
「バズる(投稿が拡散する)」SNSの代名詞とも言える「ツイッター(Twitter)」。
世界的なユーザーボリュームは「フェイスブック(Facebook)」や「インスタグラム(Instagram)」などと比べて小さいですが、日本国内ではフェイスブックやインスタグラムを超えるユーザーを獲得しており、トレンド検索などによく使われているのが特徴です。
ツイッターで多くのユーザーに投稿を閲覧してもらいたい場合は、ユーザーのツイッター利用時間帯などを参考として知っておくと便利です。
今回はツイッターを活用したSNSマーケティングを成功させたい担当者の方向けに、日本国内のツイッターアプリの利用データをもとにして、投稿に最適な時間帯などを割り出してみました。
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1年間でユーザー数30%増
2019年2月から2020年2月におけるツイッター、インスタグラム、フェイスブック各SNSの月間アクティブユーザー(MAU)推移を調査すると、ツイッターは2019年2月~6月ごろに掛けて大きな伸びを見せているのが分かりました。
フェイスブックはちょっとした上がり下がりはあるものの、全体的にMAUが横ばいなのがわかります。アメリカではフェイスブック利用者が伸び悩んでいるとのことですが、日本でも似たような状況になっているのかもしれません。
一方フェイスブックの関連サービスでもあるインスタグラムは、ツイッターと同じく順調なMAUの伸びを見せています。このままMAUが伸びていけば、ツイッターに匹敵するSNSになっていくでしょう。

[MAU (Monthly Active Users): そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
インスタグラムも同じですが、ツイッターのユーザー数はまだまだ衰えそうにありません。今では個人の情報発信の場としてだけでなく、
・企業公式アカウントを活用してのファン獲得投稿
・ツイッターで活躍しているインフルエンサーとのタイアップ投稿
・ツイッター広告を使ってのキャンペーン広告出稿
など、マーケティングにおいてもさまざまな使い方がされています。
ツイッターでは、どの時間帯に投稿するかが多くのユーザーに投稿を見てもらうための一つのポイントになります。
なぜなら、Twitterのタイムラインは基本的に時系列に投稿が並ぶため、古い投稿はどんどん押しやられてユーザーの目に付きにくくなるからです。
なるべく閲覧ユーザーの多い状況でリアルタイムに投稿を行った方が、投稿の露出率も上がりやすいでしょう。
ターゲットユーザーによって利用時間帯が変わってくる可能性もありますが、リツイートやいいね!などが狙いやすい時間帯傾向を知っておくと参考データとしてきっと役立つはずです。
そこで次の章からは、2020年2月のツイッターアプリユーザーのアクティブ率を
・時間帯
・曜日
の2つに分け、判明した最適な投稿時間帯・曜日などを解説していきます。
アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」の利用データを、分析用データとして参照します。
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最新版!ユーザーが多いのはこの時間帯

[HAU (Hourly Active Users): 対象の時間帯における、時間別アクティブユーザー数で、1時間に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
上記データは時間帯と曜日でアクティブ率を分けて表示した表で、
・濃い赤になるほどアクティブ率が高い時間帯
・濃い緑になるほどアクティブ率が低い時間帯
となっています。
通勤・通学時間帯に小さなピーク
深夜前後の時間帯はアクティブ率が低いですが、6時ごろから急にアクティブ率が上昇します。
そして7~8時の間にさらにアクティブ率は高まりを見せ、小さなピークを迎えます。
6時~8時ごろは、通勤や通学する方が増える時間帯です。
・朝食を食べて家を出る間にツイッターを確認する
・電車やバスなどでツイッターをのぞく
・始業時間までの少しの間に、ツイッターで情報収集する
など、仕事や学校が始まるまでのさまざまなタイミングでツイッターを確認していることが伺えます。
ちなみに、平日と比べて土日の6時~8時のアクティブ率は控えめです。
休日は出勤・通学が発生せず、家でゆっくり寝ている人が多いことが予想されます。
日中のランチの時間帯、12時~13時辺りが大きなピーク
12時~13時の間は、一般的にお昼の休み時間となることが多いでしょう。
今回のデータでもそれが色濃く現れており、12時~13時の間にアクティブ率が最大化し一つの大きなピークを迎えています。
スマホを操作しながら情報を検索し、お昼休憩やランチを取る方はよく見かけられます。
ツイッターもその影響を受け、アクティブ率を大きく伸ばしていることが分かります。
ゴールデンタイムは夜、20時~22時はどの曜日でもほぼ20%越え
夜になると通勤や通学から帰ってきて、家でゆっくりする方が増えてきます。
当然ツイッターもその影響を受け、夜中は大きく利用者数が伸びています。
特に20時~22時の間は土曜日20時~21時のアクティブ率を除いて、全曜日で20%を超える高いアクティブ率が確認できます。
この前後の時間もアクティブ率は赤色になっており、ゴールデンタイムと言える時間帯になっています。
土曜日・日曜日はアクティブ率の高い時間帯が多い
土曜日・日曜日は、出勤・通学がないので平日に比べ多くの方がツイッターを利用していることが予想されます。
データでも平日と比べ、土曜日・日曜日のほうが全体的にアクティブ率が高い傾向にあります。
12時~13時や20時~22時など、ピークになる時間帯の傾向は平日とあまり変化がありません。
しかし、平日ではアクティブ率が下がる時間帯でも、休日は高いアクティブ率を維持しています。
1年前よりもまんべんなくアクティブ率増加、日中や夜は顕著
2020年2月のちょうど1年前、2019年2月のデータと比べてみましょう。
アクティブ率は、1年間で順調に大きく伸びていることが分かります。
特に日中や夜は、5%前後と高い伸びを記録しているのが一目瞭然です。

[HAU (Hourly Active Users): 対象の時間帯における、時間別アクティブユーザー数で、1時間に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
おすすめのベスト投稿時間は3つ
今回はApp Apeのデータをもとに、アクティブ率を細かく分析してきました。
その中でも特におすすめしたいベストなツイッター投稿時間は、
①木曜日の20時〜22時
②日曜日の20時台
③月曜日・水曜日の21時台
です。
上記時間帯にリアルタイムで投稿ができれば、より多くのインプレッションを獲得することに寄与できるかもしれません。
ツイッターは同時閲覧数が多ければ多いほどリツイートが起きやすくなり、予想以上の拡散で大きな宣伝効果を得られる可能性があります。
ただし、上記時間帯はいずれも夜間となり、リアルタイムで投稿作業を行うのは困難な場合もあるかと思います。
ベストな時間帯を狙って確実に投稿するには、Twitterの予約投稿ツールを活用するとよいでしょう。
すぐに利用できる予約投稿ツールは、「TweetDeck」です。
「TweetDeck」はツイッターの公式がリリースしている無料のクライアントで、すぐにログインして利用することができます。
使い方も
1.上部ツイートアイコンから、ツイート編集画面を開く
2.内容を編集し、「Schedule Tweet」をクリックして投稿時間を決める
と、非常に簡単です。
他にも予約投稿が実施可能なTwitterクライアントは複数あるので、気になる方はぜひ調べてみてください。
今回ご紹介してきたデータはあくまで参考の一つであり、アクティブ率がピークの時間帯に投稿すれば一番大きな効果が狙えるとは限りません。
また、投稿内容など他の要素によっても、ユーザーからのいいね!やリツイートなどのアクションが狙いやすい時間帯は変化するでしょう。
「マーケティング初心者でまだ十分なツイッター投稿データが取れていない」という場合は、
1.複数のピークタイムに、投稿を出し分ける
2.どの時間帯に投稿すると一番効果があるのか効果測定をする
といったテストを行いながら、投稿の効果が見込める時間帯を分析してみてください。
さらに詳しいデータや他のアプリの時間帯ごとのアクティブユーザーの動きを知りたい方は、お気軽にこちらからApp Apeの無料版をお試しください。
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