」「ブッキングドットコム」の利用やユーザーの特徴を比較すると、年代層を中心に違いが浮かび上がりました。

[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[性年代比:そのアプリの対象期間における所持ユーザーのうち、男女×年代でみたときの各世代の割合]

リクルートライフスタイルが発行する紙媒体の旅行専門誌から生まれた宿泊予約アプリ「じゃらん」のMAUは、2019年1月〜8月の8ヶ月間で35%増加。MAUを10代ごとに区切った性年代別の構成を見ると、50代男性が15%と最多。以下、40代男性(14.8%)、30代男性(14.3%)、30代女性(13.4%)、40代女性(12.8%)、50代女性(10.0%)と続きます。

10〜20代の割合は合計しても11.6%にとどまり、全体のボリュームから見たアプリのメインユーザーは40代前後の年齢層であることが分かります。夏の旅行をけん引している層であることが伺えます。

楽天が運営する「楽天トラベル」は2019年1〜8月で48%増加。性年代別に見ると40代男性が19.5%と最も多く、50代男性(16.6%)、30代男性(15.6%)、40代女性(12.3%)と続きます。20代以下の割合は10.9%で、メインのユーザー層はじゃらんと同様30代以上で、特に40代以上の男性が40.1%を占めています。

「ブッキングドットコム」は2019年1〜8月で約39.5%増加。性年代別では40代女性が最多の14.3%で、以下、20代男性(14.1%)、50代女性(12.7%)、30代男性(11.5%)、50代男性(11.2%)と続きます。20代以下の割合は24.8%となっています。

「じゃらん」と「楽天トラベル」は20代以下が10%ほどにとどまり、中高年の利用がメインであるのに対し、ブッキングドットコムは20代の割合が他の2アプリに比べて高く、アプリのユーザー層の特徴が出ました。

ユーザーは旅行系アプリを併用

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ]

「じゃらん」の同時所持率の高いアプリをみると、上位には旅行&地域カテゴリのアプリがずらりと並びます。

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ]

「ブッキングドットコム」は上位5アプリが「ホテルズドットコム」「Trip.com」、「Skyscanner」、「エクスペディア」、「Agoda」と旅行系アプリの中でも海外発のアプリが目立ちます。

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[同時所持:対象アプリと同時に所持されているアプリ]

一方、「楽天トラベル」の同時所持率が高い上位5アプリは「楽天ブックス」「楽天gateway」「トラベルコ」「楽天デリバリー」「東横イン」とホテル・旅行系の中に楽天グループ関連アプリが入ってきます。

3つのアプリに共通して言えるのは、ホテルや航空券の比較アプリが上位にランクインしていることです。ユーザーは宿泊先や交通手段などで複数のアプリを使って検索や予約行動を取っている姿が垣間見えます。

これらのアプリの同時所持の状況を読み解き、メインのユーザーの行動やアプリ利用の傾向のヒントを見出すことで、自社アプリの施策のヒントとするだけでなく、様々なビジネスの新規創造や打ち手のアイデア出しに活用できるのです。

シニアのスマホアプリ利用も伸びている。 旅行系アプリはこれからが正念場

App Apeによると、旅行&地域のアプリの上位100アプリの合計MAUは、2019年1月から8月で16.6%伸長しました。高齢化が進んでシニア世代のスマホアプリ利用が活発になればなるほど、余暇活動として旅行を楽しむユーザーによる旅行系アプリの利用も活性化するはずです。

参考:PRTIMESリリースApp Ape、対応アプリ数を約3,000タイトル拡大

小規模アプリに対応 世界初、シニアに絞ったアプリ利用分析が可能に

スマホネイティブの若年層によるアプリを使った旅行行動も多様化しています。Airbnbなど新たな視点や付加価値で勝負する旅行系アプリがその代表です。既存の宿泊予約アプリとアイデアで勝負する新興勢力のアプリがそれぞれ知恵を絞り、新たな顧客獲得に動く姿は今後も変わらず続くでしょう。

ぜひこれらのデータを参考に、秋の行楽シーズンに活用するアプリを選んだり、旅行に絡めたアプリやビジネスの企画のヒントにしてみてはいかがでしょうか。

App Apeはアプリのデータを毎日更新しています。

App Apeは、蓄積するスマホアプリのユーザーの利用データからマーケティングやビジネスの施策のヒントを発見するためのSaaSです。

日間利用者数(DAU)、週間利用者数(WAU)、月間利用者数(MAU)の各ランキングや各アプリの時間帯別利用率、性年代別割合、1日あたりの起動回数、同時所持率が高いアプリ一覧などををいつでもPCやスマホから確認できます。

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