健康&フィットネスアプリMAUランキング~2020年、5G到来でブレイク必至~

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健康&フィットネスカテゴリーのアプリの多くが属するフィットネス・ヘルスケア分野は、今年2020年にスタートする予定の「第五世代通信規格(5G)の商用利用」であらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」化が進むとの予測から今後の成長に大きな期待が持てる市場と言えます。

そこでApp Ape Lab編集部はこのほど、スマホアプリ分析モニタリングプラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」のデータを元に、2019年12月の健康&フィットネスカテゴリーの月間利用者数(MAU)ランキングを取りまとめました。

健康&フィットネスアプリ市場の傾向とアクティブユーザーの特徴、令和の時代を迎えた2020年から市場がどのように変化していくのか、といった観点で解説していきます。(対象はAndroid)

1年で1.5倍に成長した健康&フィットネスアプリ市場

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

最近2年間(2017年12月~2019年12月)の健康&フィットネスカテゴリーの上位50アプリの合計MAUの推移を見ると、2017年12月から2018年12月の成長率は13.7%ですが、2018年12月から2019年12月の成長率は48.3%増と急成長を遂げており、ユーザーや市場の関心が高まっていることが見て取れます。
ランキング入りしているアプリのMAUの推移をそれぞれ確認すると、いくつかの人気アプリによる牽引ではなく、どのアプリも着実にユーザー数を伸ばしており、市場全体が成長してきているといって良いでしょう。

関連記事:2019年3月22日公開・電通デジタル・フラー データからみたヘルスケア&フィットネスアプリの今と未来

ここからは、もう少し内容を深掘り、2019年12月のMAUランキングトップ10に入る上位アプリの傾向を分析していきます。

健康&フィットネスアプリ、MAUランキング上位の傾向とは?

2019年12月の健康&フィットネスカテゴリのMAUランキング(App Ape推計、対象はAndroid)は以下の通りです。

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

2017年11月のランキングでは、比較的女性向けやダイエット系のアプリが多くランクインしていましたが、2019年のランキングでは歩数計や睡眠といった健康系のアプリが目立ちます。近年、健康に対する意識が強くなった影響で、自己管理に目を向ける方が多くなったことが要因として考えられます。上位アプリの性別比には大きな変化はなく、男女とも順調にユーザー数が増加する結果となっています。

MAUランキング上位のうち、機能をフィットネスに絞り、それぞれのアプリのユーザーの傾向を見ていきます。

ポイントは「機能」 顕著に表れる利用ユーザー比率の特徴

2019年12月の健康&フィットネスアプリMAUランキングに並ぶ上位6つの性別年齢比は以下の通りです。(dヘルスケア、FiNC、Google Fit、からだメイト、S Health、歩数計)

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[性別比: 所持ユーザー、アクティブユーザー(MAU)毎の年代別比の分布]
[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[年代比: 所持ユーザー、アクティブユーザー(MAU)毎の性別比の分布]

データから6つのアプリを使用するユーザーの性別比と年齢比の特徴を以下の通り考察しました。

  • dヘルスケア:男女比均等/40代から人気
  • からだメイト:男女比均等/40代から人気
  • FiNC:女性ユーザーが多い/30代女性に人気
  • Google Fit:男性ユーザーが多い/30代男性に人気
  • S Health:やや男性ユーザーが多い/若年層に人気
  • 歩数計:やや男性ユーザーが多い/50代以上から人気

上記アプリを使用するユーザーの傾向には、それぞれのアプリが有する「機能」が大きく関係しているもようです。
ユーザーの傾向が近い「dヘルスケア」と「からだメイト」は、体重管理や歩数計測など健康管理やに関する複数の機能を備えており、男女問わず多くのユーザーのニーズをおさえることでバランスの取れたユーザー構成となっています。

フィットネス系の機能だけでなく、栄養士や料理研究家が作ったレシピやプロトレーナー提案のダイエットメニューに関する情報を毎日配信するなどの機能を備える「FiNC」は、女性ユーザーが多い傾向にあることが見て取れます。

「Google Fit」と「S Health」は、サイクリングやスポーツといった運動の負荷を計測・記録できる機能となっており、若年層や30代男性といった世代を中心に広まっているようです。

50代以上のユーザーから支持されている「歩数計」は、歩いた歩数を自動で記録し、消費カロリーや歩行時間、距離をグラフで確認できるというシンプルで明快な機能を売りにしています。複雑な操作が必要なくスマホアプリに対するリテラシーが高くない年齢層にも扱いやすいUIとなっています。

5Gの商用利用開始でさらなる急成長の可能性も

大きく成長を遂げる健康&フィットネス系アプリの市場についてここまで解説してきました。
今年は、5Gの商用利用が解禁されます。それを皮切りに健康&フィットネス市場のIoT化がさらに進み、今後も順調に成長していくことは、これまでの数字からも大いに期待が持てます。

もちろん5Gの商用利用で変化するのは、健康&フィットネス系のアプリに限った話ではなく、アプリ市場全体で大きな動きが起こることは容易に想像できます。市場やユーザーの動きをいち早く察知しマーケティングやビジネスに活かすことの重要性がますます高まっていきそうです。

App Apeはアプリのデータを毎日更新しています。

App Apeは、蓄積するスマホアプリのユーザーの利用データからマーケティングやビジネスの施策のヒントを発見するためのSaaSです。

日間利用者数(DAU)、週間利用者数(WAU)、月間利用者数(MAU)の各ランキングや各アプリの時間帯別利用率、性年代別割合、1日あたりの起動回数、同時所持率が高いアプリ一覧などををいつでもPCやスマホから確認できます。

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