最新版・ショッピングアプリトレンドランキング 急速に広がるPayPayフリマ、フリマアプリは三つ巴が決定的に

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App Ape Lab編集部はアプリ分析ツールApp Ape(アップ・エイプ)のデータを元に、2019年11月のスマートフォン(スマホ)アプリのトレンドランキング(前月に比べてアクティブユーザー数が純増した数や増加割合をランキング化、対象はAndroid)を取りまとめました。

今回は、トレンドランキングの全体を概観した上で、特に伸びているショッピングカテゴリーのTOP10を調査。主要なフリマアプリの年齢層や男女比を比較した上で、今後市場が歩むであろう道筋を考察していきます。

11月版トレンドランキングはPayPayフリマが急上昇1位に。

2019年11月のトレンドランキングは以下の通りです。(左:全体 右:ショッピング)

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

大型ECサイトがブラックフライデーに合わせたセールや消費増税に伴うキャッシュレス還元のキャンペーンを開催した影響で、ショッピング系アプリが軒並み順位を上げており、「Amazon」「楽天市場」「PayPayフリマ」と3つのショッピング系アプリが全体ランキングのTOP10に入りました。

中でも、2019年10月初旬(Android版は下旬)にリリースされたばかりの「PayPayフリマ」が同ランキングの全体・ショッピングで首位を獲得。リリースから1カ月程度で利用ユーザー数が急増しており、既にサービスを開始している大手フリマアプリとの差を大きく縮める形となりました。

PayPayフリマ、前月比約9倍のユーザー集客に成功。その要因とは

トレンドランキング首位を獲得した「PayPayフリマ」は、ショッピングカテゴリーの月間利用ユーザー数ランキング(MAU)では15位と大手ショッピングアプリには及ばないものの、前月比のユーザー増加率がおよそ9倍に増加。MAUランキングも前月に比べ42位もランクアップしました。

「PayPayフリマ」がユーザーの囲い込みに成功した要因は、大規模なキャンペーンの展開と自社サービスへの横展開です。

モバイル決済アプリ「PayPay」のポイント還元キャンペーンのインセンティブをPayPayフリマの利用者に横展開したのに加え、別サービスの「ヤフオク!」との連携でアプリ内から「ヤフオク!」に出品されている商品を購入できるようにするなど既存の自社サービスとの連携や誘導を積極的に展開。ユーザーの利便性向上に加え、注力分野であるPayPay利用促進にもつなげました。

「PayPayフリマ」はショッピングカテゴリーの中で着実に存在感が高まっています。

フリマアプリ市場は「PayPayフリマ」の台頭により、「メルカリ」や「ラクマ」と並び三つ巴になることが決定的となり、今後も成長していくであろう市場の中で、3社の競争はますます加熱していくことが考えられます。

三つ巴のフリマアプリ、性別年齢比で紐解く現在と今後の市場動向

「PayPayフリマ」「ラクマ」「メルカリ」3つのアプリの性年代比は以下の通りです。

男性人気の高いPayPayフリマ

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性別年代比: 所持ユーザー、アクティブユーザー(MAU)毎の性別比と性別年代別比の分布]

2019年11月時点の「PayPayフリマ」は全体の6割が男性に利用されており、その9割が30代以上のユーザーです。

男性人気の高い要因として、男性比率の高い「ヤフオク!」との連携が影響していると考えられます。双方の同時所持率が高いことから「ヤフオク!」で抱えているユーザーの横断を狙う施策がうまく成功した様子が見て取れます。

女性人気の高いラクマ

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性別年代比: 所持ユーザー、アクティブユーザー(MAU)毎の性別比と性別年代別比の分布]

2019年11月時点の「ラクマ」は、「PayPayフリマ」とは反対に、やや女性人気が高く20代から40代の女性が利用者の半分近くを占めています。

2018年2月頃に「ラクマ」と楽天の子会社Fablicが運営する「フリル」という女性専用のファッションアプリが統合したことも影響しているようです。

バランス良くユーザーを抱えるメルカリ

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性別年代比: 所持ユーザー、アクティブユーザー(MAU)毎の性別比と性別年代別比の分布]

「メルカリ」は、男女比がほぼ50%で、男女ともに20代から40代の幅広いユーザーに利用されています。MAUランキングを見ても、他2つのアプリと比べて数倍のユーザーを抱えているため、現在のフリマアプリ市場では「メルカリ」が一歩リードしている状況です。

「PayPayフリマ」と「ラクマ」がフリマアプリ市場を牽引する「メルカリ」に追いつくべく様々な施策を打ち、利用ユーザー数を伸ばしていることがデータからは見えてきます。

メルカリの同時所持率を覗くと、「PayPayフリマ」と「ラクマ」の所持率はどちらも80%以上と非常に高く、メルカリが抱えていたユーザーが市場全体へと広がっている様子が見て取れます。今後の動向次第では、市場シェア率が大きく変化する可能性もあります。各社の動きに注目です。

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日間利用者数(DAU)、週間利用者数(WAU)、月間利用者数(MAU)の各ランキングや各アプリの時間帯別利用率、性年代別割合、1日あたりの起動回数、同時所持率が高いアプリ一覧などををいつでもPCやスマホから確認できます。

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