【2020年2月版・ビューティアプリMAUランキング】首位「ホットペッパービューティ」を10代人気の「LIPS」が追い上げる

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 若い世代を中心にビューティアプリが人気を集めています。本記事では「App Ape」で蓄積するデータをもとに、最新のビューティアプリに関するMAUランキングを調査しました。若年層を中心として躍進を続けるアプリを中心に、ランキング動向と変動の理由について詳しく考察いたします。

【2020年2月】ホットペッパービューティーの独走は変わらず。LIPS、トリビューの動向に注目

App Apeの2020年2月美容カテゴリアプリMAUランキングは以下の通りです。

2020年2月美容カテゴリアプリMAUランキング(Android+iOS)

順位アプリ名前月変動(順位)
1位ホットペッパービューティー0
2位LIPS0
3位minimo0
4位@cosme0
5位楽天ビューティ+1
6位NOIN+1
7位ネイルブック-2
8位ローリエプレス0
9位トリビュー+3
10位TroveSkin0

Note

  • データ元: App Ape (国内数十万台のスマートフォン端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数

前月と比べて4位までに変動はなく、「ホットペッパービューティ」「LIPS」「minimo」「@cosme」といった美容業界を牽引するアプリが引き続き上位に並ぶ形になっています。
とはいえ、ユーザー数だけを見ると首位の「ホットペッパービューティー」が2位以下に圧倒的な差をつけて独走状態です。

そんな中、2位のコスメ・メイク・化粧品の口コミ検索アプリ「LIPS」は毎月のように成長を続けています。1年前と比べるとユーザー数が2倍以上に増えており、驚異的な成長です。
「LIPS」は強豪ひしめく美容業界で、2017年にリリース開始と比較的後発のアプリです。しかし若年層の口コミに対する影響力に目をつけ、既存の商品紹介とは一線を画したサービス内容で一気に人気を集めています。
首位の「ホットペッパービューティ」との差も徐々に縮めてきており、今後の成長は注目したいアプリの1つです。

今後も「LIPS」がこの勢いを継続できればMAUランキングのヘア&ビューティーカテゴリーは「ホットペッパービューティー」と「LIPS」の2強といった構図に変わることも往々にしてあり得ます。

また、その中で美容整形の写真・口コミSNS「トリビュー」も前月から3ランクアップして今回9位に上昇している点も見逃せません。「トリビュー」は健康保険適用外の美容保険や美容皮膚科、矯正歯科などを対象にした美容医療・整形の口コミ&予約アプリです。

美容整形に特化したサービスが急上昇していることからも、美容整形の認知が高まり、徐々に一般化してきたことが今回のランキングから伺えます。今後も若年層を中心に、美容整形の需要は高まっていくでしょう。

ここからは、ランキング首位を独走し続ける「ホットペッパービューティー」と躍進を続ける「LIPS」にフォーカスを当てて紹介していきます。

※App Apeの有料会員様はこちらからビューティカテゴリーのMAUランキングにアクセス可能です。

全世代で人気のホットペッパービューティー、若年層から熱い支持を得るLIPS

まずはMAUランキングの全世代(10代・20代・30代・40代・50代以上の合計)と10代のみの順位の表をご覧ください。

順位全世代(all)10代
1位ホットペッパービューティーLIPS
2位LIPSホットペッパービューティー
3位minimo@cosme
4位@cosmeminimo
5位楽天ビューティNOIN
6位NOINローリエプレス
7位ネイルブックトリビュー
8位ローリエプレスネイルブック
9位トリビューmyreco up
10位TroveSkinHAIR

Note

  • データ元: App Ape (国内数十万台のスマートフォン端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数

上記の表は全世代のMAUランキングと10代ユーザー限定のMAUランキングを比較したものです。表の結果を見ると、全世代ではホットペッパービューティが首位ですが、10代のみにランキングを絞ると、すでにLIPSと順位が逆転しています。ユーザー数も10代に限ってみるとLIPSの方が2倍以上も多く、マーケットを独占している状態です。

またLIPSは全世代でも右肩上がりにユーザー数が増加しています。特にインターネット上の口コミ情報に敏感な20代・30代のニーズも高まりつつあることがデータから読み取れます。今後もさらにユーザー数が増加していくことは容易に想像できるでしょう。

さらに深く考察するために、双方のアクティブユーザーにおける性年代を比較したデータも紹介します。

Note

  • データ元: App Ape (国内数十万台のスマートフォン端末を分析)/性年代比率はApp Ape 推定による]

上記の表から双方の性年代を比較するとホットペッパービューティーは20~30代のユーザーを中心としたサービスであることが分かります。それに対し、LIPSは10~20代を中心とした女性ユーザーが使用しており、両サービスのユーザー像の違いが明確に現れています。
LIPSはそもそも10代を中心とした若年層ターゲット向けにサービスを開始しました。若年層ほど口コミを自分のコミュニケーションツールや備忘録として活用する傾向があるため、今後は他の年代層にどれくらい口コミサービスを訴求していけるかがカギとなりそうです。
また、LIPSにはSNSのようなタイムライン機能があり、AIによるパーソナライズによって、一人ひとりに最適な投稿を提供できる仕組みを作っている点も10代の若者に刺さっている要因ではないだろうか。
10代以外にも、ホットペッパービューティ、LIPS共に20代のユーザーもボリュームゾーンになっています。10代と比べて可処分所得が多い20代のユーザー獲得を巡る争いにも今後拍車がかかりそうです。

※App Apeの有料会員様はこちらからそれぞれのデモグラフィックの差が見れます。

Lips躍進の理由は「アクティブ率」と「起動頻度」 ミドル・ヘビーユーザーの集客に成功

上記の表は、MAUランキング上位5タイトルの利用頻度別ユーザーの割合です。この表で注目したい点がLIPSの休眠率の低さです。他の4タイトルと比べても突出して低い数値になっており、加えて10日以上アプリを起動しているミドルユーザー以上の比率やアプリの起動頻度が高いことが見て取れます。

そのため、LIPSはMAUを伸ばしているわけではなく、日々アクティブにアプリを活用するコアユーザーが定着していることが分かります。アプリの成長のカギはインストールではなく、アクティブに使用するユーザー数です。LIPSは順調な成長を遂げていると言えるでしょう。

LIPS躍進の理由は、ユーザーに求められているニーズをしっかりと果たし、質の高いサービスを提供しているからと言えます。だからこそ幅広い世代の支持を集め、ホットペッパービューティに迫る躍進を遂げているのではないでしょうか。

ここからは、その中でアプリ成長の重要な肝である「アクティブ率」について詳しく考察いたします。

※App Apeの有料会員様はこちらから起動頻度分析にアクセス可能です。

アプリビジネスの肝はインストール数ではなく、リテンション率であり、アクティブ率であり、LTVである。

ビューティカテゴリのようなサービスアプリは、一度インストールしたユーザーが何度サービスを使ってくれるか、何度コンバージョンしてくれるか、どの程度の期間に渡って使い続けてくれるかと言ったインストール後の行動指標がとても重要になります。そういった指標をクリティカルに上げていくためには、各カテゴリでもっともアクティブ率が高いアプリの施策を見ていくことが肝要です。皆様も、ぜひLIPSのアプリを試し、高アクティブ率の要因を探ってみるのはいかがでしょうか?

App Apeではアプリに関する様々なデータを毎日更新しています。

無料版では、日々の利用情報ランキングや大きな動きがあったアプリを紹介するトレンドランキング、主要SNSアプリの利用情報、各アプリのストア情報のサマリーを見ることができます。アプリの最新動向や人気をウォッチしたり調査したりする方法を探している方におすすめです。

まずは無料版で日々のアプリチェックやベンチマーキングにApp Apeのお気に入り機能をフルにご活用ください。