【2020年最新版】人気ライブ配信アプリを徹底比較!MAUと利用頻度から見る市場分析

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若者の間にすっかりと定着した感のある、ライブ配信文化。YouTubeと違い、編集が要らない気軽な配信体験と配信者とのコミュニケーションで人気を集めています。
本記事では「App Ape」で蓄積するデータをもとに、2019年4月から2020年3月までの人気のライブ配信アプリについて、インストール数やアクティブユーザー数などを並べて分析していきます。

老舗アプリ「ツイキャス」が首位をキープ。市場全体のユーザー数が増加中

「App Ape」で調べた、2019年4月から2020年3月までのライブ配信アプリの月間アクティブユーザー数は以下の通りです。

[データ元: App Ape (国内約3万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

老舗のライブ配信アプリ「ツイキャス」が圧倒的なユーザー数で、ピックアップした他アプリと比べても1年以上も首位をキープしています。
その他の比較した5アプリも順当にユーザー数を伸ばしてきており、市場規模自体の成長も伺えます。

その中でも「ニコニコ生放送」の大躍進には目を見張るものがあります。2019年7月頃から「ツイキャス」に迫る勢いで急激にユーザー数を伸ばしている点は、今後注目したいポイントの1つです。

ここからは、ランクインした各アプリの特徴にフォーカスを当てて紹介していきます。

※App Apeの有料会員様はこちらからMAU推移がご覧可能です。

それぞれのアプリの特徴

各アプリの特徴は以下の通りです。

ツイキャス・ビュワー

「ツイキャス・ビュワー」の特徴は、スマホ1台で行える配信の手軽さです。性別年代比を見ると、20代の男女から人気が高く、若い世代を中心にゲーム実況やカラオケ配信など様々な放送が行われています。
また、TwitterやFacebookといったSNSとも連携しており、SNSアカウントさえもっていれば配信中のコメントができるため、視聴者側の敷居の低さも人気のポイントです。

Pococha Live

「Pococha Live」は、配信者を応援するためのコミュニティ「ファミリー」機能が実装されていることが特徴です。また、フィルタ機能が充実しており、ライバーさんがノーメイクで配信しやすいことも魅力の一つです。
実は下記のSHOWROOMと同じDeNAが運営しており、DeNAが以下にライブ配信に力を入れているかがわかります。

SHOWROOM

「SHOWROOM」の特徴は人気タレントや人気声優のライブ配信が楽しめることです。直接コメントを通じてコミュニケーションが取れたりギフトに反応してくれたりと、芸能人を身近に感じることができます。
年代比で見ると、20代~40代を中心として幅広く人気を集めています。
ゆるい企画からしっかりとした企画まで、幅広い配信が行われており、普段はテレビ越しでみる人気タレントのプライベートな一面などを見れることも人気の一因でしょう。

17 ライブ(イチナナ)

「17ライブ(イチナナ)」の特徴は、配信中のコメントだけでなく、ステッカーを貼ったり絵を描けるなど、配信を盛り上げる機能が充実している点です。
日本のみならず、海外の配信も視聴できるので、世界中の配信者と気軽に交流できることも魅力のひとつです。

ふわっち

「ふわっち」の特徴は、5種のランキングに応じて貰えるポイントを現金に換金できる機能が付いていることです。性別年代比では、30代男性を中心に人気が高く、配信は20代~40代の男女のユーザーによる雑談がメインとなっています。

ニコニコ生放送

「ニコニコ生放送」は、2008年にニコニコ動画のサービスの一環として誕生した日本のライブストリーミングサービスの元祖とも言えるアプリで、ゲームやアニメの公式放送として利用されるのが特徴です。
性別年代比を見ると、20代の男女を中心に人気があり、多種多様な動画配信を行っています。
一時期はユーザー数が減少したものの、近年では新規機能を大幅に充実させ、収益機能を追加するなど、根強いブランド力で再び注目を集めています。アプリは現在急上昇中です。

次からは、各アプリが日常でどの程度利用されているのかについて紹介していきます。

※App Apeの有料会員様はこちらから性別年代比を確認できます。

利用頻度に差が生まれている各ライブ配信アプリ

各ライブ配信アプリの「利用頻度別ユーザーの割合」は以下の通りです。

[データ元: App Ape (国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[ユーザーの利用頻度別の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]

休眠ユーザーは各アプリ30%~50%以内に収まっています。中でも「ニコニコ生放送」の飛び抜けて低い休眠率には注目したいところです。ヘビーユーザーやミドルユーザーの比率は決して高くないものの、最低でも月に1度は利用するライト層の獲得によって、2019年7月頃からの成長に繋がったと考えられます。
また、「Pococha」や「ふわっち」は利用頻度の高いヘビーユーザーの比率が高く、逆にMAUの高い「ニコニコ生放送」「ツイキャス」「SHOWROOM」はヘビーユーザーが低くなっている点も抑えておきたいポイントです。

次の項目からは”MAU”と”利用頻度”の乖離についてより深く考察していきます。

※App Apeの有料会員様はこちらからMAU推移がご覧可能です。

なぜ「MAU」と「利用頻度」は乖離しているのか

上記の項目で、ライブ配信アプリはMAUの規模が拡大するほど、ヘビーユーザーの比率が下がる構造となっていました。
これは、アプリの枠内でフィーチャーされる配信者の数には限界があることから、特定の配信者に視聴者が集中し、一定の視聴者がついた配信者を近い存在に感じられなくなってしまうことなどが考えられます。
急激にMAUが増加したアプリでは、密なコミュニケーションを目的とした「ライブ感」を楽しみたいユーザーのニーズとはマッチしない可能性が高く、ヘビーユーザーの割合が下がる傾向にあるのではないでしょうか。

逆に、成長段階のライブ配信アプリでは、配信者と視聴者の数が増加傾向にあり、需要と供給が良いバランスになっていると言えそうです。
ライブ配信アプリでは、一定の期間でどれだけのユーザーを集め、どの程度定期的に利用してもらえるのか、といったMAUと利用頻度の2つの指標が重要になります。
この2つの指標を改善するには、それぞれの指標に合った施策を検討し、トライ&エラーを繰り返していく他ありません。

そのため、競合アプリはもちろん、他カテゴリーの人気アプリの利用動向を監視して、他社がどのような施策で成功しているのかを抑えておくと、自社アプリの改善に役立つはずです。

App Apeではアプリに関する様々なデータを毎日更新しています。

無料版では、日々の利用情報ランキングや大きな動きがあったアプリを紹介するトレンドランキング、主要SNSアプリの利用情報、各アプリのストア情報のサマリーを見ることができます。アプリの最新動向や人気をウォッチしたり調査したりする方法を探している方におすすめです。

まずは無料版で日々のアプリチェックやベンチマーキングにApp Apeのお気に入り機能をフルにご活用ください。