
SNSといったときに、まず思い浮かべるのが「Instagram」「Twitter」「Facebook」の3つのアプリでしょう。あなたもこの3つのアプリのうち、どれか1つは利用しているのではないでしょうか。
3大SNSともいえるこれらのアプリの市場は、2020年現在においても成長し続けています。したがって、現在のビジネスにおいてもこれら3つのSNSアプリを活用することは非常に有効です。
この記事では、アプリ分析ツール「App Ape」で蓄積する日本国内のInstagram、Facebook、Twitterのアプリ利用データを読み解き、あなたのビジネスに有効なSNSを明らかにします。
また、各アプリの利用頻度別のユーザーの性別・年代比率を分析することで、3つのアプリのユーザーの特徴を解説します。ターゲットとしている性別・年代にあったSNSを選択することで、目的とするターゲットと効果的な接触を図ることができるでしょう。
▼こんな方にオススメの記事です!
- 企業のSNS運用担当者
- インフルエンサー
- 個人商店を経営している方
- ビジネスでSNSを活用している方
- SNSの利用動向が気になる方
App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
※ 無料版登録で、Instagram、Twitter、Facebookのダウンロード数やアクティブユーザー数などの最新利用データをすぐにご覧になれます。
MAUはいまだ増加中!

[MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
上記3つのアプリのMAU(月間アクティブユーザー数)の推移を見ると、Facebookは横ばいですが、InstagramとTwitterは現在も増加をしており、市場が拡大し続けていることがわかります。具体的な数字を見ると、Twitterは21%、Instagramは29%増加しています。
3大SNSの実際の利用率は?
Instagramはヘビーユーザーと休眠ユーザーで二極化

[利用頻度の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]
Instagramの利用頻度別ユーザーの割合を見ると、休眠ユーザーが39.4%、ライトユーザーが20.8%、ミドルユーザーが8.3%、ヘビーユーザーが31.4%となっています。
Instagramのアプリ自体はスマホにインストールしていて当たり前になりつつあります。ただ、アカウントを開設したにもかかわらず、利用していないユーザーが4割もいることがデータから見て取れます。
ここで注目していただきたいのが、ライトユーザー・ミドルユーザーの少なさと3割を超えるヘビーユーザーの数です。
これらのデータが意味するところは、Instagramを利用するユーザーに関してはほぼ毎日利用しているということです。利用する人はほとんど毎日使っている一方で、利用しない人は月に数回しか開くか開かないかという「二極化」となっていることが分かります。

[利用頻度の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]
[性年代比:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、男女×年代でみたときの各世代の割合]
Instagramの利用頻度別の性別・年代比をみると、利用頻度が上がるにつれて女性の割合が高くなる傾向があります。
instagramは主に30代・40代のユーザーが多いので、どの利用頻度においてもこの層が多くなるのは必然的です。ただ、ライトユーザーにおいては40代のユーザーが特に多くなっており、特筆すべきデータだといえます。
ヘビーユーザーのデータを見ると、30代女性の利用が一番多くなっています。10代・20代においても、休眠ユーザーやライトユーザー、ミドルユーザーと比べてヘビーユーザーが多いのが特徴的です。
4割がヘビーユーザーのTwitter

[利用頻度の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]
Twitterの利用頻度別ユーザーの割合を見ると、休眠ユーザーが26.8%、ライトユーザーが22.8%、ミドルユーザーが8.3%、ヘビーユーザーが41.9%となっています。
3つのSNSの中でTwitterだけが、休眠ユーザーをヘビーユーザーが超えています。3つのSNSの中で1番ヘビーユーザーの割合が大きいのもTwitterです。Twitterのアプリを持っている人の4割が、ほぼ毎日Twitterのアプリを利用していることが分かります。

[利用頻度の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]
[性年代比:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、男女×年代でみたときの各世代の割合]
Twitterの利用頻度ごとの性別・年代比を見ると、圧倒的に20代のヘビーユーザーが多いのが特徴的です。また、どの利用頻度ごとのフェーズを見ても、男性ユーザーが多くなっていることも特徴だといえるでしょう。
また10代のユーザーを見ると、ミドルユーザーとヘビーユーザーの割合が多くなっています。これらのデータから、Twitterを日常的に利用しているユーザーには、比較的若年層が多いことがわかります。
Facebook、ヘビーユーザーの約6割が40代・50代

[利用頻度の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]
Facebookの利用頻度別ユーザーの割合を見ると、休眠ユーザーが57.3%、ライトユーザーが23.3%、ミドルユーザーが6%、ヘビーユーザーが13.3%となっています。
つまり、月に1日もアプリを起動しない休眠ユーザーが約6割もいるという結果です。Facebookアプリに休眠ユーザーが多い理由は、日本でFacebookのビジネス利用が多く、PCからのアクセスが多いからだということが考えられます。

[利用頻度の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]
[性年代比:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、男女×年代でみたときの各世代の割合]
Facebookの利用頻度別の性別年代比データを見てみます。ヘビーユーザーに絞って性別・年代比を見ると、男女共に40代のユーザーがとても多いことがわかります。
反対に、10代・20代のミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合が格段に少なくなっていることが特徴です。今の10代・20代がビジネスマンになるころにFacebookの利用動向がどうなるのかは注目に値するところでしょう。
まとめ
さて、記事ではApp Apeデータを使ってInstagram、Twitter、Facebookのアクティブユーザー率の分析を行いました。最後に、それぞれのアプリにおけるアクティブユーザーの特徴をまとめます。以下のような結果となりました。
- Instagramは30代女性の利用が一番多い
- Twitterは10代・20代の若年層の利用頻度が多い
- Facebookは40代の利用が多く、10代・20代の利用頻度が圧倒的に少ない
Twitter、Instagramは、まだユーザーが増加し続けており、比較的若い世代のユーザーも多くなっています。一方で、Facebookはビジネス利用が多いためか、若い世代のユーザーの割合は少ないことが分かりました。
App Apeではアプリに関する様々なデータを毎日更新しています。
App Apeは、アプリユーザーのさまざまな利用データから、マーケティングやビジネス施策のヒントを見つけ出すSaaSツールです。無料登録で、下記のデータをPCやスマホからいつでもご確認いただけます。
- アクティブユーザー数のランキング
- 急成長しているアプリがわかるトレンドランキング
- 主要SNSアプリの利用時間帯や性別年代比
- 各アプリのストア情報のサマリー など
アプリの最新動向や人気をウォッチしたり調査したりする方法を探している方におすすめです。
まずはこちらから無料版で日々のアプリチェックやベンチマーキングにApp Apeのお気に入り機能をフルにご活用ください。